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【遠藤イヅルの名車カタログ】第102回 アリエル・4G

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  • 2020.06.28

毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の名車は、イギリスの名門バイクメーカーが生んだ「アリエル・4G」のご紹介です。

■アリエル・4G ■エンジン:OHVエンジン

■最大出力:35hp


イギリスはかつて、名門バイクメーカーが数多く存在した。

しかもその多くが、設立がたいへん古く、

そして1960年代前後に消滅している。


1902年からバイク製造を開始したアリエルも、そのひとつだ。

創業者は、チャールズ・サングスター。

正しくは、彼が経営していた「コンポーネンツ」という会社が、

1800年代末期から自転車を作っていた「アリエル」を

買収したことによるものだった。

正式に社名がアリエルになったのは1930年代で、

その頃にはすでに「VB600」「VH500レッドハンター」などのバイクを

数多く生み出していた。


1931年。アリエルは「4F」シリーズを発表する。

4Fは、のちにトライアンフに移籍、「タイガー」「スピードツイン」などの

名車を開発したエドワード・ターナーによる「スクエア・フォー」と呼ばれた

500cc4気筒OHCエンジンを搭載していた。


1937年に「4G」と名前を変えると同時に、

エンジンを再設計して排気量も997ccまで拡大。

OHVエンジンとなったが、最高出力35hpという高性能を発揮。

アリエルを代表するバイクとなった。


4Gは1949年からは「4G マークI」、

1956年以降は「4GマークII」へと進化を続けたが、

1959年に製造を中止してしまった。

なお同時期、アリエルは、

バーチカルツインを積んだ「KH500レッドハンター」や、

「フィールドマスター」などもすべてラインナップから落としている。


それ以降はフルカバード・ボディに新設計の2スト2気筒250ccを載せた

「リーダー」と、外装を簡素にした廉価版「アロー」、

さらに排気量を200ccに絞った「アロー200」などを発売した。


これは、1951年にアリエルを傘下に置いたBSAの判断によるもの。

BSA・トライアンフ(こちらも1951年にBSAに売却)ともに

販売していたバイクがバーチカルツインモデルばかりだったため、と言われる。


そのアリエルも1960年代末にすべてのバイク生産を中止したが、その理由は

安価で高性能・高品質な日本製バイクの台頭だったことは言うまでもない。

制作・協力

(イラスト・文)遠藤イヅル

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