カーシェアリングとは?気になる仕組みを徹底解説!

車を借りる新しい形として注目されているカーシェアリングですが、どのような仕組みになっているのかよくわからない人も多いでしょう。

カーシェアは大きな初期費用や維持費がかからず車が利用できるため、「便利に利用できる」と、最近とても注目を集めているサービスです。

そこで今回はカーシェアリングの仕組みや料金体系を解説します。

実際のサービスの内容やメリット・デメリットも紹介するので参考にしてください。

自動車

カーシェアリングとは、自動車を複数のユーザーで共有して使用するサービスのことをいいます。

 任意のサービスに登録することで、各地に設置されたステーションにある車を利用できます。

レンタカーよりも短い時間で安く車を借りられるほか、対面手続きが必要なく、24時間365日いつでも車を利用できるといった点が特徴です。

日本では2010年以降から徐々に広まり、利用者は拡大傾向にあります。

カーシェアリングの使い方の仕組み

カーシェアリングを使用するためには、任意のサービスへの会員登録を行います。会員登録はインターネット上で完結可能です。

 会員登録が完了したら、車を利用したい日時に空いている車を予約し、ステーションへ向かいます。

車は会員カードやスマートフォンアプリなどを使って解錠し、車内にある車のキーを使って自由に車を利用できます。

車を返却するには、元のステーションに車を駐車し、車のキーを元の場所に戻して施錠すれば完了です。

カーシェアリングの料金の仕組み

お金

カーシェアリングの料金には下記の4つがあります。

カーシェアリングの料金の仕組み
  • 初期料金
  • 月額料金
  • 時間料金
  • 距離料金

初期費用は会員登録時に発生します。1,000円から2,000円程度で、会員カード(ICカード)の費用となるケースが多いでしょう。

また、サービスによっては月額料金が掛かるケースがあり、車の利用がなくても支払う必要がありますが、車の利用時に支払った月額料金分を割り引いてくれるケースもあります。

車を利用する際に掛かる料金が時間料金と距離料金です。

「15分○○円」の形で料金が計算されるほか、6時間以上使用すると別途距離料金が発生するサービスが多いでしょう。

実際のカーシェアリングサービスの仕組みを紹介

ガソリンの料金表

ここからは実際のカーシェアリングサービスの仕組みについてみてみましょう。

 カーシェアリングにも、実はさまざまなサービスがあります。

今回は下記のサービスの仕組みを紹介します。

カーシェアリング4社の仕組みを紹介!
  • タイムズカーの仕組み
  • カレコ(careco)の仕組み
  • dカーシェア(d Car Share)の仕組み
  • エニカ(Anyca)の仕組み

タイムズカーの仕組み

タイムズカートップページ

タイムズカーはタイムズモビリティ株式会社が運営するカーシェアリングサービスです。

タイムズカーは一般的なカーシェアリングサービスと同じ仕組みで、会員登録の後にパソコンやスマートフォンから予約して車を利用できます。

 車の解錠は会員カードを使い、車内にあるキーを使って車を利用します。

返却は元のステーションへの駐車と車の施錠にて完了です。

専用のアプリから使えるクルマを確認したり、その場で車を予約できたりするのもタイムズカーの特徴となります。
運営会社 タイムズモビリティ株式会社
申し込み方法 店舗・インターネット・説明会・無人入会機
支払い方法 クレジットカード

出典:タイムズカーシェア公式サイト

カレコ(careco)の仕組み

カレコトップページ

カレコ(careco)は三井不動産リアルティ株式会社が運営するカーシェアリングサービスです。

 首都圏にあるコインパーキング「三井のリパーク」をメインにステーションを展開しています。

大まかな仕組みはタイムズカーと変わりませんが、スマートフォンアプリや交通系ICカード(Suica・PASMO)、おサイフケータイなどのFelicaを使って車を解錠する点が異なります(事前登録が必要)。

会員カードではなく、普段から持ち歩くスマートフォンがあれば出発できる点が、カレコの特色の1つといえるでしょう。
運営会社 三井不動産リアルティ株式会社
申し込み方法 インターネット
支払い方法 個人会員:クレジットカード
法人会員:選択可能

出典:careco公式サイト

dカーシェア(d Car Share)の仕組み

dカーシェアトップページ2

dカーシェア(d Car Share)はNTTドコモが運営するカーシェアリングサービスです。

 複数のカーシェアリングサービスまたはレンタカーサービスから、利用者の目的に合った車を使い方を選択できるのが、dカーシェアの特徴です。

オリックスカーシェアやcareco、TOYOTA SHAREなど5社のカーシェアリングサービスに加え、トヨタレンタカーやニッポンレンタカーなど8社のレンタカーサービスと提携しています。

