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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第115回 モンテッサ・ミニミニ
- おすすめコラム
- 2021.01.24
毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。今週の珍車は、1970年に登場したミニバイク「モンテッサ・ミニミニ」のご紹介です。
■モンテッサ・ミニミニ ■エンジン:2ストローク単気筒
トライアルバイクの世界では名門で、
1980年代以降はホンダ傘下にあるスペインのメーカー「モンテッサ」。
その創業は1944年と古く、
かつてはマン島TTレースほかロードレースにも参戦して好成績を収めたほか、
市販車でも「ブリオ」の販売が好調でした。
今回ご紹介する「ミニミニ」は、1970年に登場しました。
ドイツのメーカーJLO社からライセンス供与を受けて生産した、
G50型2スト単気筒50ccエンジンを積んだミニバイク「ミニ」よりも
さらに小さなモデルで、
「ホンダ・モンキー」のようにハンドルを外せば
車のトランクにも収まる、レジャーバイク的な使い方を想定して
開発されていたようです。
1.6psしかないエンジンのほか、ヘッドライト・サドルなども
ミニから流用していました。
しかし、コンパクトになる小型バイクバイクの需要は
当時高くなかったこともあり、商業的には失敗。
生産台数は、わずか225台でした。