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ホンダ 新型 ホーク11 試乗会! Part1 技術解説編
- おすすめコラム
- 2022.07.11
山梨県山中湖村で行われた 「Honda HAWK 11 報道試乗会」。今回は、技術解説をレポートします!
山梨県山中湖村で行われた 「Honda HAWK 11 報道試乗会」。
この日は、製品説明、開発者インタビュー、試乗が行われました。
ホンダ ホーク11は「日本市場専用モデル」。
通常の量産機種モデルとは異なる「社内提案活動」から生まれたアイデアを具現化。
【目次】
1.「アフリカツイン」のエンジンでワインディングを楽しみたい
2.コンセプトは「速くない、でも少し速い 大人の、つかの間の至福」
3.車両詳細
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「アフリカツイン」のエンジンでワインディングを楽しみたい
ホーク11は、「アフリカツイン」の車体をオンロード向けに適合させた「NT1100」のフレーム / 足まわりをベースに、よりワインディングでの走りを楽しめるディメンションに再構成。
「国内専用ロードスポーツモデル」として、グローバルな市場トレンドとは異なる位置づけで開発。
低く構えたスタイリング。セミダブルクレードルフレームと、前後17インチホイールの組み合わせ。
シートレール後端は、NT1100より約100mm短縮。
トップブリッジ 、セパレートハンドル 、ミラー構成、ステップブラケットが、主な車体の新規パーツ。
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コンセプトは「速くない、でも少し速い 大人の、つかの間の至福」
これまでの「日本の二輪文化を築いてくれたベテランライダー」に向けて企画。
「バイクを乗り継いできた大人の、革ジャン姿が似合うようなスポーツバイク」をイメージ。
「楽しさは数字じゃない。」
創りたかったのは「凄いバイク」ではなく、半日の自由を見つけ、出掛けて「楽しいバイク」。
「バイクと付き合える時間」を熟知した「大人のライダーの琴線に触れるモデル」を目指しました。
「一体成型FRP製カウル」で、少量生産に対応。
「走りの楽しみを忘れない大人のバイク」の象徴として「ロケットカウル」を採用。
視認性 / 被視認性ともに優れたLEDヘッドライト。
スポーツバイクを象徴する、前傾姿勢のライディングポジション。
シートとステップの関係は、CBR1000RR(2008モデル)とほぼ同位置。ハンドルは103mmアップ。
ゆったりからワインディングまでカバーする、車体パッケージ。
車両重量214kg。
ロケットカウルを縁取るシルバーのアクセントを施した「パールホークスアイブルー」(左)。
高質感のあるブラックを基調にロケットカウルをシルバーに塗り分けた「グラファイトブラック」の2色。
ネーミングは「二気筒系ロードスポーツ」の「HAWK」と、排気量クラスイメージの「11」の組み合わせ。
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車両詳細
パワーユニットは、水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒1,082ccエンジン搭載。
「豊かなトルク」と「パラレルツインのパルス」を持つエンジン特性によって、スペックだけじゃない走りの楽しさ、深さを表現。
スポーティな走りに寄与する、6速マニュアルトランスミッション。
4段階切り替え可能なHonda セレクタブルトルクコントロール(HSTC)と、ウイリーコントロールを装備。
サイレンサーはNT1100と共用することで、低音の効いた味わい深い排気サウンドを踏襲。
NT1100より取り付け角度をアップさせ、より深い「41.5度のバンク角」を確保。
スポーティなイメージを高める、セパレートタイプのハンドル。
バックミラーは、ハンドル幅より内側に配置。
スポーツグリップヒーターを、純正アクセサリーで用意。
視認性の高い反転液晶メーター。
速度と回転数のほか、ライディングモード、シフトポジションなどの各情報を表示。
スロットルバイワイヤ採用で、スポーツバイクらしいダイレクトなレスポンス。
ライディングをサポートする、電子制御技術のライディングモードを搭載。
出力特性の選択が可能(スポーツ、スタンダード、レイン、ユーザーの4種類)。
前方が絞り込まれた形状のシート。シート高は820mm。
シートカウルは、FRP製。
高速道路などの通行に便利な、ETC2.0車載器を標準装備。
テールランプと前後ウインカーも、LED式。
急ブレーキをいち早く後続車に伝える、エマージェンシーストップシグナルを装備。
フロントサスペンションは、ショーワ(日立Astemo株式会社)製SFF-BP倒立フロントフォーク。
NT1100のサスペンションセッティングを変更し、キャスター角を25°にして軽快なハンドリングに寄与。
フロントブレーキは、ラジアルマウントの対向ピストン4ポッドキャリパーとダブルディスクの組み合わせ。
ABSを標準装備。
リアサスペンションはアルミ製スイングアーム、プロリンクとシングルチューブ分離加圧式ダンパー。
ダイヤル式プリロードアジャスターを装備。
次回は、開発者インタビューをお届けします!
(取材協力)
本田技研工業株式会社
株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
(写真・文)
森井智之