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【バイクカタログシリーズ】Vol.9 ホンダ:DIO(ディオ)A-AF27
- バイクのメンテ記事
- 2018.01.09
バイクカタログシリーズVol.9。今回は「DIO(ディオ)A-AF27」です。 バイクコンセプトなどの基本情報や特徴、スペックなどをまとめています。中古バイク購入の際に、参考にしてみてください。

■対象車種:DIO(A-AF27)
■型式・年式:A-AF27(1990年)
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車種情報(コンセプト、変更点、概要情報など)
先代のDIO SRの登場から1年弱、1990年12月にHONDAはDIOの後継モデルを発表しました。先代との大きな変更点は主に2点。車体サイズの大幅な見直しが行われたことと、燃料タンクのさらなる大容量化です。
まず車体サイズは、全長が1,605mmから35mmアップし1,640mmへ、全幅が625mmから615mmへスリムに、全高は1,000mmから995mmへと変更。全長が35mm長くなったことにより、ホイールベースも10mm長くなりました。
燃料タンク容量に関しては4.0Lから5.0Lにアップ。これにより巡航可能距離も長くなり、今までよりもさらに実用性の高いスクーターへと進化しました。
初代DIOは1988年に登場後、約3年間で累計77万台もの生産台数を誇り、名実ともにHONDAを代表する50ccスクーターの名機として歴史に名を刻みました。その正統派ともよべる血筋を受け継ぎ、安定性抜群のエンジンはそのままに、全体のバランスと装備などを見直し改良されたモデルが3代目DIO(A-AF27)です。
車体サイズが見直された後も、700mmのシート高はそのままで足つきの良さは抜群。全幅はスリムになりつつも、幅広のフロアステップは健在で初心者にとっても運転しやすいバイクとなっています。
当時の新車価格は134,000円で、先代に比べて5,000円安い価格設定となっていました。現在は中古バイクとしてもお買い得なモデルです。
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車種の特徴(仕様、こだわりなど)
全幅が10mmスリムになったことで狭い路地裏などの道でも小回りが利き、より運転しやすいバイクとなりました。
さらにメーター下部にはインナーラックを新たに標準装備。シート下のトランクも大容量で、日常生活における使い勝手はさらに向上したといえます。
デザイン面の細かな仕様の変化としては、ウインカーがヘッドライトと同化するような配置となり、よりスタイリッシュな印象へと変貌を遂げました。ウインカーを点灯した際には車と同じようにメーターパネルに表示される仕組みとなっており、分かりやすい仕様となりました。
そして、もっともHONDAのこだわりが見られるポイントが、燃料タンク容量の大型化です。4Lから5Lへとアップした燃料タンク容量は、フロアステップの下部に配置することによって実現できたものです。50ccスクーターという小さな車体の中で極限まで効率化させた賜物であるといえるでしょう。
エンジンは先代から大きな変更はありませんが、それほど熟成され、完成度の高いものであるということが分かります。
DIOシリーズは大人気車種であるため、中古バイク市場では非常に多く流通しているバイクです。パーツ構成も比較的シンプルで、部品もすぐに取り寄せが可能であることからメンテンナス性も非常に高いのが大きな特徴です。基本スペック | |
メーカー名 | ホンダ |
型式 | A-AF27 |
乾燥重量 | 63kg |
全長×全幅×全高 | 1,640mm × 615mm × 995mm |
車種名 | ディオ |
総排気量 | 49cc |
定地燃費 | 48.5 km/L ( 30 km走行時) |
メーカー希望小売価格(東京地区) | 134,000円 |
エンジン | |
型式 | 空冷2サイクル単気筒 |
エンジン型式 | AF18E |
総排気量 | 49cc |
圧縮比 | 7.1 |
内径(ボア) | 39.0 mm |
行程(ストローク) | 41.4 mm |
燃料供給方式 | キャブレター |
キャブレター形式 | PB80 |
点火方式 | CDI式マグネット点火 |
潤滑方式 | 分離潤滑式 |
始動方式 | セルフ式(キック式併用) |
エンジンオイル容量 | 1.2L |
燃料タンク容量 | 5.0 L |
車体関係 | |
フレーム形式 | アンダーボーン |
キャスター | 26度 / 30 分 |
トレール | 73 mm |
タイヤサイズ(前) | 3.00-10 42J |
タイヤサイズ(後) | 3.00-10 42J |
ホイールトラベル(前) | - |
ホイールトラベル(後) | - |
ホイールサイズ(前) | - |
ホイールサイズ(後) | - |
ブレーキ(前) | 機械式リーディング・トレーリング |
ブレーキ(後) | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | テレスコピック式 |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 |
ステアリングアングル(右) | - |
ステアリングアングル(左) | - |
性能 | |
最高出力 | 6.8ps/7,000rpm |
最大トルク | 0.73kgm/6,500rpm |
最高速度 | - |
燃費 | 48.5 km/L ( 30 km走行時) |
最小回転半径 | 1.8m |
装備 | |
ワンタッチクラッチレバー調整 | - |
ワンタッチブレーキレバー調整 | - |
燃料計 | 有 |
ツイントリップメーター | - |
時計 | - |
ハザードランプ | - |
盗難防止装置 | - |
ヘルメット収納スペース | 有 |
変速機 | |
クラッチ形式 | 乾式多板シュー式 |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) |
変速比(分かれば) | - |
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- | |
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1次減速比 | - |
2次減速比 | - |
無段変速車変速比 | 2.450~0.850 |
バイクネットAJ事務局