
今乗っている車の走行距離が増えてきたり、メンテナンス費用がかさんできたりすると、考えたくなるのが車の買い替えです。
車の買い替えをするのであればできるだけお得に買い替えたいけれど、どの時期が買い替えに適しているのかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、車の買い替えを検討するのに適した時期や、お得に買い替えができるタイミング、買い替えのために必要な準備について解説します。
車の買い替えを検討してもいい時期は?
車の買い替えを検討してもいいと思われる時期は下記のとおりです。
- 車検前のタイミング
- 車の修理費が高くなってきたとき
- 自動車税が上がるタイミング
- ライフスタイルが変わるとき
- メーカーの保証がなくなるタイミング
- 走行距離が増えてきたとき
それぞれ詳しく解説します。
車検前のタイミング
車検を迎えるタイミングは車の買い替えを検討するのに適した時期です。
新車の購入後は3年目と以降2年ごとに車検を受ける必要があり、そのたびに車検費用やメンテナンス費用が発生します。
出費が発生するタイミングは買い替えについて検討するきっかけにもなりやすいでしょう。
車の修理費が高くなってきたとき
車の修理費用が高くなってきたら、車の買い替えを検討するのに適した時期です。
新車を購入してから10年経過または10万キロの走行を超えると、エンジン回りを始めとしたさまざまな部分に使われている部品(ゴム系)を交換するタイミングになるため、修理用が高くなる傾向にあります。
- 部品の交換では部品代に加えて手間賃も発生するため、思っている以上に費用が掛かるケースもあります。
そのため、車の修理費用が高くなりやすい、新車購入から10年経過また10万キロ走行のタイミングで、車の買い替えを検討する方が多いのです。
自動車税が上がるタイミング
車を保有する場合、保有者は自動車税の支払い義務を負うことになります。また、保有する車の新車登録から一定の年数を経過したところで、自動車税の負担が大きくなります。
一般的な自動車税の重課のタイミングは下記のとおりです。
- ガソリン車:13年超(約15%の重課)
- ディーゼル車:11年超(約15%の重課)
- 軽自動車:13年超(約20%の重課)
ライフスタイルが変わるとき
ライフスタイルが変わったタイミングも、車の買い替えを検討するケースが多いでしょう。
長距離の移動が必要になるため、燃費の良い車が欲しくなる場合もがあれば、家族で移動することが増えるために、大きな車を購入したいと考える場合もあるでしょう。
メーカーの保証がなくなるタイミング
購入した車のメーカー保証がなくなるタイミングも、車の買い替えを検討するのに適した時期です。
保証の適用がなくなると、故障が発生した場合の修理費用は増えやすくなります。また保証期間が残っている場合は、車の買取価格が高くなるケースが多いです。
走行距離が増えてきたとき
走行距離が増えてきたときも、車の買い替えを検討するのに適した時期です。
自動車の性能は年々向上しているので、車が耐えられる走行距離も長くなる傾向にありますが、中古車として売却する場合は走行距離が短い車の方が有利となります。
そのタイミングで買い替えを検討するのもいいでしょう。
平均的な乗り換え時期に合わせて
自動車の平均的な乗り換え時期に合わせて買い替えを検討するのも1つです。
一般財団法人自動車検査登録情報協会が発表している車種別の平均車齢推移表によると、軽自動車を除く乗用車は8.34年、小型車が 9.37年、平均8.84年となっています。
出典:一般財団法人自動車検査登録情報協会 車種別の平均車齢推移表 (平成27年〜令和3年)
車の買い替えに最適な時期
車の快適に最も適している時期は、車が安く買えるタイミングもしくは車が高く売れるタイミングです。具体的には下記のタイミングが買い替えに最適といえます。
- メーカーの決算時期直前
- モデルチェンジ直前のタイミング
- 車が高く売れる1月~3月もおすすめ
- 中古車を買うならボーナス支給前後
それぞれ詳しく解説していきます。
メーカーの決算時期直前
車の買い替えに最適な時期の1つが、メーカーの決算時期直前のタイミングです。
自動車メーカーのディーラーでは、車の販売台数や売り上げなどを少しでも伸ばすために、決算セールなどの催し物を開催するなど、販促活動を活性化させます。
