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【遠藤イヅルの名車カタログ】第18回 ホンダ・ブロス(1988)

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  • 2016.12.26

イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の名車は、アルミフレームにプロアームが特徴的なネイキッドバイク「ホンダ・ブロス」のご紹介です。

■ホンダ・ブロス(1988) 水冷4ストロークSOHC3バルブV型2気筒

■最高出力:55.0ps / 7,500rpm (37.0ps / 8,500rpm)

■最大トルク:5.7kgm / 6,500rpm (3.5kgm / 6,500rpm) ※カッコ内は400cc


パワーと速さが求められたレーサーレプリカ全盛時代の1980年代末、

各メーカーからは逆にシンプルな「ネイキッドバイク」が少しずつ現れ始めた。

その代表格は古典的な構成がむしろ新鮮に映ったことでヒットした

「カワサキ・ゼファー(1989年)」だったが、

その前夜、1988年にデビューした「ホンダ・ブロス」は、

まさにレーサーレプリカとネイキッド時代の橋渡し的なモデルだった。


カウルレスではあるものの、フレームはレーサーレプリカ譲りの

5角断面アルミ製ツインチューブフレーム、

リアのスイングアームはVFR750R(RC30)と同様に

アルミ鋳造製で片持ち式 の“プロアーム”を採用するなど

当時の最新技術を数多く採用。

各パーツも金属の質感を活かした丁寧なフィニッシュが施されていた。


エンジンは1983年登場の「NV400SP」に搭載されていた

52度Vツインをベースに3バルブ化、ボア・ストロークの変更をしたもので、

これは同モデルがスポーツ走行寄りの性格だったことから

ブロスではあえてパワーを落としトルク重視のセッティングとし、

Vツインらしい乗り味を増している。


だが、アメリカン的な特性のVツインエンジンと、

レーサーレプリカ的な設計のマッチングは決して良かったとは言えず、

オールマイティな性格を目指したハンドリングも、

残念ながら中途半端と評されてしまった。


最新技術とゆったりとした乗り味を融合しようとしたブロスは、

たしかにネイキッドになりきれなかったバイクだが、

オトコノコ心をくすぐる美しいデザインと高い仕上げは

とにかくカッコイイのだ。

Vツインエンジンの官能的とも言える鼓動

(しかもこのエンジンはとても耐久性が高い)、

コンパクトで軽い車体ゆえの乗りやすさなど、

ブロスは今なお製品として大いに魅力があると思う。


なお、ブロスは400ccのプロダクト2と650ccのプロダクト1の2車種構成だった。


■メーカーのページ:PRESS INFORMATION BROS 1987.12.1



制作・協力

(イラスト・文)遠藤イヅル

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