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【遠藤イヅルの名車カタログ】第111回 ホンダ・CBR1000F
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- 2020.11.15
毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の名車は、1987年に登場したホンダ初の水冷直4リッターバイク「ホンダ・CBR1000F」のご紹介です。
■ホンダ・CBR1000F ■エンジン:水冷4ストローク並列4気筒
■最大出力:93 ps/9,000 rpm ■最大トルク : 8.7 kg-m/6,000 rpm
「CBR1000F」は、ホンダ初の水冷直4リッターバイクで、1987年に登場した。
フルカバード・フォルムは、
国内向けフラッグシップの「CBR750Super Aero」と同一。
ライバルの「ヤマハ・FZR750」や「スズキ・GSX-R750」が
750ccクラスのレーサーレプリカとして
スーパースポーツバイクを目指したのに対し、
CBR750、そしてこれの海外向けであるCBR1000Fは、
ツーリングもこなせるスーパーツアラーという性格が与えられていた。
そのため、フェアリングにはライダーの快適性を増すための
の空力設計も行われており、ロングツーリングの際に大きな威力を発揮する。
角断面ツインチューブのダイヤモンドフレームに包まれた
135psを発生する直4DOHC4バルブエンジンは、
CBR750用の748ccから998ccからに排気量を拡大したほか、
バルブ駆動をカムギアトレーンから通常のチェーン式に変更している。
1989年にはフルモデルチェンジを行なって、型式もSC21からSC 24へ進番。
フロントカウルがスラントノーズ化されてスポーティな印象を増し、
フルカバードのフェアリングも、より洗練されたデザインとなった。
その後CBR1000Fは、1993年にフルモデルチェンジ(SC31)、
そして1996年には排気量を1137ccにアップした「CBR1100XX BlackBird」(SC35)
へと発展していった。