また、連結決算だけではなく四半期の決算前も車を安く購入できる可能性がある時期です。
モデルチェンジ直前のタイミング
モデルチェンジが行われる直前のタイミングも、車の買い替えに最適な時期です。一般的に、モデルチェンジのタイミングが近づくにつれて新車の値引きはしやすくなります。
また、旧モデルに乗っている場合、新モデルが販売されることで中古車の買い取り価格が大きく下落する可能性もあります。
中古車を買うならボーナス支給前後
中古車への乗り換えを考えているなら、ボーナスが支給される前後のタイミングでの購入がおすすめです。
夏のボーナスが支給される前後の6月~8月、冬のボーナスが支給される前後の11月~1月のタイミングでは、中古車の販売ペースが落ち、販売価格が下落しやすくなるからです。
車がよく売れる1月~3月もおすすめ
1月~3月も車の買い替えには最適なタイミングです。
- 毎年4月1日時点で車を保有している場合に自動車税が発生する関係から、1月~3月には多くの車が売却されます。
そのため、中古車価格は上がりやすくなりますが、在庫が充実しているために目当ての車を見つけやすくなります。
車の買い替えに向けて準備すること
車を買い替えるためには相応の準備が必要になります。具体的には下記の準備が必要です。
- 車の売却価格の相場確認
- 自動車ローンの残債の確認・繰り上げ返済
- 自動車税の納付状況の確認
- 必要書類の準備
- 任意保険の確認・切り替え
車の売却価格の相場確認
車の買い替えに向けて準備しておきたいのが、車の売却価格の相場を確認しておくことです。
車の乗り換え時に保有している車を処分する必要があります。車を購入する店舗で下取りしてもらうことで、現金化しながら処分することが可能です。
車を売却して手元に残ったお金は、そのまま新しい車の購入金額にあてることができるため、結果的に新しい車をお得に購入できるのです。
そのため、現在保有している車がどれくらいの金額で売却できるのかを知っておくことが大切になります。
車の概算の売却相場はインターネットで調べることができますし、詳細な買い取り金額については業者に見積もりをしてもらうことで把握できます。
車の買い替えに向けて、必ず確認することをおすすめします。
自動車ローンの残債の確認・繰り上げ返済
車の買い替えに向けては、自動車ローンの残債の確認を行わなければなりません。車のローンを完済できていない場合、車を売却できないためです。
車のローンを組んでいる間は、車の名義は購入したディーラーかもしくはローン会社となっています。
ローンが残っている状態で車の売却がしたいなら、ローン残債を完済(=繰り上げ返済)しなければなりません。
自動車税の納付状況の確認
車を買い替える場合は、売却を予定している車の自動車税の納付状況も確認しておく必要があります。車の買い取り業者から、自動車税を納付しているかどうか確認されるためです。
- 自動車税は毎年4月時点で車を保有している人に対して課される税金で、1年分を一括で前払します。
車を買い替える時期によっては、一括で支払った自動車税が残っており、月割分が査定額として反映されることが多いです。
必要書類の準備
車を買い替えるためには、書類の準備も必要になります。普通車の売買・軽自動車の売買に必要になる書類は下記のとおりです。
- 自動車検査証(現住所と氏名の明記があるか確認)
- 印鑑登録証明書(発行後1ヶ月以内のものを2通)
- 自賠責保険証明書
- 自動車納税証明書
- 実印
- 振込口座情報
- リサイクル券
- 自動車検査証(現住所と氏名の明記があるか確認)
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車納税証明書
- 印鑑(認印でもOK)
- 振込口座情報
- リサイクル券
また、住所変更があった場合は住民票が必要ですし、短期間に住所変更を何回も行っている場合は、戸籍の附票か住民票の除票が必要です。
さらに、結婚などで姓が変更になっている場合は、戸籍謄本も必要になります。
任意保険の確認・切り替え
車の買い替えが正式に決まった場合は、任意保険の切り替えを行う必要があります。車の保有者が加入している任意保険は、登録している車に対して補償を行うものです。
また、任意保険の車両入れ替えの手続きには、下記のような条件があります。
