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新しい道ができれば新しい立ち寄りスポットが見つかる

  • おすすめコラム
  • 2019.02.04

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】第27回。土肥や月ケ瀬周辺エリアのツーリングスポットをKAZU中西さんがご紹介。建設途中だった天城北道路は作成までの道のりを撮影した貴重な写真も掲載しております。

  • 天城北道路の建設工程を間近で見てきたKAZU中西さん

【祝開通!天城北道路】

1月26日の午後、実質的な運用が始まった天城北道路。修善寺道路から国道136号線の月ケ瀬へ連結する道路で、広域で見れば伊豆縦貫道の1部になります。この開通により、新東名高速・長泉沼津ICから天城北道路・月ケ瀬IC(新設)までが1本の道でつながったことになり、沼津から土肥までの所要時間が大幅に短縮されます。振り返ってみれば、東京2020の開催に間に合わせよう!という意気込みで工事は進んでいました。

2015年は、まだ道半ばですね。



2016年、高架区間の工事がかなり進みました。



2017年は、仕上げの工事がまだ進行中でした。


2018年1月21日、開通式の直後です。現在は、獣の侵入を防ぐフェンスが設置されているので、もう同じ景色は撮れません。


新設された月ケ瀬ICです。国道414号線と交差し、月ケ瀬トンネル(新設)を通って月ケ瀬バイパスを進行していけば国道136号線に連結。土肥まで一本道で行けます。


天城北道路と同時に建設された月ケ瀬トンネル。月ケ瀬ICと連結しているため、伊豆の渋滞スポットだった出口交差点を通らずに済みます。


【流れのスムーズさは立ち寄りやすさにつながる】

国道136号線を進んでいくと舩原峠を越えて、伊豆市土肥地区に入ります。少し前に部分開通した土肥バイパスのおかげで、同路線の流れはとてもスムーズになりました。もう、大型観光バス同士がすれ違えず大渋滞!ということも無く、快適にツーリングできます。行く先の道が空いていると分かっていれば、先を急ぐことも無いですから、途中の観光スポットにも立ち寄りやすくなりますね。

土肥の大木牛乳が運営する国道136号線沿いのドライブイン。オリジナルのソフトクリームが運転疲れを癒してくれます。


お土産としてはもちろん、その場で食べることもOKの君だけプリン。



軽食では、オリジナルの牛乳ラーメンが人気です。僕は決まって月見そばネギ抜きを注文しています。


いわゆる田舎そば系なのですが、僕の出身地である八戸とか、長く住んでいた甲府のそれとは違う食感と汁の味わいを気に入っています。

関連リンク

大木牛乳

http://izuookimilk.babymilk.jp/index.html

  • 土肥金山で金運を上げよう

【土肥に行ってここは素通りできん!】

土肥の一大観光施設と言えば土肥金山。伊豆半島内でも大規模な二輪専用駐車場を用意しているのはここだけです。オートバイ乗りなら当然寄るでしょ?飲食&お土産物のショッピングOK!トイレ休憩もお気軽に!とのことです。

土肥金山の記念撮影スポットです。この先に見学坑道があります。


土肥金山へは1人でぶらりと行くことが多いです。レストラン・軽食テラス・喫茶店・お土産売店・見学坑道・大人数対応のトイレが完備されているため、彼女や奥様、子供とタンデムで行くのも良いでしょう。



坑道へ入って最初に出逢うのが黄金の鳥居。キチンとお願いすれば、金運UPするとのこと。僕の場合は金運よりも仕事運がUPします(嘘のような本当の話)。



坑道内には、当時の作業をイメージしやすいように作業者のダミーがいて、動いたりしゃべったりしています。



お金を洗えば金運UPするかも?の銭洗い。ぜひ探してみてください。


ギネス認定、世界一の大金塊です。なんと触ることもOK!



