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風光明媚なビーチを駆ける爽快感は格別! 2023神栖市2輪ビーチレース大会

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  • 2024.03.26

今回は、3月16~17日に開催された『神栖市2輪ビーチレース大会』のレポートです!

茨城県神栖市、見渡す限りの海と空、そしてサラサラの白い深い砂浜が続く日川浜(にっかわはま)海岸の特設コースで、全国から140台167名が参加してエンジョイレースが行われました。2011年の初開催以来、今や定期開催では国内唯一の本格ビーチレースとして定着し、リピーターとファンを増やしています。

 

  • 大海原と白い砂、雄大なロケーションに包まれて

会場に到着した誰もが、「うわぁ、すごい!」と思わず声を上げる最高のロケーション。目の前に広がる太平洋、豪快な潮騒、彼方へ続く砂浜、巨大な風力発電塔の列。神栖市の海岸エリアは映画やドラマのロケ地としても人気なんだそうです。そして例年この週末だけ造成される特設コースは、日本離れした風景の中を一周およそ3.5km、波打ち際のロングストレートもダイナミックなコーナーの連続もすべてがたっぷりと大きく、想像以上のスケールです。土曜にコース下見の練習走行をしたら、日曜はいよいよ50分間を午前と午後の2回走るレース。クラスは大きく『お楽しみクラス』と『ちょっと本気クラス』の2つ、そしてそれぞれバイクや年齢によってさらに分かれます。スタートは広大なビーチらしく横一列から、とにかく何もかも雄大過ぎる夢のシチュエーションです。

 

70台が横一線に並ぶ、幅広いスタートラインもビーチレースならでは。

 

スタートと同時に猛ダッシュのライダー、控えめに行くライダーと様々。

 

全員が「絶対楽しい!」と言う波打ち際のストレートは砂が締まって走りやすいのだそう。

 

神栖市は風力発電でも名高い地域。この日の風は陸から吹くオフショアでした。

 

長いコース内ではライダー同士もばらけて自分との闘いだが、時には熾烈な接近戦も。

 

  • 非日常なサンドライドに魅了されるライダー達

砂の路面を50分間走ること、皆さんには想像できますか? 日川浜の砂はとてもきれいでサラサラのフカフカ、歩くだけでも足を取られますが、そんな極上のディープサンドをバイクで走るのはちょっとした非日常体験。みんなが言うのは「普段には絶対ない感覚で、難しいんだけれどそこが何とも言えず楽しい!」。誰でも気軽に参加できるので、マシンは大小新旧、ライダーも老若男女、実に多種多様なのも特徴です。エンデューロやモトクロスのレーサーが張りきってサンド攻略するのは想像できますが、ビギナーにも優しい125ccファンバイクや、セローやシェルパなどトレール車もいて、50分間のレースがすごく長く感じる人からアッという間の人まで色々のようです。走って止まって走って、転んで起こして走り出す、フワフワの砂は転んでも痛くないのが救い。誰もが砂と仲良く戯れる様子は『バイク遊び』という言葉がまさにぴったりです。

 

1人は飛行機で、1人は陸路とフェリーで北海道から初参加。現地でレンタルバイクを利用した。

 

お母様はレディスクラスで、現役A級ライダーの息子さんはプロクラスで楽しんだ。

 

きれいなCR250はゼッケンの通り89年式、日本在住のフランス出身ライダー。

 

こちらも懐かしい94年式RMX250、宮城県からのエントリー、楽しんでますね。

 

大阪から息子さんの応援を背に頑張ったお父様、バイクはスペインのGASGAS。

 

毎週末どこかで走っているタフなお2人。こちらのバイクはオーストリアのKTM。

 

昼休みにタイヤ交換していたのは千葉県在住のスリランカチーム、応援隊も充実。

 

神栖市のマスコットキャラクター『カミスココ君』も応援に。茨城県の形をした頭の、赤い部分が神栖市なんです。

 

実は50歳以上クラスの表彰台。おめでとうございます、皆さん本当にお元気ですごい!

 

  • 華麗なライディング!大迫力のA級ライダーバトル

ビーチレースは、現役プロライダーや往年のレジェンドライダーにも人気で、多数参加して素晴らしいライディングテクニックを見せてくれます。全日本モトクロス歴代チャンピオンや元ワークスライダー、エンデューロの現役トップライダーなど、当然ながら走れば上手いし速いし、エクセレントな彼らのバトルを観戦するのもまた大きな魅力。砂の上とは思えないスムーズで美しい走りは、もはや芸術の域。そんな彼らもパドックではとても気さくにファン交流してくれて、にこやかな素顔が印象的です。

大会の詳細やリザルト等は下記実行委員会サイトでチェックできます。上級ライダーからレースビギナーまで誰もが楽しめるビーチレース、いつかあなたも走ってみませんか?(※注・レース開催日以外は砂浜をオートバイで走行することはできません)

 

スタートダッシュからして次元が違う、現役A級、元A級ライダー達の加速。

 

あまりの速さにギャラリー唖然、サンドマイスターなレジェンド勝谷武史選手。

 

昨年の覇者は小林雅裕選手、砂の上と思えない安定感とスピードは見事の一言。

 

「上手い」「さすが」と誰もがため息をついて見入ったベテラン熱田孝高選手。

 

サンドマイスターな走りを見せてくれた最高峰クラス勝谷選手、小林選手、熱田選手のトップスリー。

 

主催:神栖市2輪ビーチレース大会実行委員会 http://winsasano.c.ooco.jp/beachrace.html

後援:茨城県神栖市・一般社団法人神栖市観光協会

協賛:PJ1オフィスM・TK1スポーツ・㈱WESTSOODMX・スガヤトランス㈱

・㈱MARUPOWER・(有)あさひ給食・木ノ内製菓㈱・㈱グリーンウィングスジャパン・

ウインズアサノ

協力:㈱コネクト・アサノレーシングチーム

 

制作・協力

■文・写真:高橋絵里 ■協力:ウインズアサノ

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