- 入れ替え後の車を手放していること(譲渡や売却)
- 入れ替え後の車の保有者が同じであること など
保険会社によって条件が異なるケースも考えられるので、必ず確認しておきましょう。
車の買い替えでは車の買い取り査定が必須
車の買い替えを行う場合は、現在保有している車を買い取り業者に売却することをおすすめします。ディーラーなどの下取り金額より、買い取り業者の査定金額の方が高額になりやすいためです。
そのため、買い替え前に保有車の買い取り査定を行っておきましょう。なお、おすすめの買い取り業者は下記のとおりです。
- カーセンサー
- カーネクスト
- ナビクル車査定
- ズバット車買取比較
カーセンサー
- 車の売却方法をユーザーが選択できる
- 最大30社に査定を依頼できる
- オークション方式で売却もできる
カーセンサーは株式会社リクルートカーセンサーが運営している車の買い取りや中古車販売のサービスです。
車の売却方法をユーザーが選択できるのが特徴です。
最大30社に査定を依頼して、複数社の査定額を比較したのち最も高い価格で買い取ってもらう方法と、最大5,000社が入札するオークションに出品して売却する方法を選択できます。
サイト名 | カーセンサー |
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運営会社 | 株式会社リクルートカーセンサー |
代表者 | 代表取締役社長 室 政美 |
対応地域 | 全国対応 |
出典:カーセンサー公式サイト
カーネクスト
- 査定の依頼から買い取りが完了するまでの流れがスムーズ
- 査定依頼後に電話ですぐに買い取り金額を提示
- 車検が切れているクルマや不動車の査定も可能
カーネクストは株式会社ラグザス・クリエイトが運営する車買い取りサービスです。
現車確認なしで最終査定価格が提示されるため、本査定の日程調整の必要がなく、査定費用も無料となっています。
また、車検が切れているクルマや不動車の査定も可能で、レッカー費用も負担してもらえるのもポイントです。
さらに、自動車税の還付と別に買い取り金額を提示してもらえるため、手元に多くのお金を残せる可能性があります。
サイト名 | カーネクスト |
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運営会社 | 株式会社ラグザス・クリエイト |
代表者 | 代表取締役CEO 福重 生次郎 |
対応地域 | 全国対応 |
出典:カーネクスト公式サイト
ナビクル車査定
- 最大10社に査定を依頼できる
- 申し込みをした後に買い取りの相場を把握できる
ナビクル車査定は株式会社エイチームライフデザインが運営する中古車の買い取り・査定サービスです。
また、申し込みをした後に買い取りの相場を把握できるのも、ナビクルを利用するメリットといえます。
サイト名 | ナビクル車査定 |
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運営会社 | 株式会社エイチームライフデザイン |
代表者 | 代表取締役 間瀬 文雄 |
対応地域 | 全国対応 |
出典:ナビクル車査定公式サイト
ズバット車買取比較
- 査定を依頼する前に概算の査定相場を把握できる
- 最大10社に査定依頼可能
- 大手買い取り業者も参加
ズバット車買取比較は、株式会社ウェブクルーが運営する車の査定・買い取りサービスです。
査定は最大10社に依頼可能。ビッグモーターやネクステージなど大手買い取り業者も参加しているため、安心して利用できるでしょう。
サイト名 | ズバット車買取比較 |
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運営会社 | 株式会社ウェブクルー |
代表者 | 代表取締役社長 藤島 義琢 |
対応地域 | 全国対応 |
まとめ
今回は車の買い替えに最適な時期について解説しました。
車の買い替えを検討するのに適しているのは、車検前や自動車税が重課されるとき、ライフスタイルが変わるときなどです。
加えて、新しい車を安く購入できる時期や、持っている車を高く売却できる時期もあります。うまくタイミングを合わせられれば、買い替え費用を安く抑えることができるでしょう。