お土産物コーナーの一角にある鈴基商店。お茶屋さんです。ご主人のもっちゃんは、土肥地区では知らない人がいないほどの超々有名人。FMISで冠番組も持っています。太鼓も打つし、夏場は焼きそば職人。冬場はみかんも売っています。もはや何屋なの?という感じですが、本業は八百屋さんみたいです。サインをもらうなら今のうち。


南海部品の秋冬ジャケット、Dスタイルジャケットのバックパック部に、金の延べ棒が何本入るか?を試してみました。結果は総額6億円分。もし実物だったら、立ち上がることすらできないほど重いです。

関連リンク

土肥金山

https://www.toikinzan.com/

  • 本格旅館のさか屋もオススメ

【新道&新ICによって身近になった】

天城北道路が開通する以前は、渋滞発生エリアだった月ケ瀬周辺。国道136号線と国道414号線が重なる場所ゆえに、交通集中による自然渋滞が発生しがちでした。今後どのように変化していくのかは、今のところ読み切れません。現時点においては、今まで寄りたかったけれど渋滞によってやむを得ず素通りしていた場所に、行きやすくなったことは間違いないです。

創業102年の和菓子工房、小戸橋製菓の天城本店です。オリジナルの猪最中とバタどらは、伊豆のお土産としてすっかりメジャー級です。通販でも買えますが、やはり実店舗で買うのがオートバイ乗りの流儀だと思います。


天城本店では、イートインコーナーを設けてあります。つまり、休憩を兼ねてその場で食べられる。ツーリング疲れを取るのに、甘味はかなり効果的だと思います(個人の感想)。

関連リンク

小戸橋製菓

https://www.kotobashi.com/



天城吉奈(よしな)温泉の御宿、さか屋です。起源はまさに酒屋だったそうですが、その歴史はなんと400年以上!現在の国道414号線が開通する以前・・・一例をあげると、「伊豆の踊子」時代は旅路のメインルートにあったとのことで、作家や著名人も利用していたようです。日本旅館本来のおもてなしをポリシーとしていることから、入浴のみのサービスは行なっていません。現代風のホテルサービスもしていません。大自然を静かに楽しみ、心を癒す本格旅館なのです。


吉奈温泉は1200年以上の歴史があります。それを裏付けるかの如く、周辺からは土器などが出土したこともあり。現在のさか屋を建設するにあたり、古い建屋から出てきたという食器等が展示されていました。



太陽の塔で知られる芸術家の岡本太郎先生がこよなく愛したというさか屋。先代からのお付き合いだそうで、好意によって贈られたリトグラフや絵画などの作品が展示されています。


大阪万博の打ち上げもさか屋で行なわれたそうです。なお、3Fには岡本太郎先生がデザインした湯舟もあるとのこと。


帳場の壁面に飾られた岡本太郎先生直筆の色紙。子宝の湯をイメージして描かれたそうです。「よしな」「さかや」の文字が隠されているのですが、見つけられるでしょうか?


色紙と同じ図のハンドタオルが購入できます。本来は宿泊していただいたお客様にご案内している品だとか。



知る人ぞ知る、地元の土を使った天城宏山窯の食器が展示販売されていました。



さか屋さんは元々造り酒屋であり、その歴史は24代を数えるとのこと。江戸時代に宿へ変わったそうですが、さか屋特製地酒にて酒造りの技を現代に伝えています。入荷するとすぐに売り切れてしまうほどの人気商品で、常に品薄状態とか。売店にて購入可能です。

関連リンク

御宿さか屋

http://www.yoshina-sakaya.co.jp/index.htm

伊豆のジビエでもある鹿。しかまるは、ペット用の鹿肉ジャーキーを製造販売しているお店です。店主の高山さんは、VMAX1700やオフロードバイク、ジムニーを駆るアウトドア派だったりもします。


ペット用として品質にこだわっているため、大量生産はできないそうです。よって、オープン以来、ずーっと品薄状態が続いているとか。犬種を関わらずリピーターが増殖中。

関連リンク

しかまる

https://www.facebook.com/DEER-BASE-izu-%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%82%8B-2311111615573036/

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


バイクの窓口事務局

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