24時間利用できるカーシェアと、長時間の車の利用に便利なレンタカーを使い分けられるのは、他のサービスにはない特色です。
運営会社 株式会社NTTドコモ
申し込み方法 インターネット
支払い方法 ドコモ払い・dカード・クレジットカード・dポイント

出典:dカーシェア公式サイト

エニカ(Anyca)の仕組み

エニカトップページ

エニカ(Anyca)は株式会社DeNA SOMPO Mobilityが運営するカーシェアリングサービスです。

エニカはカーシェアリングのなかでも珍しく、一般オーナーが所有する車をシェアできます。

 また、カーオーナー(Anycaオーナー)として、車を貸し出す側にもなれるのが特徴です。

車の予約をした後は、カーオーナーとアプリ内チャットでコミュニケーションを取り、当日は待ち合わせ場所で車の受け渡しを行います。

乗ってみたい車に出会える新しいサービスとして、注目を集めています。
運営会社 株式会社DeNA SOMPO Mobility
申し込み方法 アプリをダウンロードして登録
支払い方法 クレジットカード

出典:Anyca公式サイト

カーシェア4社の仕組みを比較

4社の仕組みの比較は下記のとおりです。

仕組み
タイムズカー
  • 一般的なカーシェアリング
  • 車の解錠は会員カードで実施
  • ステーションから車を利用し、元のステーションに返却
カレコ
  • 一般的なカーシェアリング
  • 車の解錠はスマートフォンアプリや交通系ICカードなどで実施
  • ステーションから車を利用し、元のステーションに返却
dカーシェア
  • カーシェアリングとレンタカーの好きな方を利用できる
  • カーシェア業者5社、レンタカー業者8社と提携し、好きなサービスを選択可能
エニカ
  • 一般のオーナーの車をシェアリングする
  • ユーザーだけではなく、オーナーとしても登録可能
  • 予約後はアプリ内チャットでコミュニケーションを取る
  • 車の受け渡しは待ち合わせ場所で実施

同じカーシェアリングサービスでも、各社で特徴が異なることがわかります。

実際のカーシェアリングサービスの利用料金

次に、各カーシェアリングサービスの利用料金を紹介します。先程と同じく、タイムズカー・カレコ・dカーシェア・エニカの4社の料金体系についてみていきましょう。

タイムズカーの料金体系

タイムズカー料金ページ

タイムズカーで必要な料金は下記のとおりです。

タイムズカーの料金体系
  • 初期費用:1,650円
  • 月額基本料金:0円~880円
  • 利用料金(時間料金+距離料金):15分220円~、1km16円

初期費用は1,650円(カード発行料)、月額基本料金は個人プラン・家族プランで880円、学生プランで無料です。

 個人プラン・家族プランでは月額料金分を当月の利用料金に充てることができるため、月額基本料金を実質無料にできます。

時間料金はベーシックプランで15分220円です。6時間以降は最大時間料金が割安になりますが、1km16円の距離料金が発生します。

また、18時~翌日9時までの利用で適用されるナイトパック(ベーシックプラン2,640円)も用意されています。

出典:タイムズカーシェア公式サイト

カレコ(careco)の料金体系

カレコ料金ページ

カレコの利用で発生する料金は下記のとおりです。

カレコの料金体系
  • 初期費用:0円
  • 月額基本料金:0円~980円
  • 利用料金(時間料金+距離料金):10分140円~、1km16円~

初期費用は無料、月額基本料金は無料プランでは0円、ベーシックプランでは980円です。

 ベーショックプランは、月額料金を当月の利用料金から割り引くため、実質無料にすることができます。

時間料金はベーシックプランで10分140円です。6時間以上は最大時間料金が割安になりますが、1km16円の距離料金が発生します。

また、18時から翌日9時まで利用できる夜間パックや、6時間パック・12時間パックといったパック料金プランもあります。

出典:careco公式サイト

dカーシェア(d Car Share)の料金体系

dカーシェアの料金ページ

dカーシェアで発生する料金は下記のとおりです。

dカーシェアの料金体系
  • 初期費用:0円
  • 月額基本料金:0円
  • 利用料金:各カーシェアリングサービス・レンタカーサービスによって異なる。

dカーシェアでは初期費用・月額基本料金ともに無料となっています。

 利用料金はカーシェアリングかレンタカーの利用によっても異なりますし、利用するサービスによっても異なります。

カーシェアリングサービスで最も安いのはTOYOTA SHAREで、15分165円から利用可能です。また、NISSAN e-シェアモビなら、距離料金は発生しません。

