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ホンダ レブル1100T(MT)に試乗!やはり文句なしの優等生でした
- おすすめコラム
- 2024.01.18
【あみ into MOTO】vol.55。ホンダ レブル1100T(MT)の試乗インプレッションです!
こんにちは、木村亜美です。さっそくですが、毎週水曜22:30~23:00千葉テレビ放送(以下、チバテレ)で放送中のバイク情報番組【週刊バイクTV】という番組をご存知でしょうか。現在、同番組メインMCを務めるモーターサイクルジャーナリストREI君と共に私、木村亜美が出演しはじめて、かれこれ今年で4年目を迎えました。
毎週いろんなバイク情報と様々なツーリングスポットをご紹介している週刊バイクTVのロケで、先日私の念願叶って初めて乗ることができた、ホンダ レブル1100T(MT)。やはりこれは何の文句もつけようがない極上のバイクでした。
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大型クルーザーのレブル1100T
ホンダのレブルと言えば、250、500、そして1100バージョンと3兄弟のラインナップが揃い、特にレブル250に関しては東京都心部では「毎日どこかで見かける」 といっても過言ではないほど、爆発的人気車両です。
そのレブル3兄弟の長男に位置づけられるレブル1100に、大きいフロントカウルと左右のサドルバッグを備えた大型クルーザーモデルが 『レブル1100T』 になります。
レブル1100/1100Tにはそれぞれ、ホンダ独自のバイク用オートマチック機構 “DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)” 搭載モデルと “MT(マニュアル・トランスミッション)” モデルの2パターンあり、今回ご紹介するのはその「MT」バージョンです。
ホンダ アフリカツインにも搭載のDCT機構、変速操作をすることなく、エンストの心配も無用、楽ちんさと安心感を両立し、しかもその完成度の高さもあってホンダのDCT搭載モデルは圧倒的人気を誇っています・・・が、私は個人的にMTモデル派です。
ではまず、レブル1100Tのライディングポジションからご覧ください。
▲ 木村亜美 身長166cm/シート高700mm
「両足ベタ付き、安心のシート高」・・・というのは、全レブルシリーズに共通する最強の強みではないでしょうか。これまでも色んなレブルオーナーさんに「何故レブルを選んだのか?」 を聞いてみると、「かっこいいから!」と同じくらいに「足がつくから」という回答が返ってきます。
低重心で238kgの車両重量を感じさせず、跨って引き起こしする際も大型バイクとは思えない軽さ。上の写真をみてもわかる通り、車格は意外とコンパクトで車両保管の際も大型アメリカンクルーザーなりの大仰なスペースを確保しなくても大丈夫なところも魅力かと思います。
跨って最初に気になるのはやはりステップの位置。ミッドコンとフォアコンの中間くらいに位置する、レブルシリーズに共通のステップポジションは、走っているうちに気にならなくなるので良しです。
▲ このステップ位置はレブルの個性
腕を伸ばすと自然な位置で握れるグリップ、そして左右のスイッチ類もボタンが多すぎず、かといってシンプル過ぎずちょうどいい。標準装備でグリップヒーターやクルーズコントロールが付いています。
走行モードはスポーツ → スタンダード → レイン → ユーザーで切り替え可能。モード切り替えも手元のMODEボタン一つで操作できるので容易です。
▲ スイッチボックス左側にはグリップヒーターやMODEボタンがある(写真左)、クルーズコントロールの操作は右側のスイッチで(写真右)
▲ P:パワー、T:トラクションコントロール、EB:エンジンブレーキ・・・と、走行モードの切り替えによって各種電子制御の介入度が変わる。ユーザーモードは、自分好みで介入レベルを調整可能
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真冬だってバイクに乗りたくなる気持ち良さ
走り心地は、もう極上です。この日、週刊バイクTVのロケでしたが、ついつい無言になってしまうほど気持ちいい。季節は1月中旬、控えめに言ってもすごく寒い日です・・・。だけどレブル1100Tに乗っているとその寒さも忘れてしまうんですよね。
大型のフロントカウルの風防効果は絶大で、高速道路を走っても身体で風を受け止めている感覚は最小限だったのは驚きました。さらにグリップを覆うほどのカウルと、グリップヒーターのW効果で真冬でも手が汗ばむほどの暖かさ。これなら真冬のツーリングでも全然怖くない!
ちなみにETC2.0も標準装備って、最高です。
▲ のんびり ゆっくりツーリングを楽しむ日。パワー感や制動力に不足は全く感じません
この日の試乗で、特に印象的だったのがシートの座り心地の良さ。しっかりとお尻をホールドしてくれる安心感、長時間のライディングになっても「シートが気持ちいいなぁ~・・・」なんて思える余裕もあります。
純正シートでも十分気持ちいいですが、オプションでゲルシートやタックロール風のお洒落なシートを装備したり、同乗者用オプションでバックレスト(背もたれ)やタンデムグリップを装備することも可能。
▲ 豊富なオプションパーツでドレスアップするのもレブルの楽しみ方
レブル1100Tといったら忘れちゃイケない左右のサドルバッグ!イグニッションキー1つで開閉できるので便利。スリムなので幅も取らず、出先で荷物が増えても安心です。ただ、蓋を閉めるときの建付けがあまり良くない(個体差?)ので、確実に閉まっているのか不安になります。ここは要改善ポイントですね。
▲ 左右サドルバッグ合計で35Lのストレージを確保
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レブル1100T(MT)とアフリカツイン アドベンチャースポーツES(DCT)の放送は
パワフルでトルクフル。変速でギクシャクすることなく、言ってしまうとギアを選ばすとも走ってくれるタフなエンジンはとても頼もしく安心できます。
スポーツバイクのカテゴリーではなくても、しっかりと地面を駆って加速するスピード感や大型のフロントカウルがあってもスッと意のままに操れるハンドリングから、レブル1100Tはスポーツクルーザーと言われる所以なのがわかります。これでワインディングも走ったら楽しいだろうなぁ。
低速域での取り回しやUターンの際も、両足接地するから怖くない。あと、サウンドも迫力あっていい音ですよ!
今回の試乗でレブル1100T(MT)は私のなかで結構お気に入りバイクのひとつになりました。このバイクが発売した当初(発売日2023年2月末)、私が予想していたより巷やメディアでこのバイクを目にする機会が少ないなぁ・・・?という印象でしたが、今年2024年モデルのレブル1100Tはホイールカラーが変わる!?・・・などのカラーチェンジが予想されています(アメリカではブルーメタリックやグリーンメタリックのカラーが登場らしい※日本未導入カラー)。
今回、週刊バイクTVのロケでレブル1100T(MT)とアフリカツイン アドベンチャースポーツES(DCT)を試乗しましたが、この日の収録分は2024年1月31日と2月7日の2週に渡りチバテレにて放送予定です(他エリアでの放送については週刊バイクTV|チバテレ 公式HPをご覧ください)。また、過去の放送分は週刊バイクTV公式YouTubeチャンネルでもご視聴可能です。ぜひみてねー!
▲ 収録風景
▲ 番組の放送、お楽しみに!
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<プロフィール>木村亜美
東京出身、タレント・ライター・YouTuber。
雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。
所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、Can-Am Spyder F3 Limitedなど。