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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第14回 ホンダ・ズーク (1990)
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- 2016.11.06
イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の珍車は、特徴ある原付スクーター「ホンダ・ズーク」のご紹介です。
■ホンダ・ズーク(1990)空冷2サイクル・単気筒49cc
■最高出力:3.3ps/6000rpm ■最大トルク:0.45kg-m/4500rpm
気がついたらこのコーナー、過去に有名だったバイクも含め
「変わった原付バイクを紹介するコーナー」になっていますが、
今回もその流れで行きましょう!
自由な発想とそれを生産に移してしまう気概が楽しいホンダからは
このコーナー向けのバイクが多く出ているのですが、
第14回で取り上げる「ズーク」も、まさにそんなバイクです。
1990年にから発売開始されたズークの特徴はやはり外観です。
エンジンはどこに?と思うほどペッタンコな車体は
スケボーを意識したもの。
そこからシートとハンドルを支える棒が出ているだけ、
という斬新なデザインは、
今から25年以上前のバイクとは思えない優秀なデザイン。
アシ、ゲタとして使うことに徹したシンプルなデザインですが、
シートの高さが調整出来るのはちょっと嬉しい機能でした。
もうちょっとシートが大きいと有り難いのですが(笑)。
そして何よりも思い出されるのがタイヤ!
8インチという小さなサイズのタイヤに刻まれたトレッドパターンは
なんと「靴(ズック=車名の由来)」の絵だったのです!
「珍車」としても有名なズークですが、
生産は1年ほどしかされていない(意外!)というのも、
伝説の珍車らしいエピソードのひとつになっています。
■メーカーのページ:Honda Press Information