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Royal Enfield・Himalayanに新型が登場!

  • 中古バイクカタログ
  • 2022.01.20

今回は「Royal Enfield Himalayan」をご紹介します!

 ロイヤルエンフィールドが発売をしてきた空冷4ストローク SOHC2バルブ単気筒の411ccエンジンを搭載したミドルアドベンチャーモデル、Himalayan(日本ではヒマラヤと呼称)はブランドの中核をなすモデルだ。アジア・パシフィック地域での同社販売台数の20%を占め、中南米地域では65%以上にもなる。そしてヨーロッパ地域ではこれまで1万5,000台以上も売った。

 

1901年に英国で第1号モデルを発売した世界最古のメーカーと自負し、モーターサイクルに乗るシンプルな喜びを追求しながら中間排気量のセグメントをさらに拡大していこうとしている同社を代表する存在。そのHimalayanに新型が登場した。エンジンや車体など基本的なものに変更はないけれど、より機能性を上げたアップデートが施された。

  • アップデートポイントをご紹介

まずは、これまでよりかなり厳しいユーロ5規制をクリアしたこと。地球温暖化など環境に関する問題への取り組みとして排ガス規制の厳格化は避けられない。ロイヤルエンフィールドの売れ筋機種として、走りの性能についてドラスティックに変化させるものでないけれど、これからも市場へ提供するには規制に適合しなければならなかった。

 

そして、より使いやすく手直し。乗りこむさいに足が引っかかりやすかった以前のリアキャリヤを刷新。少し低くなり、シートの座面の高さと近づいて、その上面には荷物を安定して載せやすいよう平面プレートが追加された。デュアルパーパスツーリングバイクとして荷物を積む機能はユーザーにとって重要な項目。この変化はポジティブに受け入れられるだろう。

 

 さらに、先に登場したクルーザーのメテオ350に採用して話題になったロイヤルエンフィールド独自のナビゲーションシステム、「Tripper」をヒマラヤも標準装備した。このシステムは地図を表示する4輪自動車などで使われる一般的なナビゲーションとは違い、次に方向を変えるまでの距離を数字で、方向を矢印で示すターンバイターンの道案内。コンパクトだから場所を取らず軽く作れてハンドリングなどに影響を与えない、バイクの性質に合うシンプルさ。

 

使い方は、手持ちのスマートフォンにロイヤルエンフィールドのTripper用アプリをインストールしてからTripperとペアリング。案内はGoogle Mapをベースにしたもので、スマートフォンのアプリに目的地を入力することで案内開始。とてもシンプルで簡素だけれど、これだけでもかなり便利で役に立つ。スマートフォンをホルダーに取り付けるよりスマートで、何より転倒などで大切なスマートフォンを破損することがない。

  • 新色カラーも登場

見た目では新色のカラーが3色追加され合計6色になった。従来の「Rock Red」「Lake Blue」「Gravel Grey」に、陰影がはっきりとした「Mirage Silver」、流行りのつや消しと光沢の黒で構成されたシックな「Granite Black」、カモフラージュ柄でヘッドランプステーパイプもグリーンのワイルドな「Pine Green」が加わった。選択肢が増えたことは、よりオリジナル感が出て、Himalayanの存在感を強くする。

 

 この新型導入についてのWEBローンチで、ロイヤルエンフィールド アジア太平洋地域責任者、ビマル・サムブリー(Vimal Sumbly)氏は、「モーターサイクルとして成功するためには、乗りやすく、ライディングが楽しく、それに加えてスタイリッシュなデザインが大切で、ヒマラヤにおいては高い汎用性と、乗り心地の良さ、取り回しのしやすさを重要視した」と説明した。車両価格は70万6,200 円から。発売は2022年1月下旬を予定している。

 

 大排気量モデルと違う手頃な価格と幅広い人が扱いやすいと感じさせるサイズがHimalayanの魅力だ。こういうモデルが欲しいライダーは確実にいる。ありそうで他になかったこの独自性が日本のマーケットにどれだけ浸透するのか注目していきたい。

  • 装備・車両詳細

以前からの空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジンのままユーロ5規制をクリアした。411ccでボア・ストロークは78.0mm x 86.0mmとロングストローク。同じ空冷単気筒でもClassicやBulletとは異なるエンジンだ。変速は5段。

 

シート高は800mmとアドベンチャーカテゴリーの機種としては低め。水冷、空冷関係なくシュラウド形状をデザインの中に取り込んだものが多い中で、シンプルで独立した燃料タンクやサイドカバーをしているオーソドックスなスタイリングは逆に新鮮だ。リアキャリアの上面にプレートがついて積載安定性を高めた。

 

写真のいちばん右にある丸いウインドウが、同社オリジナルのナビゲーションシステム「Tripper」だ。ここに方向転換する向きを矢印で、そこまでの距離をアラビア数字で表示する。コンビネーションメーターは、大きなスピード、小さいタコ、さらに小さい燃料のアナログ表示に、液晶で示すコンパスの構成。ギアポジション、A、Bトリップ、フューエルトリップ、サービスリマインダー、時計などを速度計内モノクロ液晶に表示。

 

3つの新色

Mirage Silver 70万6,200 円

 

Pine Green 72万9,300 円

 


Granite Black 72万9,300 円

制作・協力

バイクの窓口編集部

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