
軽自動車は、維持費が安い・燃費もよい・運転しやすいなどメリットが多い車です。最近では安全装備も充実しており、緊急自動ブレーキ・誤発進抑制機能なども装備されています。
そして、コスト・利便性・安全性を考えて最新の軽自動車に乗りたい方には、カーリースの利用がおすすめです。
そこでこの記事では、カーリースで軽自動車をおすすめする理由を解説。また、カーリースで軽自動車を利用するときの注意点などを紹介していきましょう。
目次
カーリースで軽自動車は利用できる?
カーリースのサービスを提供している会社は数多くあります。ほとんどのカーリースでは、国産全メーカー・全車種から乗りたい車を選ぶことが可能で、カーリースでもさまざまな軽自動車をリースできます。
つまり、軽自動車に乗っている世帯は全体の50%を超えていることが分かります。こうした数字から分かるように、軽自動車は需要の高い車です。
そのため、カーリース会社も軽自動車の人気や需要を見越して、軽自動車をリースできる体制を整えています。
出典:全軽自協
軽自動車のカーリースをおすすめする理由
- 初期費用・頭金なしで軽自動車の新車に乗れる
- 月々1万円台弱から軽自動車に乗れる
- メンテナンス代を積み立てる必要がない
- ライフスタイルの変化に合わせて乗り換え可能
- 軽トラ・軽バンの利用も可能
初期費用・頭金なしで軽自動車の新車に乗れる
カーリースでは、審査に通りさえすれば、頭金・初期費用0円で新車の軽自動車に乗ることが可能です。普通に現金一括やローンを組んで軽自動車を購入する場合は、以下の初期費用が発生します。
- 車両本体価格(現金一括払いなら全額、ローンなら頭金)
- 消費税(車両本体・オプション装備に対するもの)
- 軽自動車税(種別割)
- 自動車重量税
- 環境性能割
- 自賠責保険料
- リサイクル料金
- 車両届出の手数料(販売店に代行してもらう場合)
- 車庫届出の手数料(販売店に代行してもらう場合)
- 希望ナンバーの取得費用(販売店に代行してもらう場合)
- 納車費用(販売店に代行してもらう場合)
車両本体価格を除いた法定費用と、販売店に手続きを代行してもらう代行費用を合計すれば、一般的には5万円〜10万円くらいが初期費用の相場です。
しかし、車庫届出の代行や希望ナンバーの取得を依頼するなら、別途料金が必要な場合もあります。
月々1万円弱から軽自動車に乗れる
軽自動車は普通自動車よりも車両本体価格が安いこともあり、カーリースなら月々1万円弱から利用可能です。1万円弱ならそれほど家計の負担にならないので、若い世代やシニア世代でも気軽に利用できます。
また、既にマイカーを所有している家庭でも軽自動車をリースして、お買いものやお子さんの送り迎えなどに使うセカンドカー目的でカーリースを検討できるでしょう。
メンテナンス代を積み立てる必要がない
カーリースでは、メンテナンスはプロの整備士にお任せしたいという方のために、メンテナンスプランを用意しています。なお、一般的なメンテナンスプランには、車検整備代・法定点検・消耗品の交換などが含まれております。
そして、メンテナンス費は月額料金に組み込むことが可能です。メンテナンス費を月額料金に含めると、突発的な故障のために急にお金を用意しなくて良いなどのメリットがあります。
例えば、定額カルモくんが提供しているメンテナンスパックのプラチナメンテプラン※では、以下の項目でメンテナンスを受けられます。
- 返却時の原状回復費補償
- 車検点検料
- 法定12か月点検
- エンジンオイル交換
- オイルフィルター交換
- タイヤローテーション・ホイールバランス調整
- ワイパーゴム交換
- ブレーキオイル交換
- バッテリー交換工賃
- メーカーの一般保証の延長保証
- メーカーの特別保証の延長保証
カーリースを利用したい人の中には、メンテナンスの知識や技術がない、初めて車を運転する場合もあるでしょう。そのため、安全・安心して車に乗りたいという方は、メンテナンスパックの加入をおすすめします。
ライフスタイルの変化に合わせて乗り換え可能
カーリースではリース契約期間を選択できます。3年・5年などリース契約期間が短いものを選べば、ライフスタイルの変化に合わせて車を乗り換えることが可能です。
子どもが小さい間は軽自動車をリースして、5年後リース契約期間が満了したときに、子どもはある程度成長しているでしょう。そのタイミングで普通車のコンパクトカーに、乗り換えるといった選択ができます。
軽トラ・軽バンの利用も可能
