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【バイクカタログシリーズ】Vol.1 ホンダ:Ape(エイプ)100
- バイクのメンテ記事
- 2017.12.27
今回から始まりましたバイクカタログシリーズVol.1。記念すべき初回は「Ape(エイプ)100」です。バイクコンセプトなどの基本情報や特徴、スペックなどをまとめています。中古バイク購入の際に、参考にしてみてください。

■対象車種: Ape(エイプ)100
■型式・年式: BC-HC07 2006年式
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車種情報(コンセプト、変更点、概要情報など)
Ape(エイプ)という車名は、英語で「類人猿・猿人・尾のないサル」を意味しています。
ホンダでは「モンキー」や「ゴリラ」というモデルもありますが、エイプでは、類人猿を人間に最も近い動物と位置付け、気軽に乗れる身近なバイクをイメージし名付けられました。
それ以前のホンダでは入門用モデルとして、CB50とCB90という4ストローク単気筒エンジンを積んだバイクがありました。それらが2ストローク全盛期の馬力競争で姿を消したあと、後継機種としてエイプは発売されました。
事実、エイプのデザインにはCB90らしさも感じられます。が一方では、オフ車テイストのフロントフェンダーやモノサスなど、オンロードモデルのCBとは明らかに違う部分もあり、全体的にはオンもオフも可能なマルチパーパスモデルとして位置づけされ、今なお中古バイク市場でも人気です。
Apeの発売は2002年で、2006年までは毎年カラーリングを変更して販売されました。
2008年9月にはマイナーチェンジが行われ、次の点が変更されました。
・三元触媒をエキゾーストパイプ内に内蔵
・二次空気導入装置を装着
・点火プラグをイリジウム製へ変更
同時に「タイプD」も発売され、変更点は、
・前後ブレーキをシングルディスクへ換装
・ホイールを鉄製からアルミニウム製キャストホイールへ変更
となっています。
そして他の多くの空冷モデルと同様、平成28年排出ガス規制に対応できず、2016年に製造が終了しました。
しかしApe100は、CB50やCB90が生産終了したあと、スタイルやメカにおいて、ホンダ小排気量車の中心をなすバイクだと言えるでしょう。
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車種の特徴(仕様、こだわりなど)
では次に、Ape100の特徴をいくつか見てみましょう。
(1)小さいながらも存在感ある車体
Ape100を見てまず気づくのは、太いタイヤです。
フロント・リアとも120サイズで、特にフロントはリッタークラスのフロントタイヤと同じ幅ですから、いかに太いかが分かりますね。またノーマルではブロックパターンタイヤを装着しており、ワイルドなオフ車の雰囲気を出しています。
その他では、幅広のアップハンドル、モノサスによるすっきりしたリア回り、前後キャストホイールなど、小さい車体ながらもあちこちに独自のデザインが光っています。
(2)カスタムベースとして中古バイクファンにも根強い人気
特徴の2つ目は、豊富なカスタムパーツです。
ハンドル、マフラー、タイヤ、キャブ、さらに延長スイングアームなどをつけて、独自のカスタムを施して乗るのがApeマニアの間で流行っています。例えばセカンドバイクとして休日にいじり、変化を楽しむというスタイルですね。4サイクルの信頼できるエンジンが、それらを受け止めるベースとして活躍しています。
事実、インターネットではape00のコミュニティもあるぐらいで、いじって、走って、見て楽しむことができるのがApe100というバイクです。
基本スペック | |
メーカー名 | ホンダ |
型式 | BC-HC07 |
乾燥重量 | 82kg |
全長×全幅×全高 | 1715 mm × 770 mm × 970 mm |
車種名 | エイプ100 |
総排気量 | 99cc |
定地燃費 | 53.0 km/L ( 60 km走行時) |
メーカー希望小売価格(東京地区) | 249,000円 |
エンジン | |
型式 | 空冷4ストロークOHC単気筒 |
エンジン型式 | HC07E |
総排気量 | 99 cc |
圧縮比 | 9.4 |
内径(ボア) | 53.0 mm |
行程(ストローク) | 45.0 mm |
燃料供給方式 | キャブレター |
キャブレター形式 | PB5QA |
点火方式 | CDI式マグネット点火 |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 |
始動方式 | キック式 |
エンジンオイル容量 | - L |
燃料タンク容量 | 5.5 L |
車体関係 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
キャスター | 28 度 / 30 分 |
トレール | 89.0 mm |
タイヤサイズ(前) | 120/80-12 54J |
タイヤサイズ(後) | 120/80-12 54J |
ホイールトラベル(前) | - |
ホイールトラベル(後) | - |
ホイールサイズ(前) | 12インチ |
ホイールサイズ(後) | 12インチ |
ブレーキ(前) | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキ(後) | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | テレスコピック式 |
懸架方式(後) | スイングアーム式(プロリンク) |
ステアリングアングル(右) | - |
ステアリングアングル(左) | - |
性能 | |
最高出力 | 5.1 kw (7.0 ps) / 8000 rpm |
最大トルク | 7.0 N・m (0.71 kg・m) / 6500 rpm |
最高速度 | - |
燃費 | 53.0 km/L ( 60 km走行時) |
最小回転半径 | 2.0 m |
装備 | |
ワンタッチクラッチレバー調整 | - |
ワンタッチブレーキレバー調整 | - |
燃料計 | - |
ツイントリップメーター | - |
時計 | - |
ハザードランプ | - |
盗難防止装置 | - |
ヘルメット収納スペース | - |
車体関係 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
キャスター | 28 度 / 30 分 |
トレール | 89.0 mm |
タイヤサイズ(前) | 120/80-12 54J |
タイヤサイズ(後) | 120/80-12 54J |
ホイールトラベル(前) | - |
ホイールトラベル(後) | - |
ホイールサイズ(前) | 12インチ |
ホイールサイズ(後) | 12インチ |
ブレーキ(前) | 機械式リーディングトレーリング |
ブレーキ(後) | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | テレスコピック式 |
懸架方式(後) | スイングアーム式(プロリンク) |
ステアリングアングル(右) | - |
ステアリングアングル(左) | - |
変速機 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン |
変速比(分かれば) | 1速 3.083 |
2速 1.882 | |
3速 1.400 | |
4速 1.130 | |
5速 0.923 | |
1次減速比 | 4.437 |
2次減速比 | 2.2 |
無段変速車変速比 | - |
バイクネットAJ事務局