また、カーシェアリング各社で時間パックやナイトパックを用意しており、割安での利用が可能です。

出典:dカーシェア公式サイト

エニカ(Anyca)の料金体系

エニカセカンドページ

エニカの利用で発生する料金は下記のとおりです。

エニカの料金体系
  • 初期費用:0円
  • 月額基本料金:0円(カーオーナーはプラットフォーム手数料が必要)
  • 利用料金:シェアリングする車によって料金が異なる

エニカの初期費用や月額基本料金は0円です。

利用料金は車のオーナーの料金設定によって異なり、公式Webサイトでは各車の1日のレンタル料金(共同使用料)と日ごとの保険料が記載されています。

また、カーオーナーによっては平日の割引サービスや、1泊2日での利用がお得になる料金などを設定している場合があります。

出典:Anyca公式サイト

カーシェア4社の料金を比較

4社の料金の比較は下記のとおりです。

サービス名 初期費用 月額基本料金 時間料金 距離料金 パック料金
タイムズカー 1,650円 0円~880円 15分220円 1km16円 ナイトパックあり
カレコ 0円 0円~980円 10分140円~ 1km16円 時間パック・ナイトパックあり
dカーシェア 0円 0円 15分165円~ 0円~1km18円 時間パック・ナイトパックあり
エニカ 0円 0円 1日料金+保険料での表示

各社で料金体系が異なることがわかります。特にエニカは他のサービスとは性質が異なる部分があり、料金体系もユニークになっています。

カーシェアリングを利用する場合は、各社の料金内容を比較検討するようにしましょう。

カーシェアリングを利用するメリット

GOODの看板

カーシェアリングを利用するメリットは下記のとおりです。

カーシェアリングを利用するメリット
  • 短時間利用が可能
  • 24時間利用可能
  • 対面での手続きは不要
  • ガソリン代や車検代などの経費が利用料金に含まれている
  • さまざまな車種を選択可能
  • 対応地域であればどこでも利用可能

短時間での利用が可能

短時間での利用が可能なのがメリットです。一般的なレンタカーサービスでは、数時間単位でのレンタルが基本となり、6時間以上の利用が条件となっています。

 カーシェアリングでは数十分単位で車を借りられるので、利用しやすいでしょう。

また、短い時間で車を利用する場合はレンタカーよりも低価格で車を借りられます

買い物や送迎などでの車の利用にピッタリのサービスとなっています。

24時間いつでも利用できる

24時間オープンの看板

24時間いつでも利用できるというのも、大きなメリットのひとつです。

 カーシェアリングでは、パソコンやスマートフォンから空いている車をすぐに探すことができ、利用の数分前まで予約できます。

一方、レンタカーでは営業所の開店時間内にレンタルの手続きや返却を済ませなければならず、利用できる時間帯に制約が発生するケースがあります。

時間を問わず、急に車が必要になった場合でも利用しやすいのは、独自の特色です。

対面での手続きは不要

対面での手続きが不要であるのもメリットと言えるでしょう。会員登録から車の予約・利用・返却まですべてインターネット上で完結します。

 料金はクレジットカードや口座振替などで行われますので、対面での手続きを行う場面がありません。

一方、レンタカーでは必ず対面での手続きが必要になり、実際に車を利用するまでに時間が掛かってしまいます。

面倒な手続きなしで手軽に車を利用できるのは魅力的でしょう。

ガソリン代や保険料などの経費が料金に含まれている

給油

料金にガソリン代や保険料などが含まれているというのもメリットです。利用料金には車に掛かる経費のすべてが含まれており、それ以上の料金を支払う必要がありません(※一部のサービスを除く)。