取り扱っている軽自動車のなかに、軽トラ・軽バンが含まれているカーリースも多数あります。また、法人向けのリースや個人事業者向けにリースしている会社もあるので、ビジネス用に軽自動車のカーリースを選ぶことが可能です。
ビジネス用にカーリースを利用するメリットとして仕事用に軽自動車を購入した場合は、固定資産の減価償却により法定耐用年数4年で清算することが原則として決められています。
減価償却する必要がなく、カーリース代を全額経費に含められます。月額料金に税金や保険料などの費用が含まれているので、金額も明確で経費精算を楽にできるはずです。
軽自動車のカーリースを利用する前に知っておくべき注意点
- 所有権はリース会社に帰属
- 原状回復義務がある
- 基本的に中途解約はできない
- 任意保険は基本的なサービスに含まれていない
所有権はリース会社に帰属
カーリースはお客様が選んだ車をリースの会社が購入して、リース契約期間のみ貸し出すというシステムです。そのため、所有権は原則として購入したリース会社にあります。
リースした車の車検証を見ると「所有者」の欄には、リース会社の社名が記載されるでしょう。そして、カーリース利用者の氏名は、所有者欄の下にある「使用者」の欄に記載されます。
基本的にリース契約満了時は、次の車に乗り換える・同じ車を再リースする・お金を払って車を買い取る・返却するという項目からどれかを選ぶケースが少なくありません。
しかし、リースした軽自動車に愛着が湧き、手放すのが惜しいと感じる人もいるでしょう。その際は、リース契約満了時に車がもらえるプランを提供するカーリースがおすすめです。
原状回復義務がある
リースした車を返却するときには、原状回復して返却する義務があります。つまり、リースしている軽自動車にキズやへこみ、故障などがあれば修理して返さなければならないのです。
また、車にドレスアップやカスタマイズした場合も最初の状態に戻す必要があるため、多額の費用が発生するでしょう。
そのため、原状回復のために多額の費用が発生することが心配な場合も、リース契約満了時に車がもらえるプランに加入にする方法がおすすめです。

基本的に中途解約はできない
基本的にカーリースでは、契約期間の途中で解約はできません。もし、利用者の事情で中途解約が認められた場合でも、中途解約金を請求されることは注意したいポイントです。
中途解約金は「中途解約金=残りのリース料+残価-未経過費用」という計算で求められます。つまり、残りの期間分のリース料が、中途解約金の大部分を占めていると言い換えることが可能です。
一般的に中途解約金は、一括してカーリース会社に支払います。こうした急な資金が必要となる問題を避けるために、ライフスタイルの変化に伴う乗り換えや返却を考えて、リース期間を選ぶことが重要です。
また、シニア世代が免許返納などのやむを得ない事情で中途解約する場合は、条件を満たしていると中途解約金なしで解約できるオプションサービスを提供するカーリース会社もあります。

任意保険は基本的なサービスに含まれていない
カーリースの月額料金には、自賠責保険料が含まれています。しかし、任意保険の保険料は含まれていないため、未加入では事故を起こした際の高額賠償請求に対応できないでしょう。
また、カーリース会社の中には、任意保険の加入サービスを提供しているところもあります。カーリース専用の自動車保では、中途解約金が保険で補償される場合もあることは注目したいポイントです。
軽自動車の利用におすすめのカーリース3選
定額カルモくん
- ネットで申し込みができる
- 頭金・初期費用・ボーナス払い0円で利用できる
- メンテナンスプランでさらに安心
- 新車も中古車も商用車もリース可能
月額料金がとにかく安いと評判なのが、定額カルモくんです。定額料金には車検費用が含まれており、1万円台から利用できるので、コスパは良いと言えるでしょう。
また、ネットから申し込めばネット割が適用されることに加えて、タイミングがよければキャッシュバックキャンペーンなどで、さらにお得に契約できます。
そして、契約手続き後は選んだ車が自宅まで納車されるので、申し込みから納車まで店舗に出かける必要がありません。
リース可能車種 |
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利用可能なプラン | 1年単位でリース契約期間を設定可能 |
運営会社 | ナイル株式会社 |
出典:定額カルモくん公式
リースナブル
- 頭金・登録料0円で契約可能
- 毎月の支払額は一定なので安心
- リース期間は車検費用も無料
