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【注目のバイクトピックス】Vol.8 カワサキ・ヴェルシスX250 ABS ツアラー
- 最新ニュース
- 2017.03.21
首都圏近郊のショールームやショップ・イベント等で展示されたホットなバイクを紹介するコーナーです。 第9回は、3/20(祝)に渋谷109で行われたカワサキのイベントから、注目の「ヴェルシス X250 ABSツアラー」のご紹介です。
■カワサキ ヴェルシス X250 ABS ツアラー (Kawasaki Versys-X250 ABS Tourer)
■撮影場所 / SHIBUYA 109 イベントスペース
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2017年カワサキ春の展示会<Kawasaki Cruise in Shibuya>
「SHIBUYA 109」 の入り口イベントスペースにおいて、1日限定で行われた展示会レポートです。
当日はさすが渋谷、という感じの人の多さです。
午前10時のイベントスタートと同時に大勢の若者がバイクに集まってきて大変賑わっていました。
普段、バイクに触れる機会の少ない方々も開放的な空間での展示に興味深々という感じで、
バイクに興味を持つ良い機会になったのではないでしょうか?。
今回は、ニンジャ H2、ニンジャ1000 ABS、カワサキ ヴェルシス X250 ABSツアラー、
ニンジャ250 ABS KRT エディションの4台が展示されました。
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注目の新型ヴェルシス!“アドベンチャースタイル”は今後ブームの予感!?
2017年3月15日(水)に発売になったカワサキ ヴェルシス X250 ABS ツアラー。
シリーズのコンセプトは、「Any-Road Any-Time」
オフロードスタイルの外観に250cc並列2気筒のエンジンを搭載したアドベンチャーモデルです。
とにかく快適なツーリングを目指した装備が目白押しで、
防風効果の高そうなスクリーンにアッパーカウル、ハンドガードを装備して
ライダーの疲労を軽減しています。
ベース車と比較し、この「ツアラー」にはパニアケース、エンジンガード、ハンドガード、DCソケット、
そしてセンタースタンドまで標準装備し、まさにツーリングツアラーの様相です。
国内メーカーでここまでツアラーに徹したモデルは珍しいと思います。
展示車両はエンジンガードにオプションのフォグランプを装着していました。
ギアポジションインジケーターやスリッパ―クラッチの採用も見逃せません。
歴史的にはKLE250アネーロの後継になるのでしょうか。
タイヤを見るとオンロード寄りのパターンを採用していますので、
オフローダーというよりも舗装路メインのツーリング用を想定しているのが分かります。
ロングツーリングでも最小限の疲労で楽しむことが出来そうですね。
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ライバルはホンダCRF250ラリー?
実車に触れる前にメーカーサイトの写真で見た印象では、
以前紹介したホンダ CRF250ラリーと似たようなコンセプトのようにも感じましたが、
単気筒と2気筒のエンジンやオフロードタイヤとオンロードタイヤ等の方向性の違いから、
レーシーな外観を持つCRF250ラリーとは、直接的な比較対象ではないような感じもします。
ただ、実際には両車とも舗装路でのツーリングで使う方が多数派でしょうから、
購入を検討の際にはご自身の用途に応じた視線で実車を見て跨って、
いろいろ確認してみるとそれぞれの違いが分かると思います。
車体関係では、エンジン幅に起因するタンク周りやカウルの視界に入る雰囲気は、
両車で印象が大きく異なるように感じました。
エンジンやサスペンションのフィーリングもそれぞれの世界があると思いますので
試乗する機会があれば、ぜひオススメします。
<まとめ>
今後、スズキやBMWも参入を予感するモデルを発表しているこのクラス。
スタイリッシュなデザインに軽い車体とゆったりしたライディングポジションは、幅広い層に受け入れ易いと思います。
今年、注目を集めるカテゴリーに発展しそうな予感がしますね。
<カワサキ ヴェルシス X250 ABS ツアラー>
■全長/全幅/全高:2,170mm/940mm/1,390mm
■エンジン:水冷4ストローク・DOHC4バルブ 並列2気筒 248cc
■最高出力:24kW(33PS)/11,500r/min
■最大トルク:21N・m/10,000r/min
■車両重量 : 183kg
■メーカー希望小売価格 683,640円
■メーカーのページ https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/versys-x...
(写真・文)森井智之