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【バイクイベント】2019ナンカイライダーズミート in 鈴鹿サーキット

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  • 2019.09.03

KAZU中西の鋼騎馬ラプソディVol53。今回は、6月30日(日)に開催された「第11回 ナンカイライダーズミート」のレポートです。音楽ライブにトークショー、トライアルデモンストレーション…とても充実した内容のイベントですね!

  • 予報は雨だけど関係ないね!

6月30日、ARRC=アジアロード選手権ラウンド4と併催する形で、ナンカイライダーズミートin鈴鹿サーキットが開催されました。今回で11回目となるナンカイライダーズミート。そもそも、オートバイは持っているけれどなかなか乗り出す機会がない!というライダー向けに、ツーリングのきっかけになればと南海部品が始めたイベントです。思い起こせば、第1回は雨模様の淡路島開催。しかも平日でしたね。今回はNSC=ナンカイスピードショップチェーンの結成50周年を記念して、ライダーの聖地である鈴鹿サーキットで開催しようと企画したそうです。


僕も含めたサポートライダーや出演者は鈴鹿に前日入りしたのですが、天気予報は雨となっていました。その夜、当日の打ち合わせを兼ねた親睦会があり、僕はその場でこのように宣言しました。「明日は晴れる!少なくとも僕がしゃべっている間は降らない!」これに一同爆笑。しかし、第1回の時もそうでしたが、僕がマイクを持ってステージに上がっている時は、降っていても止みます。結果論で言えば、当日はイベントスタート時のみ晴れ間が見え、その後は降ったり止んだりの繰り返し。そんな天候をものともせず、大勢のバイク乗りに来場いただき、ひたすら感謝!です。


イベント開始時刻となり、一人また一人と来場者が!


僕も相方の多聞恵美ちゃんも、内心は感謝感激!でした。オープニングはいつもの如く?アドリブだらけで夫婦漫才的な関西人ノリのしゃべくり。基本的に僕はボケ担当、多聞ちゃんはツッコミ担当ですが、回を重ねるごとにツッコミが鋭くなっていて、怖くもアリ面白くもアリ・・・でした。



【大人の渋さが光るレイニーライブ】

ナンカイライダーズミートでは欠かせないコンテンツとなっている音楽ライブ。今回は50周年記念ということで、超スペシャルなアーティストにご登場いただきました。


中村裕介さんは「ダイクマ」のCMソングやルパン三世part3の主題歌「セクシー・アドベンチャー」を歌うシンガーソングライターで、多くのCMやアニソンの制作だけでなく有名歌手への楽曲提供、音楽プロデューサーとしても活躍中のカッコいいブルースオヤジでもあります。


福山竜一=ヤングさんは、中村裕介さんと同じく神奈川県出身のシンガーソングライター。デビュー当時はパンク系のロックンロールシンガーでしたが、その後大病を患い活動休止。復帰後はソロ活動を開始して、2005年に音楽家の丸尾めぐみがプロデュースする原爆に遭われた方々への鎮魂歌「あじさいの花」をリリース。近年は福山芳樹さんとのアコースティックギターユニット「W-FUKUYAMA」にて全国ツアーを敢行しています。


実は先輩後輩の間柄だという中村裕介さんと福山竜一さんは、大友克洋氏の映画「SHORT PEASE」内の作品「武器よさらば」のオープニング・テーマソングである「Motor Cycle」を歌唱するユニットとしても知られています。今回は2ステージ構成、大人のライダーだから知るブルースの世界観に引き込まれました。ステージMCにて、お二人のユニット名は?と訊ねたところ、「う~ん、先輩と後輩?」とヤングさん。そのままじゃあないですか!


演奏が始まると何故だか雨が降ってくる。まさに横浜&横須賀ブルースの世界観です。

  • ナンカイサポートライダーズが勢ぞろい!?

