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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第10回 ホンダ・JAZZ (1986)

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  • 2016.09.03

イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。今週の珍車は、50ccとは思えぬ車格でデビューした「ホンダ・JAZZ」のご紹介です!

■ホンダ・ジャズ (1986)空冷4サイクル・OHC単気筒エンジン 49㏄

■最大出力:4.0ps/7,500rpm ■最大トルク:0.43kg-m/6,000rpm


4スト・SOHC50cc単気筒のカブ用エンジンを流用した「ホンダ・ジャズ」。

強い傾斜角を持つ長いフロントフォーク、後輪は鏡面メッキ処理されたホイールを持ち、

タイヤも50ccとは思えないほどファット。ガソリンタンクもティアドロップ型。

メッキパーツも多用され、かなり本格的なアメリカン・チョッパームードを醸し出していました。


これまでも50ccのアメリカンモデルはさまざま存在したのですが、

ここまで本気でデフォルメしたモデルはありませんでした。


でも、エンジンは前述の通り、カブ用の50cc!

エンジンの耐久性、燃費、乗りやすさは折り紙付き。

それでいて遊び心に溢れた外観にアフターパーツマーケットはもちろん反応し、

安価にカスタムを楽しめるバイクとして人気を博しました。


ジャズは1986年に発売され、1997年まで製造されましたが、

1995年にはホンダのV型エンジンを積んだ

ローフォルムのアメリカン、「マグナ750(V4)」、「マグナ250」を

メーカー自身がセルフパロディした「マグナ50」もリリースされています。


ちなみに「ジャズ」という名前は、ホンダのクルマでも何回か採用されています。


■メーカーのページはこちら。 Honda PRESS INFORMATION

制作・協力

(イラスト・文)遠藤イヅル

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