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【バイクカタログシリーズ】Vol.30 カワサキ:Ninja400 EBL-EX400E
- バイクのメンテ記事
- 2018.05.17
バイクカタログシリーズVol.30。今回はKAWASAKI「Ninja400 EBL-EX400E 」です。 バイクコンセプトなどの基本情報や特徴、スペックなどをまとめています。中古バイク購入の際に、参考にしてみてください。

■対象車種:Ninja400(KAWASAKI)
■型式・年式:EBL-EX400E (2014年)
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車種情報(コンセプト、変更点、概要情報など)
KAWASAKIを代表するフルカウルスポーツであるNinja400。2013年に発売され、瞬く間にその地位を揺るぎないものにした名車です。
徹底的に風力抵抗を考え抜かれたスタイリングはまさに圧巻の一言。見る者を圧倒し、400ccとは思えないほどの存在感は他のフルカウルスポーツにはない独特のオーラを放ちます。
Ninja400のルーツは先代のNinja400RやNinja650ですが、決定的に違うのは車体そのものの剛性の高さにあります。フレーム素材の見直しや足回りのサスペンション、そしてNinja400の顔であるカウル部分が一新され、高速走行時であっても安定的な走りを見せてくれます。
エンジンは水冷2気筒を搭載。最高出力44馬力、最大トルク3.8kg・mを誇り、動力性能は400ccスポーツの中でも随一といえるでしょう。また、足回りに目を移すとフロントのデュアルディスクブレーキが大きな存在感を放ちます。300mmという大径のディスクが2枚も搭載され、非常に高い制動力を提供。リアにもシングルの220mmディスクブレーキが搭載され、いかなる状況にも対応できる安定感を誇ります。
平均燃費は37.5km/Lで400ccスポーツとしては優秀な数値。バーハンドルで運転もしやすく、見た目とは裏腹にユーザーを選ばない間口の広いバイクといえます。
威圧的な顔立ちと迫力あるフルカウル、強力な装備を誇る足回りを見ると、凶暴で扱いづらいバイクではないかという印象を受けるNinja400ですが、実際に乗ってみると意外なほどに運転がしやすく、女性やバイクに不慣れな人であっても十分に乗りこなすことのできる1台です。
中古バイク市場では高値で取引されるケースが多く、非常に根強い人気を誇るバイクです。現行モデルでもあるため、中古バイクとしての流通量も今後ますます増えていくものと考えられます。
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車種の特徴(仕様、こだわりなど)
Ninja400はそのベースとなったモデルであるNinja650と多くの共通点が存在します。車体サイズや車重はほぼ同じであり、迫力ある圧倒的な存在感を放つのも頷けます。400ccクラスとして考えれば比較的大きなサイズの部類に入るNinja400ですが、その分高い剛性を誇るバイクでもあります。フルカウル搭載のためツーリング用としても活躍でき、長距離走行に適したモデルといえます。
バーハンドルが搭載されたことによって、ライディングポジションはスーパースポーツのような前傾姿勢ではなくネイキッドのような直立に近い姿勢となり、ライダーへの体の負担も大きく軽減することに成功しました。
とにかく速いバイクが求められた1980年代から90年代とは対照的に、価値観の多様化によってバイクの楽しみ方も変化してきました。そのような多様化の時代に合わせ、KAWASAKIらしさを残しつつも新たなバイクの価値を提案しているのがNinja400という存在でもあるのです。
また、Ninja400の魅力はカスタムパーツの豊富さにもあります。カスタムの定番であるマフラーなどの給排気系パーツはもちろん、カウルやハンドル、電装系パーツまで、個性を活かしたカスタムを楽しむことができます。中古バイクの中には多くのカスタムを施したものも流通しており、好みのバイクを探してみるのも一つの楽しみ方でもあります。
Ninja250と比較して検討するユーザーも多いですが、やはり400cc最大の魅力であるトルクフルな走りは250ccでは味わうことのできない大きな魅力です。ストレスなく走りたいという方はもちろん、ツーリングや長距離での走行をする機会が多い人には特におすすめしたいモデルです。
中古バイクを検討する際には、ぜひ店頭で実際に跨ってみて、その耳で迫力あるエンジン音を聞いてみてください。その瞬間、多くの人はNinja400の魅力に取り憑かれ、どこまでも走り出したくなる衝動に駆られるはずです。国産400ccフルカウルの最高峰であるNinja400。ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
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車種スペック
基本スペック | |
メーカー名 | KAWASAKI |
型式 | EBL-EX400E |
乾燥重量 | 192kg |
全長×全幅×全高 | 2110mm × 770mm ×1180mm |
車種名 | Ninja400 |
総排気量 | 399cc |
定地燃費 | 37.5km/L ( 60 km/h走行時) |
メーカー希望小売価格(東京地区) | 720,300円 |
エンジン | |
型式 | 水冷4ストローク・並列2気筒DOHC4バルブ |
エンジン型式 | - |
総排気量 | 399cc |
圧縮比 | 11.0:1 |
内径(ボア) | 68.4mm |
行程(ストローク) | 54.3mm |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
キャブレター形式 | - |
点火方式 | トランジスタ |
潤滑方式 | セミ・ドライサンプ |
始動方式 | セルフスターター |
エンジンオイル容量 | 2.3L |
燃料タンク容量 | 15.0L |
車体関係 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
キャスター | 25.0度 |
トレール | 110.0mm |
タイヤサイズ(前) | 120/70ZR17M/C(58W) |
タイヤサイズ(後) | 160/60ZR17M/C(69W) |
ホイールトラベル(前) | - |
ホイールトラベル(後) | 130 |
ホイールサイズ(前) | - |
ホイールサイズ(後) | - |
ブレーキ(前) | デュアルディスク |
ブレーキ(後) | シングルディスク |
懸架方式(前) | テレスコピック式 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ステアリングアングル(右) | 35 |
ステアリングアングル(左) | 35 |
性能 | |
最高出力 | 44PS(32 kw)/9500rpm |
最大トルク | 3.8kg・m(37N・m)/7500rpm |
最高速度 | - |
燃費 | 37.5km/L ( 60 km走行時) |
最小回転半径 | 2.7m |
装備 | |
ワンタッチクラッチレバー調整 | - |
ワンタッチブレーキレバー調整 | - |
燃料計 | - |
ツイントリップメーター | - |
時計 | - |
ハザードランプ | - |
盗難防止装置 | - |
ヘルメット収納スペース | - |
変速機 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
変速比(分かれば) | 3 |
2.166 | |
1.64 | |
1.36 | |
1.192 | |
1.04 | |
1次減速比 | 2.095 |
2次減速比 | 3.066 |
無段変速車変速比 | - |
バイクネットAJ事務局