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ジャパンモビリティショー 2023 アイディア & 部品ブース レポート!
- おすすめコラム
- 2023.11.20
「ジャパンモビリティショー 2023」のアイディア & 部品ブースのレポートです!
2023年10月28日(土)~11月5日(日)に一般公開された、ジャパンモビリティショー2023。
「乗りたい未来を、探しにいこう!」をテーマにした、東京ビッグサイトで開催のビッグイベントです。
会場内には、国内外の二輪、四輪メーカーや、さまざまなモビリティメーカーが出展。
会場で二輪車を展示した、メーカーブースや各エリアをレポートします。
今回は、アイディア & 部品ブースの展示を紹介します!
ジャパンモビリティショー 2023 カワサキ ブース レポート
ジャパンモビリティショー 2023 ヤマハ ブース レポート
ジャパンモビリティショー 2023 スズキ ブース レポート
ジャパンモビリティショー 2023 ホンダ ブース レポート
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電動バイクメーカーのアイディア ブース!
電動バイクのアイディア(aidea)ブース。
ビジネス向け電動バイク・電動スクーターを製造・販売する、日本のモビリティブランド。
ステージ上に大容量バッテリー搭載の電動2輪バイク「AAウィズ」を展示。
AAクーペ(世界初公開)
電動3輪バイク「AAカーゴ」の派生モデル。二人乗りを可能にしたアーバンコミューター。
ワイパー付フロントスクリーン、ルーフ、大型リアボックスを装備。
AAカート 荷台水平タイプ(世界初公開)
3輪モデル「AAカート」の安定感、2輪モデル「AAウィズ」の軽快な操作感を併せ持つモデル。
AAカート 荷台傾斜タイプ(参考出品車)
コーナーリング時にライダーと荷台が一緒に傾斜し、中速域や高速域でも二輪車に近い自然な乗り味。
AAウィズ プロ
新聞配達業務に最適な、大型フロントバスケット、リアキャリア、フットブレーキを装備。
「屋外試乗体験ゾーン」では、AAカーゴ、AAウィズの試乗が出来ました!
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部品ブースの二輪車関連展示!
ミクニ ブース
二輪車、四輪車向けの製品を製造するミクニは、創立100周年!
次の100年を目指す、新たなブランドメッセージは「つくる まもる ひらく」。
ミクニの歴史と、現在の取り組みを多数ディスプレイ。
二輪車関連アイテムを紹介します!
ショーケースには「キャブレターのミクニ」と言われた時代の製品が並びました。
アマルキャブレター。左からスタンダード(1927)、Mタイプ(1951)、モノブロック(1955)。
TMR32(1994-)
根強い人気の、アフターマーケット向けキャブレター。
TMW35(1997-)
ロードレース世界選手権GP500クラス用気化器。小型軽量を具現化し、無駄を排したデザイン。
ミクニ製作最終モデル。異彩を放つ筐体は、マグネシウム製。
現代のバイク用電子制御スロットルボデーの展示エリア。
右から、スズキ Hayabusa、スズキ GSX-8S、カワサキ Z900RS。
単体では、あまり見る機会がないので新鮮です!
左から、ドゥカティ パニガーレ V4、ヤマハ YZF-R1M / YZF-R1、カワサキ Z H2 / Z H2 SE。
いずれも1000ccクラスのエンジン用ながら、Z H2用はかなりゴツい造りです。
理由を聞くと、スーパーチャージャーによる過給の「圧力と熱」に対処するためとのこと。
エンジンとの結合に使われるネジの数も、本数を増して対策されています。
日立アステモ ブース
二輪車コミューター向けスタビリティコントロールユニット。
カメラとの強調制御による減速警告でライダーの判断を促し、直進系事故の衝突被害を軽減。
モーター、インバーター、ギアボックスの機能を集約した小型で高性能な125ccクラス向けシステム。
小糸製作所 ブース
二輪車用 ADB(初公開)
前走車への眩しさを防止する、二輪車初のADB(ハイビーム可変ヘッドランプ)。
車体のバンク角に合わせて曲がる方向を明るく照らす、コーナーリングランプ機能。
前方視線に合わせて、より遠くまで照射範囲を拡大。
眩しさの防止に加え、二輪車向けにはバンク時に視線の先を照らす技術を採用。
法律の改正で、バンク時に水平線より上を照らすことが可能に。
左バンク時に、水平線より上の左斜め部を照らしているのが分かるデモンストレーションを設置。
ミネベアミツミ ブース
ホンダ X-ADVで、UWB(超広帯域無線)技術を活用した「デジタルキーシステム」を紹介。
スマートフォンをバイクの鍵として利用。イグニッションのオン / オフや、アンサーバックが可能。
オーリンズ ブース
スーパーバイク世界選手権(WSB)用や、市販車用フロントフォークをディスプレイ。
MotoGPで多くのチームが採用する、カーボンアウターフォーク。
WSBで採用されているリアショックアブソーバー。
WSBレース専用大口径ピストンと、チタニウムスプリングを採用。
KTC 京都機械工具 ブース
新製品の進化系デジタルトルクツールの「デジラチェ」と「メモルク」をディスプレイ。
デジラチェは、高精度トルクコントロール機能を備えたデジタル式トルクレンチ。
目標トルク範囲に達すると、光と音に加え、振動でも目標トルク値に達したことが分かります。
液晶表示部には暗い環境でも作業しやすい、バックライトを新採用。
メモルクは、デジラチェにブルートゥース通信機能を追加。
朝日電装 ブース
モーターサイクル向けコンセプトモデル「エルゴスイッチハンドル」。
コンセプトは「人に寄り添うハンドルスイッチ」。
次世代EV向けAPS(アクセルポジションセンサー)を用い、ハンドルスイッチからハンドルの進化を提案。
グリップとスイッチが一体化した、新しいスタイルの照明式スイッチ内蔵グリップ。
各スイッチを押すと、グリップの振動体験が出来ました。
TPR ブース
ホンダ CBR250RRを使って、緊急時対応の給電バイクをPR。
使用用途は、EV車電欠・災害時給電等を想定。
発電用モータと、EV用普通充電器を装備した機能を提案(試作品)。
ジャパンモビリティショー2023は、10/26から11/5までの間に約111万人が来場!
一般公開日にも取材で行ってみましたが、特に午後はすごい人の数でした(笑)。
見どころの多いブースが多数あったので、あっという間に時間が経ちました!
(取材協力)
一般社団法人 日本自動車工業会
(写真・文)
森井智之