- 2種類のメンテナンスプランがある
リースナブルでは頭金・登録料0円で新車の軽自動車に乗ることが可能です。毎月の定額料金は6,600円からで、人気車種や再販価値の高い車のみを厳選して、多く仕入れることによって安さを実現しています。
また、メンテナンスプランも2種類提供しているので、予算や自分のスタイルに合わせてプランを選択できます。
リース可能車種 | トヨタ・マツダ・日産・ホンダ・ダイハツ・スズキから全52車種 |
利用可能なプラン |
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運営会社 | 株式会社三和サービス |
※ 車種により選択できない契約プランがあります。
出典:リースナブル公式
コスモMyカーリース
- 最新の安全装備がついた軽自動車に月々定額で乗れる
- 充実したメンテナンスサポート
- リース期間中のガソリンの値引きサービス
- 自動車教習とセットになったプランなど多彩なプランを提供
コスモMyカーリースは、頭金・初期費用なし・定額料金で最新の安全装備を装着した軽自動車に乗ることが可能です。
月々の定額料金には、車検・点検・オイル交換・自動車税・自賠責保険などが含まれています。また、メンテナンスパックを追加すれば、車検やメンテナンス費を別に用意する必要もありません。
さらに、提携している全国の自動車教習所で普通自動車免許教習を受けられる「めんくるパック」など、豊富なプランを提供していることも魅力の1つでしょう。
リース可能車種 |
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利用可能なプラン |
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運営会社 | コスモ石油マーケティング株式会社 |
出典:コスモMyカーリース公式
軽自動車のカーリースで理解しておきたい契約方式と料金
カーリースの契約方式は2種類
カーリースの契約方式を理解するうえで「残価」の意味を、知っておく必要があります。残価とは残存価値を略したもので、契約満了時にリースした車に残っている価値のことです。
リース契約時に、契約満了後にどれくらい車に価値が残っているかを予想します。そして、車両本体価格から予想した残価を引いた分を分割して毎月支払うことになるわけです。
そして、残価が関係するカーリースの契約方式は、大きくオープンエンド方式とクローズドエンド方式に分けられることも確認するべき項目で、契約方式別の特徴は以下の通りです。
オープンエンド |
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クローズドエンド |
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オープンエンドは、契約がエンドする時点の残価が契約者にオープンな状態です。そして、一般的に残価を高めに設定することで、毎月のリース料金を安くできます。
一方のクローズドエンドは残価が開示されておらず、契約者はカーリース会社が車にどれくらいの残価を設定しているかは把握することが不可能です。しかし、返却時の下取り査定額に差額があっても追加精算は必要ありません。
カーリースの月額料金に含まれるもの
定額カルモくんを例にして、カーリースの月額料金に含まれるものを説明しましょう。定額カルモくんでは、主に以下の項目が月額料金に組み込まれています。
- 車両代
- 自動車税(種別割)もしくは軽自動車税(種別割)
- 重量税
- 自賠責保険料
- 納車陸送費用
- カルモオプション料(希望ナンバー・図柄ナンバーを希望した場合)
- 保証料(車両登録日から1年間の故障を保証)
- 車庫証明代代行費用(車庫証明所得の代行手続き費用)
カーリースごとに詳細は異なるので、複数のカーリース会社の料金プランを比較して、納得のいくプランを契約することが重要です。
出典:定額カルモくん公式
まとめ
この記事では、カーリースで軽自動車の利用がおすすめの理由を解説しました。
軽自動車は、車両本体価格が普通車よりも安いので、カーリースでは1万円台もしくはそれ以下で利用可能です。また、リース契約満了後に車がそのまま自分のものになるプランを提供しているところもあります。
さらに、ライフスタイルの変化に対応して車の乗り換えができるように、短期間のリース契約プランを提供している場合もあるので、自分に適したカーリースを選ぶと良いでしょう。
