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【バイクイベント】時の歯車が2速に入った感

  • おすすめコラム
  • 2023.11.16

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.171。様々なバイクイベントで活躍されているKAZUさん。各イベントのレポートを頂きました!

コロナ禍を乗り越え、ようやく世の中が動き出した。バイク関連イベントの多さからも、そんな風に感じます。僕自身、様々なジャンルのイベントに参加して再確認できたこと、初めて見聞きすることもたくさんありました。また、同じイベントに参加しても、視点が変われば新たに見えることもある。今回は直接行ったからこそ、参加したからこそ語れるレポートになります。

 

  • やっぱり楽しい走る系イベント

ここ10年ほどの話ですが、たくさんのバイクメーカー&用品メーカーが集うイベントは人気があるように思います。新製品を直に見られる機会であり、アウトレット品の即売もあるなど、何かを狙っていかなくても楽しい気分になれることでしょう。同一車種のオーナーミーティングも、意気投合する人と出会えれば面白いと聞きます。「走る系」イベントでは、ライディングスクールなどの講習会が人気のようで、基礎からしっかり学びたいというライダーが増えていると実感しています。僕自身は見るより乗りたい派ですから、それがインストラクター業務(お仕事)だったとしても、皆さんと走れる機会に喜びを感じます。

 

9月30日、鈴鹿ツインサーキットにて開催されたNANKAIサーキットDAY。サーキット走行を体験してみたい人や、これから本格的にサーキット走行を始めたいという人に人気の走行会。今回も100名以上のライダーが集まりました。ライディングスキルや経験によってクラス分け、20人のインストラクターがサポートするという贅沢なサーキット走行会です。僕は、体験走行クラスとベーシッククラスのインストラクターを務めさせていただきました。「サーキット走行に慣れていないうちは、気持ちが高ぶり過ぎてしまったり、逆に委縮し過ぎてしまいます。僕も初めの頃はそうでした。転べば痛い思いをするし、無事に帰宅できなくなりますから、無理して前を走っている人についていこうとせず、マイペースで無事に走り切ることを重視してください」このようにお話しました。かつて、僕がバイクに乗り始めた80年代は、転ぶまで攻めなければ上手くなれない!と教わりました。今は価値観が違うというか、誰しもがレーシングライダーを目指している時代ではないから、僕らの時代よりローペースで学び、もっとモータースポーツを楽しみたい!という気持ちになってから、レーシングスピードにシフトアップすれば良いと思います。

 

2023年は教習所で主催、または会場となる試乗会が増えたように思います。今どきは動画やWEBサイトなどで、気になるバイクの情報を簡単に得られますが、購入前の試乗は可能な限りしておいた方が良いです。見ると乗るでは大違いというバイクは、意外に少なくない。9月24日、田方自動車学校で開催されたTDSバイク祭り大試乗会。地元(静岡県東部)では、様々なメーカーのバイクに乗れると人気の試乗会で、自分に合うバイクを見つけるチャンスでもあります。この日は、女子プロレスラーの七星(ななせ)選手と、サメに噛まれたユーチューバーMintokoチャンネルの「みんたん」が、異色タッグを組んでMCを務めました。これもコロナ禍を乗り越えた新時代らしい、新たな試みの一つだと思います。

 

  • 久々だから盛り上がり過ぎちゃった?

大勢の人が集まる音楽フェスやミーティングの様子を聞くと、活気が戻って良かったという声が多かったように思います。実は僕自身、いくつかのイベントで裏方を務めさせていただきましたが、主催者や関連企業は、イベント再開のタイミングを待ちつつ計画を入念に練り直したり、イベントに使用する機材のリニューアルやアップグレード化を図るなどの準備をしていたようです。しかし、準備万端だと思えたイベントでも、期待度の高いイベントは、想定を上回る来場者にてんてこ舞いになるなど、ちょっとした混乱もあったようです。

 

2019年の第11回から4年数か月を経た9月23日、ついに開催された第12回デイトナ茶ミーティング。メインMCは、前回引き続きしっかり者の梅本まどかさん、隙あらばボケたおそうとするカズ兄さん(カズ中西)が担当。野崎史高選手によるトライアルデモ、「ヨエロスン」やシンガーソングライタ花野さんのライブ、静岡県警察交通機動隊による交通安全トークショーなどのステージコンテンツ、バイク用品&パーツメーカーや地元企業・団体による出店ブースの多さ、全てにおいてアップグレードされていました。さらに、ヨツバモトの体験試乗、WEBオートバイによるライブ配信、平嶋夏海さんによる初心者ライディングスクールの初開催など、見どころもたくさんで、時間が足りないという悲鳴もちらほら。想定をはるかに上回る来場者数であったため、駐車場関連で迷惑をかけてしまった場面もあったそうです。来シーズンはもっとスムーズに、もっと楽しめるイベントになるよう期待大。

