【お役立ち】タイヤの知識

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  • 2016.03.25

■バイクにとってタイヤとは?言うまでもなく、ほとんどのバイクは2輪です。よって、タイヤの存在感、重要性は4輪の乗用車以上と言えるのかもしれません。タイヤは、大地と接してバイクと乗員の重量を支えるのはもちろん、衝撃を緩和し、安定したグリップ力で「止まる」「曲がる」という基本性能も満たして、本当に働きものなのです。

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編集部員所有のホーネットのリアタイヤ(180/55ZR17 M/C(73W)TL) 価格・性能・デザイン、満足度◎です。


  • バイク用タイヤの知識1 ~構造~

 現在、一般的な乗用車のタイヤを買い求めようとすると、

問答無用でラジアル構造のタイヤとなりますが、

バイクの場合は、トラックやバスで使われているのと同じ、

バイアス構造のタイヤが多数存在します。

バイアスタイヤと言うと、乗用車用タイヤでは「昔のタイヤ」というイメージかもしれませんが、

構造や性能からセミラジアルと言えるものもあり、

乗用車用タイヤとは一線を画して独自の進化を遂げているのです。

では、ラジアルタイヤとバイアスタイヤ、一体何が違うのでしょうか?


●コンフォート

 一般的にバイアスタイヤの方がクッション性に優れています。

 しかし、ラジアルタイヤの乗り心地が悪いというわけではありません。

 要は、バイクのフレーム&サスペンションとのマッチングなのです。

 自分のバイク、乗り方に最適なタイプをチョイスしましょう。

●パフォーマンス

 グリップ力、高速安定性、耐摩耗性において優位なのはラジアルタイヤです。

 ただ、耐荷重性という点ではバイアスタイヤに軍配が上がる傾向にあります。

●コスト

 バイアスタイヤの方が比較的安価な傾向にあります。

 ミニバイク用等はバイアスタイヤが多いです。



  • バイク用タイヤの知識2 ~タイプ~

 バイクは、乗用車以上にタイヤの影響力が大きいです。

つまり、タイヤひとつで乗り心地や走行特性が変わる可能性もある、ということです。

バイクはサイズもタイプも様々ですが、

それらに最適なタイヤが各タイヤメーカーからリリースされています。

ここでは、主なバイク用タイヤの種類をご紹介します。


●スポーツ(パフォーマンス)タイプ

 グリップ性能に優れて、サーキットやワインディングでのスポーツ走行にも適したタイヤ。

 ラジアルタイヤが多い。

●ツーリングタイプ

 経済性と快適性、そしてあらゆる路面や気温の状況でも安定したグリップ力を発揮する、

 バランスに優れたタイヤ。

●アメリカン(クルーザー)タイプ

 快適性を重視したタイヤ。クルーザーなど重いバイクの車重を支え、

 リジットフレームの場合に求められる衝撃吸収性も重視。

●オフロードタイプ

 ゴツゴツとしたブロックパターンのタイヤ。

 普段から乗るバイクには、舗装路にも適したものを選びたい。

●スクーター/ミニバイク/ビジネスタイプ

 燃費や耐久性まで経済性を重視したものが多い。

  • バイク用タイヤの知識3 ~サイズ表示~

 サイドウォールには、タイヤのサイズなど規格の表示があります。

ここでは、多くのタイヤで見られる、メトリック表示の見方について一例をご紹介します。


<ラジアルタイヤ・メトリック表示の例>

   ① タイヤ幅(mm)

   ② 扁平率(%)・・・タイヤ幅に対する高さの比率

   ③ ラジアルタイヤ・・・「-(ハイフン)」の場合はバイアスタイヤ。

   ④ 内径(インチ)

   ⑤ モーターサイクル用

   ⑥ 荷重指数・・・タイヤ1本で支えられる荷重を示す。56=224㎏。

   ⑦ 許容速度記号・・・一定の条件下で耐えられる速度を示す。H=210km/h

   ⑧ チューブレスタイヤ


このように、それぞれの数字、アルファベットには意味があります。

バイク用タイヤは国内外様々なメーカーからリリースされていますが、

ここまでお話した通り、構造もタイプもサイズも様々です。


よって、あまり詳しくないという人がタイヤを購入する際は、

バイクを購入したお店やバイク用品の量販店に相談することをおススメします。

バイクを扱う仕事をしている人の多くはバイク好き。

きっと、親身になって相談にのってくれるハズです!

制作・協力

バイクの窓口編集部(U)

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