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ホンダ 新型 ホーク11 試乗会! Part2 開発者インタビュー編
- おすすめコラム
- 2022.07.14
山梨県山中湖村で行われた 「Honda HAWK 11 報道試乗会」。今回は、開発者インタビュー編をレポートします!
山梨県山中湖村で行われた 「Honda HAWK 11 報道試乗会」。
この日は、製品説明、開発者インタビュー、試乗が行われました。
今回は、開発者インタビューをレポートします!
【目次】
1. 新たな価値観と充実したバイクライフを提案
2. 具現化に苦労した「ロケットカウル」
3. 特徴的なミラー構成
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新たな価値観と充実したバイクライフを提案
新型ロードスポーツモデル ホーク11は「日本市場専用モデル」として開発。
通常の量産機種開発における企画プロセスとは異なる、ASP(アーキテクチャー シリーズ プロジェクト)のアイデアから誕生。
ASP
・既存のフレーム / エンジン / 足まわりなどから構成される「車体」を活用。
・現行ラインナップとは異なる位置づけの派生モデル。
・市場規模 / 設定台数に対応した造り方も検討し、開発。
「アフリカツイン」の車体をオンロード向けに適合させた「NT1100」のフレーム / 足まわりをベースに、よりワインディングでの走りを楽しめるディメンションに再構成。
想定ユーザーは、経験豊かなベテランライダーを中心にし、新たな価値観と充実したバイクライフを提案。
インタビューに参加していただいた5名を紹介。
吉田昌弘氏(開発責任者代行)(右から6人目)
三木聡介氏(左から2人目)
大和風馬氏(左から4人目)
倉澤侑史氏(左端)
(本田技研工業株式会社)
八重樫裕郁氏(右端)
(株式会社本田技術研究所)
尚、ホーク11開発責任者の後藤悌四郎氏は、2022年5月に定年を迎えてご勇退されています。
今回の試乗会は、残念ながら不参加でした。
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具現化に苦労した「ロケットカウル」
インタビューは、試乗の前に行われましたので、試乗時のチェックポイントを伺いました。
ホーク11の使い方は「半日ツーリング」を想定。
例えとして出たのが、開発部のある「埼玉県朝霞市」から「埼玉県秩父市」へのツーリング。
高速道路や一般道(ワインディング)を走る、片道約100キロほどの行程を想定したルート。
低いハンドルによる「前傾姿勢」によって、コーナーリングを楽しむライディングポジションを構築。
上体が起きて楽な「アップライトのポジション」になるNT1100とは異なる装備で「操る楽しさ」を表現。
フューエルタンクは専用品。
「ブルー」を「キースケッチ(デザインの鍵)」とし、「木漏れ日の中、光の加減で見え方が変わる」造形を意識。
「ロケットカウル」は、「カフェレーサー」イメージのデザイン達成のため、具現化に苦労したパーツ。
このカウルは、販売計画台数が「年間1200台」という生産ボリュームを考慮して「FRP製」を選択。
FRP製カウルの生産は、ホンダのバイクとしては1987年発売のVFR750R(RC30)以来とのこと。
(ちなみに、2015年発売のRC213V-Sは「ドライカーボン」を使用。)
FRPの選択により、通常の量産における「樹脂成型」の分割金型方式とは異なる、「一体成型」によって「パーティングライン(継ぎ目)」のない「綺麗な線」を実現。
カウル内側はFRPならではの「ザラザラ」とした面処理に。
これはRC30を知る「おっさん世代が喜ぶ」仕上がり。(ただし、FRPは「手張り」ではないとのこと。)
私も今回、カウルの内側をじっくり見て、ひとりで盛り上がりました(笑)。
カウルの塗装が「2色の塗り分け」になっているのも、注目のポイント。
この処理は「匠ライン」での手作業で行っています。
よく見ると、塗装の際の境界を「テープ」によって分けたことによる名残として、塗料の「盛り上がり」が僅かに見られます。
(実際には目立たなくなるように後処理を施しているとのことです。)
「デカール(転写シート)」にはない、個々のカウルによって異なる「表情の証」を聞いて、その価値を知ることが出来ました。
ロケットカウルは「カタチありき」によって採用されたので「空力」は考慮していない形状。
「FRPの内側は、リブを付けるなどの細かい細工が出来ない」という理由もあるそうです。
そこで空力を担うのが、ラジエーター左右横の樹脂パーツ「ラジエーターシュラウド」。
主に「低速域のふらつき」を抑制する目的の空力パーツで、形状決定まで何度も変更を行った、こだわりの一品。
「そんなの走って、違いが分かるんですか?」と思わず失礼な質問をしてしまいましたが、それを聞いて試乗がさらに楽しみになりました(笑)。
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特徴的なミラー構成
ミラー構成は、ホーク11の大きな特徴のひとつ。
ミラーはカウルの上から「ニョキっと生やしたくなかった」との想いから、この位置に。
後方確認は、目玉の移動だけで大丈夫ということです。
ラジエーターも、専用パーツ。
幅をNT1100比で-60mmとして小型化し、ロケットカウルとのマッチングを図っています。
これは日本で走る際の速度域を考慮し、NT1100より「少ない熱量」の冷却を想定したために可能になったサイズ。
見えないところでは、エアクリーナーも専用パーツ。
形状変更によって、吸気音をチューニング。
シートには「尻を引いて」後ろに座るのが「オススメ」とのこと。
カスタマイズパーツの「シートカウル」は「基本」だそうです。
車両重量214kgは、細かい積み重ねで実現。
撮影の際の押し歩きも、楽な印象でした。
ホーク11は、「少量生産で作るバイク」の「手始め」として企画されたバイク。
「ASP」の今後に期待したいと思います!
次回は、試乗インプレッションをお届けします!
(取材協力)
本田技研工業株式会社
株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
(写真・文)
森井智之

