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気軽に行けるオートバイショップを見つけよう!

  • おすすめコラム
  • 2019.03.05

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】第32回。今回はKAZU中西さんが常連のオートバイショップに迫ります。自分のホームバイクショップを見つけることは非常に大事ですよね。店舗の検索の際には是非バイクの窓口をご利用ください!

  • ピンっと閃いたら入ってみる

市街地を走っている時、目に留まる店があったとします。それはカフェだったり、アパレルショップということもあるでしょう。もちろん、オートバイショップもその一つだと思います。愛車のメンテナンスは、購入店に任せているという人は多いと思いますが、社会勉強というか視野を広げる意味合いで、他店へも立ち寄ってみるのは良いことだと思います。知らないことや新たなものに興味を持つのは、人としてごく自然な欲求だったりしますからね。外からはわからないスタッフの人柄まで知ることができるのは、立ち寄ればこそだと思います。時には意外な発見もあって、ちょっとしたツーリング気分も味わえますね。

世田谷区北烏山、甲州街道沿いにあるモトラッドセントラル世田谷店。見ての通り、BMWオートバイの販売店です。駐車場完備で4輪でも気軽に立ち寄れます。


「こんにちは!ちょっとオートバイ見せてください」と声掛けして店内へ。この一声が後々、スタッフとの楽しいおしゃべりができるか否かに影響してきます。ちょっと勇気がいるかもしれませんが、何も声をかけずに入るよりは断然好結果をもたらします。


1Fは新型車のショールーム。2Fは認定中古車の展示販売フロアとなっていました。その台数に圧倒されましたが、中古車とは思えないほど程度の良い車両ばかりです。


モトラッドセントラル世田谷店には、ヘリテージショールームが併設されています。これは世界レベルでもここだけとのこと。わざわざ海外から見学に来店する人もいるそうで、そんなお店が日本にあるというだけでも、何となく誇らしい気持ちになります。


ヘリテージショールームには、R-nineTの様々なバリエーションモデルが並んでいました。実車にて違いを見比べられるのはありがたいことです。


R-nineT・Racerの特別仕様車です。スペシャル中のスペシャルというオーラが出まくっていました。


なんと!シリンダーヘッドカバーやクランクケースカバーがアルミ削り出しです。性能や品質に自信があるからこそ可能な特別仕様。BMWの本気度を垣間見ました。


眺めているうちに興味が増して、跨ってみたくなるのはオートバイ乗りの性(さが)です。スタッフに「跨ってみたいのですけど、可能ですか?」と声掛け。スタッフは「もちろんですよ!」と、跨りやすい場所まで移動してくれました。


気になったR-nineTの2機種に跨ってみました。思っていた以上に足つき性が良く、安心してライディングを楽しめそうな予感。


スタイリングにグッと心を掴まれたK1600Bにも跨ってみました。足つき性の良さに驚きましたが、それ以上に感心したのは車体の軽さ。こんなにも大柄なのに、そこからイメージする車重を全く感じさせない。スケジュールの都合でこの日はパスしましたが、試乗も可能とのこと。我が家やタンデム性が良くないと購入許可が下りませんので、次は家族を連れて訪れたいと思いました。単に立ち寄って跨ってみただけなのですが、親切丁寧に接してくださったスタッフに感謝です。

関連リンク

モトラッドセントラル世田谷店

http://www.central-motors.co.jp/

  • 人もオートバイも定期的な健康診断

ちょっと鼻がムズムズするな?とか、熱があるな?と思ったら、医療機関にて診察してもらうのが良いです。病の早期発見は、治りの良さにもつながりますからね。同じく、オートバイにも、定期的な健康診断をオススメします。以前より燃費が悪くなってきたとか、アクセルレスポンスが鈍くなったなど、気づいたことがあれば即時に診てもらう。僕はオートバイの総合病院的な、ドクターSUDAで診てもらっています。もちろん、納車整備バッチリの新車&中古車購入も可能です。