ライダートークショーでは、酒井大作選手、船田俊希選手、小谷咲斗選手、浜口喜博選手、ウィリアム選手、ヴィタ選手が登壇。佐野勝人選手はARRCに参戦中とのこと。各選手の活動報告や今期の目標など、意気込み満々で語っていただきました。その後も、モトブロガーMi-Riderさんやレジェンドライダー平忠彦さんのトークショー、2019ナンカイメイト瀬戸ももこ&ヴィタ選手による撮影会、豪華賞品争奪の大じゃんけん大会などで大賑わいのステージでした。


あれ?大作、ツナギは?「ちゃうねん!カズさん、絶対そういうと思ったわ~」という、安定のツカミからトークショーがスタート。Mi-Riderさんの動画制作秘話、ブレーキガール・とききひろみちゃんの飛び入りじゃんけん大会、実は女優でもあるヴィタ選手と瀬戸ももこちゃんの2ショットなど、ファンの皆様には喜んでいただけたのでは?と思っています。


平さんのトークショーでは、想い出話を交えながらオートバイを長く楽しむ秘訣が語られました。また、横で見ていて改めて実感したのですが、ファンへの心遣いが素敵すぎる。レーシングライダーとしてはもちろん、大人のライダーとしても見習うところが多いと思い知らされました。


酒井大作選手は、急遽企画されたパドックツアーのガイド役にも抜擢。こちらも定員いっぱいの大盛況ぶりでした。


なんと!打ち合わせ無しのぶっつけ本番で行なわれた女子ライダートークショー。女子の本音炸裂で男性陣は苦笑いする場面も・・・。


雨模様で中止となったお菓子撒きに代わるお菓子掴みにて、満を持してカズ兄が登壇。えぇ、僕は昔から子供とお年寄り、動物たちに大人気なのです。

  • 装具が本気なら走りもマジ

雨にも負けずライダーは走る。それが仕事だから・・・。選手権ライダーならそうかもしれませんが、まさか鈴鹿サーキットの新アトラクション・モトファイターがその現場になるとは、夢にも思っていませんでした。キッズ用サイズの電動ミニバイクで走る体験型アトラクションですが、南海部品のレーシングスーツに身を包むサポートライダーとしては、エキシビションであっても手抜き無し。ヘビーレインのウェットコンディションをものともせず、コースのいたるところでガチバトルを繰り広げました。


マシンに跨りグリッドに並べば、皆本気。ポケバイからレースを始めた酒井大作選手は、走らせ方が上手い。バイク界のエリカ様=小玉絵里加選手は、小悪魔モードで攻めまくる。「カズ兄さん、やっぱ体重差ですよ」と若者にいじられる僕。若手ライダーにはまだまだ負けん!と奮闘するも、第2ヘアピンで転倒寸前のテールスライド。このタイムロスが結果に大きく響きました。それでも大人の基準タイムは余裕でクリアしているので良しとします。



【バイクってあんなふうに走れるんだね!】

今回の目玉コンテンツは、藤原慎也&小玉絵里加選手によるトライアルデモンストレーション。この二人にウェットコンディションはまったく関係ないようで、愛車を自由自在に操りまくっていました。


ウェットコンディションにも関わらず、登る!飛ぶ!魅せる!スーパーライディング。究極のオートバイ乗りは、トライアルライダーだと確信しました。


人間を飛び越えるライディングデモ。「今年の成功率は50%」と、小悪魔的な笑みを浮かべる小玉絵里加選手。いやいや、確率で言えば半々やん?と返事を聞く間もなく飛び越されるカズ兄。やはりというか、今回も軽く踏まれてしまいました。「そーじゃないよ、こうやるんだよ!」代わった藤原慎也選手は、胸にタイヤをソフトタッチさせつつ飛び越すという凄技を披露。でも、やっぱ踏んでいるよね?君たち(笑)


まさに自由自在なライディングを魅せる藤原慎也&小玉絵里加選手。もう一人の犠牲者は船田俊希選手に決定。藤原慎也選手の妙技が光っていました。締めは観客とハイタッチ。ファンサービスもまんてんのお二人でした。


今回は悪天候の中でも最高のパフォーマンスで来場者をお迎えしたナンカイサポートライダーズ&出演者の皆様。でも、本当に凄いなと思ったのは、丸1日お付き合いくださったファン&来場者の皆様、出展者並びに裏方のスタッフです。雨にも負けずイベントを一緒に盛り上げていただき、誠にありがとうございます。次回は晴れるにきまってる!またこのイベントでお会いできる日を楽しみにしています。

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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