 給油が必要ば場合、車内に給油用カードが用意されているため、利用者が費用を負担することはありません。

レンタカーでは必ず保険に加入しなければなりませんし、ガソリンを給油した状態での返却が必要です。

誰にでもわかりやすい料金設定となっているのも、カーシェアリングが利用されやすい要因といえるでしょう。

さまざまな車種を選択可能

さまざまな車種を選択できるのもメリットです。

大人数向けのミニバンや低燃費が売りのコンパクトカー、スタンダートなセダンなど、さまざまな車が用意されているため、利用の目的に応じて車を選びやすいでしょう。

新しく車の購入を考えている場合に試し乗りができるのも、カーシェアリングならではの利用方法といえます。

対応地域であればどこでも利用可能

京都

対応地域ならどこでも利用できるのも嬉しいメリットのひとつです。

 大手業者は、全国各地でサービスを展開しています。

そのため、仕事先や旅行先でもカーシェアリングを利用できる可能性があります。

地元以外でも利用したい方は、各サービスの対応地域を確認しておくといいでしょう。

カーシェアリングを利用するデメリット

カーシェアリングを利用する際のデメリットは下記のとおりです。

カーシェアリングのデメリット
  • 乗り捨てはできない
  • 予約時に返却日時を指定する必要がある
  • 借りたいときに借りられないことがある
  • 利用条件が定められている

乗り捨てはできない

駐車場

乗り捨てができないのがデメリットと感じる方もいるでしょう。

 レンタカーでは車を借りた場所と異なる場所で返却可能ですが、カーシェアリングでは元の場所に返却するのがルールとなります。

返却するのに時間が掛かる場合は、料金面や利便性の面から考えてレンタカーの方が適しているケースもあります。

どちらの利用が適切なのか、よく検討しましょう。

予約時に返却日時を指定する必要がある

予約時に返却日時を指定する必要があるのもデメリットかもしれません。他の会員と車をシェアしており、自分の利用時間以外は他の利用者に割り当てられるからです。

 そのため、カーシェアリングでは返却時間を延長することは原則不可能です。

返却時間にどうしても間に合わない場合は、専用アプリなどから手続きをして、次の利用者に影響がない範囲で変更できる可能性があります。

自分がどれくらい車を利用するのか、よく考えて予約しましょう。

借りたいときに借りられないことがある

スマホと母

車を借りたいときに借りられないケースがあるのもデメリットと言えるでしょう。

 カーシェアリングはレンタカーよりも車の台数が少なく、タイミングによってはすぐに予約が埋まるケースもあります。

車を当てにして予定を組んでいても、実際には借りられなかった、といったことも起こり得ます。

車を利用する場合は、余裕をもって予約しておきましょう。

利用条件が定められている

カーシェアリングでは利用条件が定められています。基本的に完全禁煙・ペット同乗禁止となっているケースがほとんどです。

他の利用者のことも考え、ルールやマナーを必ず守るようにしましょう。

カーシェアリングとレンタカーやカーリースとの違い

どっち?

カーシェアリング、レンタカー、カーリースはどれも車を借りれるサービスです。ここではそれぞれの違いについて解説します。

カーシェアリングとレンタカーの違い

両者の大きな違いは利用時間と料金体系です。

 カーシェアリングなら数十分からの利用が可能で、料金も安く抑えられます。

一方、レンタカーは通常6時間以上の利用が必要で、長時間の利用に適しているサービスです。また、最低料金はカーシェアリングより高く、時間が長くなるほど安くなります。

他にも、車の利用に必要な手続きにも違いがあります。

  • カーシェアリングは対面手続き不要で、ステーションで会員カードやスマーフォンなどをかざすだけで車を利用可能。もちろん24時間いつでも利用できます。

レンタカーは対面手続きが必要で営業所を訪問する必要があります。営業時間以外には手続きができないため、利用できる時間に制約が発生する可能性があります。

カーシェアリングは料金にガソリン代が含まれており、返却時の給油は不要ですが、レンタカーは返却前の給油が必要です。

カーシェアリングとカーリースとの違い

運転席

カーシェアリングは利用したいときに車が使えるサービスであり、カーリースは業者とリース契約を結んでマイカーのように車を使えるサービスです。

 カーシェアリングは月額料金や利用料金を支払い、カーリースでは数万円のリース料金を毎月支払います。

また、カーシェアリングもカーリースも料金に経費が含まれていることは共通しています。

ただし、カーリースでは別途任意保険への加入や駐車場の確保が必要になるため、料金外の経費も必要です。

まとめ

今回はカーシェアリングの詳細な仕組みについて解説しました。

カーシェアリングは利用・料金とも手軽に車を利用できる仕組みとなっています。

特に車を短い時間使いたい方にピッタリサービスですので、マイカーの代わりに利用してみるのもいいでしょう。

本記事を参考にカーシェアリングの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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