東名高速・横浜町田IC近く、国道246号の上り車線に隣接するドクターSUDA。原付から大型オートバイまで、総合的に頼れるお店です。ご存じない人は多いかもしれませんが、ドクターSUDAにオイル交換を依頼すると、同店オリジナルブレンドのシェル・スペシャルエンジンオイルをチョイスできます。僕はこのエンジンオイルに、耐久性・耐熱性・ギヤの入りやすさ・コストパフォーマンスの良さで好印象を持っています。


僕はオートバイを購入したら、必ず1度はドクターSUDAにてパワーチェックを実施しています。これは調子の良い時に基礎データを取っておくためで、後に不調を覚えたときにデータで比較し、不具合原因を早期かつ的確に発見できたという実績があるからです。


僕はカスタム作業時にも、お世話になっています。例えばノーマルから高品位ドライブチェーンに交換する時、実質的な作業からパワーチェックまでお願いすれば、before/afterの結果をデータで比較できるからです。この時は、ノーマルのドライブチェーンからRKジャパンのGC520MRUに変更、パワーチェックにて性能の高まりを確認しました。


もうすぐ走行7万キロのVMAX。新車時より若干お疲れ気味?燃費も少し悪くなったような気がしていましたので、パワーチェックにて健康診断です。


パワーチェックで重要なのは、その時の気温と湿度、気圧を記録しておくことです。例えば、真夏の猛暑下と激寒の冬場では、まったく同一のエンジンでも性能に差が出ます。性能の違いは環境の問題ないのか?それともエンジン単体の不調なのかを見極めるために必要な作業です。


結果、パワー・トルク・空燃比に大きな不具合は認められませんでした。担当していただいた稲村メカからは「アクセルの開け閉めを頻繁にすると、3000回転以下の領域で燃料噴射量が多いみたいですね。できるだけ一定回転数を維持してクルージングするのが、VMAXにとっては良いみたいです」とのこと。ふむふむ、確かに乗り始めと今では、乗り方がかわったかもしれない。乗り方の参考にさせていただきます!

関連リンク

モーターサイクルドクターSUDA

http://www.drsuda.co.jp/

  • クイックかつリーズナブルな専門店

僕は定期的な消耗品交換について、時間のある時はDIYで、そうでない時は購入店に依頼します。僕は伊豆在住なので、YSP沼津へ持ち込みます。普段から車両購入やレーシング部の部活、ツーリングイベントの先導役としてお付き合いしていますが、それを差し引いても、ヤマハ車についての点検整備はクイックかつ的確、リーズナブルだと思います。VMAXについては、ヤマハが認定するVMAX店にて点検整備するよう案内されていますので、VMAX店でもあるYSP沼津に整備依頼をするのは、ごく当たり前の話です。オートバイショップは、購入する時だけ行くという人もいますが、普段から気軽に立ち寄れる店を作っておくことは、何らかの重大なトラブルが発生した時に、強い味方になってくれるという安心感につながります。

特に点検整備事案がなくても、ちょっとお茶を飲みに行くという感じで立ち寄っているYSP沼津。僕が所有するヤマハ車に関しては、どのタイミングで消耗品を変えたか?など、全て整備データを持っていますので、任せて安心という面もあります。


この日は、スパークプラグの交換を依頼。新車時に装着されている純正指定のスパークプラグは、驚くほど耐久性に優れるものですが、一般的に市販されているスパークプラグの場合は、5000km毎の交換が適期だと思います。


新品のスパークプラグと比較。やはり・・・というか、電極がわずかに摩耗しています。摩耗によってギャップが広がれば、火花を形成するための電気エネルギーを多く要します。簡単にいえば、火花のエネルギーが小さくなり、適正な燃焼状態を作りにくくなります。そのメカニズムについて、ここでは解説が長くなりすぎてしまうので割愛します。さらに詳しい話を知りたい人は、スパークプラグメーカーのWEBサイトに掲載されていますので、各自でご確認ください。


不具合の放置は、やがて大きなトラブルにつながります。スパークプラグが新しくなると、パワーの回復を体感できると思います。特に低速の上り坂で差が出る。ちょっと調子が良くなった、または悪くなったという人間の感覚は、意外にも当たっているというか、自身の愛車ならばアテになるものです。

関連リンク

YSP沼津

https://www.yspnumadu.jp/

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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