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【バイクとモーターボート】水辺とオートバイは意外に相性が良い?

  • おすすめコラム
  • 2019.02.25

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】第31回。今回はKAZU中西さんの趣味であるモーターボートにも迫る回となっております。バイクはツーリング等にもフェリーをよく使いますよね。船とバイクは切り離せない関係性だと思います。

  • 港+オートバイは旅情だけに非ず

僕は青森県八戸市の湊町で生まれました。かつて八戸市は、水揚げ高で全国2位にもなったことがある漁港、しっかりとした港湾整備で工業港、交易港という、総合的な流通拠点として現在も機能しています。


僕が子供の頃は、自転車で行ける場所。近くにある舘鼻公園にもよく行きました。大型タンカーが入港してくると知れば見に行ったり・・・。確か小学2年生の頃、八戸港や舘鼻公園を題材にした作文を書き、「文集はちのへ」に掲載されたこともあります。なので、僕にとっては、港のある生活が当たり前でした。


その後、東京都、山梨県を経て、伊豆在住となったわけですが、僕はツイスティな峠道よりも、ロマンチックな気分に浸れる港湾へオートバイで行くことが好きです。映画「トップガン」に、港でタンデムするムーディなワンシーンがあります。


港は物語の始まりや終わりの演出に使われやすく、オートバイは旅の相棒として使われることが多いですけれど、人と人との関係を深めるためのツールとしても活用されてきたように思います。そんな諸々の事情から考えると、港+オートバイの組み合わせは、意外に良いものなのかもしれません。

話は前後しますが、僕の親父は元漁師で、よく海釣りへ連れていかれたということもあり、船に乗ることも好きです。小型船舶操縦士免許を取得したのも、今にして思えば必然性だったのかもしれません。操縦免許を取れば、船を買わなくてもレンタルで楽しむという方法があります。


ヤマハでは、会員制のボートレンタル&シェアリングマリンクラブ、シースタイルを用意しています。全国各地にあるクラブマリーナにて、常にベストコンディションのプレジャーボートやマリンジェットをレンタルできるプランです。入会条件の敷居は比較的に低いと思いますので、僕のようにオートバイが好き!ボートを使うマリンレジャーが好き!という人にオススメなのはもちろん、これから免許を取ってマリンレジャーを楽しみたい!という人にも便利なプランだと思います。



シースタイルに入会後は、よく利用するまたは利用するだろうホームマリーナを決めるのが良いと思います。僕は、ヤマハマリーナ沼津をホームマリーナにしました。


ボート遊びの面白さは、進路は自分自身が決めるというところにあると思います。海には陸上のように道がなく、海図やGPSナビゲーション、コンパスを使って自由に航行できます。ただし、ルールが全くないわけではなく、港湾内の航行方法、港湾外に出てからの航行方法は定められています。その条件下にて遊ぶことになりますが、陸上よりははるかに自由度と開放感が高いと思います。


ヤマハマリーナ沼津から出航、シースタイルにて航行可能な範囲は、沼津港から大瀬岬を結ぶ仮想線の内側。意外に広いと思います。僕は淡島を眺めながらゆったりとしたひと時を過ごすのが好き。陸上からは見えない、島の反対側も自力で見に行くことができます。船を操縦するうえで気をつけなければならないことは、水深と岩礁の位置、エンジンの停止です。もし、再始動ができなかった場合、確実に遭難します。一度洋上に出たら、帰港するまでエンジンを停めないことは鉄則だと思ってください。


関連リンク

ヤマハマリンクラブ・シースタイル

https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/system/

  • キラキラの水面に心奪われるのは人類のDNAなのか?

ボート遊びまでする時間がない時は、シーサイドクルージングでも十分に楽しめます。伊豆から近いところでは、茅ケ崎湘南エリアの海沿いがクルージングスポットになります。


僅かに潮風を感じながら、鋼の機械馬をまっすぐに走らせていく。時の流れを深く味わうかの如く、ゆったりとしたペースで流す。ふと海側に目線をやると、太陽の光を浴びて煌めく水面。生物の起源であると言われている海だからなのか?その景色を眺めながらのクルージングは、峠道やサーキットを走っている時とは違った高揚感を覚えます。



サザンオールスターズの歌で、すっかり全国区の有名観光スポットとなった茅ケ崎。土日の江の島は一年を通して混雑気味ですが、茅ケ崎は夏季を除けば比較的に穏やかで交通の流れも良いと思います。そんな茅ケ崎に、マスツーリングでも行きやすいカフェがあります。サザンビーチカフェです。先ごろ、YSP沼津ツーリングにておじゃましてきました。



テラス席をチョイスして腰を落ち着ける。ヘルメット越しにオートバイと海を眺められる幸福感。ありそうで、なかなか無いシチュエーションだと思います。


この日は烏帽子岩まで眺めることができました。


サザンビーチカフェのドリンクバー。無機質なディスペンサーと違って、自然の優しさや人の真心みたいなものを感じます。


ランチメニューに付いてくるサラダ。僕は野菜嫌いなのですが、何故だかここのサラダは美味しく感じて、あっという間に完食しちゃいました。


ランチメニューのメインに選んだのは、温玉&削りたてチーズの粗びきミートソースパスタ。フォークに絡めて一口運べば、この上ない幸福感でした。


ショップツーリングでなかったら、閉店するまで長居したくなるほど、景色と居心地が良かったです。テラス→愛車→砂浜→海という眺めの構図も、一役買っていると思います。ふと思い出しましたが、カリフォルニア州のサンディエゴもこんな雰囲気だったかな?


関連リンク

サザンビーチカフェ

http://www.southernbeachcafe.tpd-jo.co.jp/

  • 人の7割は水ですから

人間と水は切っても切れない縁にあると思います。生命の源と言われる海はもちろん、湖や温泉、池にも何かしらのパワーや安堵を覚えます。身体を構成する割合からしても、水の重要性は明らか。そんな水辺へオートバイの機動性を活かして気軽に行ける僕たちは、恵まれた存在であると言えます。


伊豆の国市、伊豆の国パノラマパーク近くにある小坂清水池親水公園です。江戸時代中期から活用されてきたという歴史に驚きます。かつてはほたる祭りも開催されていたそうですが、現在は実施されていないとのことでした。


通りから見えるくらい水位が高い。池の色からして、様々な水生生物がいるのだなと想像します。わざわざ訪れる場所ではないですが、伊豆の国市から内浦地区へアクセスするために、地元住民がよく使う道沿いの池です。いつ頃だったのかは忘れてしまいましたが、水面を覆いつくす桜の花びらに春真っ盛りを感じ、安らぎを覚えたことは間違いないです。

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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