デイトナ茶ミーティング

 

10月14日15日、浜松オートレース場にて開催された第21回バイクのふるさと浜松2023。前年も同会場にてイベント再開されていたせいか、スムーズに進行されていたと思います。僕は、伊豆スカ事故ゼロ小隊ブースにて安全運転の啓発活動、ステージでは交通安全講座を務めさせていただきました。会場の立地や地域性なのか、ライダーはもちろんご近所の皆様や家族連れが多く、未来のライダー=子供たちと接する機会も多くて、とても有意義なイベントでした。

バイクのふるさと浜松2023

 

  • 乗らない時でもバイク乗りを楽しみたい

バイクで行くリアル系以外にも、たくさんのイベントがあったなぁと回想する2023年秋。本サイトにて、すでに紹介されている第61回全日本模型ホビーショーもそのひとつ。バイクのプラモデルは、バイクの構造を学べる教材的な側面もあり、個人的にはかなり好みのホビーだったりします。その他、声出しOKの音楽ライブやプロレス観戦など、自身がプレイヤーでなくても楽しめるイベント多数で、時の流れが急に加速し始めたなと感じています。さらに今年の秋は、東京モーターショー改めジャパンモビリティショーが開催されます。レポーターの数だけ様々な見方があると思いますから、個人的にも楽しみにしています。

 

10月1日、東京ビッグサイトで開催された全日本模型ホビーショーに行ってきました。バイク関連の詳しいレポートは、とても分かりやすくまとまっている森井智之さんのコラムをご覧になっていただきたいと思います。

全日本模型ホビーショー(公式)

第61回 全日本模型ホビーショー レポート Part 1!

第61回 全日本模型ホビーショー レポート Part 2!

 

実車のCB750four(K0)を2台も展示するなど、製品への自信と気合を可視化していた青島文化教材社のザ☆バイクシリーズNo.01、12分の1スケールの’69ホンダドリームCB750fourです。開発のポイントは、エンジンの再現性。放熱フィンをできるだけ薄くするためにはどうしたら…から編み出されたアイデア、積層組み立て式のシリンダーパーツに感心しきりです。これは、実車の寸法を忠実にスケールダウンしていくと、薄すぎて強度が成り立たないというプラモデルの宿命にチャレンジ、問題をクリアしたという結果だと思います。

 

スケールモデルでは、世界一の再現性を持っていると称されるタミヤブース。バイクは再販モデルや完成品モデルに注目が集まっていました。僕は、あえて工作系のブースに注目。新作は、重心移動歩行ロボットで、足にモーター駆動のギミックは無し。電池一体型となったモーターユニットを左右にスウィングさせることで、受動的に歩行するという仕組みでした。大げさに言えば「コロンブスの卵」的な発想。モノが動く理屈の可視化という意味で、感心させられました。近年では、大人にも大人気のミニ四駆。辰年に向けてのドラゴン仕様を展示していました。こんな遊び心もタミヤらしいなと思います。

 

ハセガワブースでは、KH400に注目。僕はYouTubeのウエマツチャンネルにて、絶版バイクのインプレッションを担当しています。つまり、古いバイクにはそれなりに詳しい立場にありますから、あえて前期型のKH400をプラモデル化した開発陣の苦労を想像でき、製品化にこぎつけた熱意に感心しました。

 

10年ほど前、ミニッツモトレーサーでお世話になった京商ブースにも行ってみました。当時のことを覚えていてくださった担当者に会えて、昔話に花が咲く…ではなくて、バイク乗りだからこそ上手く操縦できて楽しいミニッツを教えてもらいました。「ドリフト走行を楽しみたいならAWDモデルですが、後輪駆動のRWDモデルならバイクと同じ感覚で操縦しやすいと思いますし、コツも直ぐに飲み込めると思います」とのこと。価格的にもAWDモデルより少しリーズナブルですから、初ラジコンに丁度いいかもしれません。何より、室内で遊べるサイズ感が良いですね。

 

これをイベントと称して良いのか否か。毎週木曜日の19時から約2時間の生放送、カズ兄さんのモーターレボリューションが10周年を迎えました。僕がDJを務めるエフエムイズ(FMIS)のラジオ番組で、ラジオ局の役員や業界関係者だけでなく、多くのリスナーにも祝っていただきました。地上波としては伊豆市内が対象ですが、スマートフォンアプリ・レディモを使うことで、海外ではトロントやローマ、ミラノ、サンパウロなど、国内では北海道から沖縄まで、全世界を聴取可能範囲としたバイク乗りの雑談番組です。乗らない日や乗れない日も、バイク乗りと繋がることができる週1回のイベントになるのかな?これからも頑張っていきたいと思います。

エフエムイズみらいずステーション

 

制作・協力

■ライター:KAZU中西

フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。

観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。

一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング

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