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【バイク点検】最低でもブタと燃料

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  • 2019.09.13

KAZU中西の鋼騎馬ラプソディVol54。今回は、車両の点検について。いよいよツーリングシーズン到来ですが、その前にしっかり点検して快適なライディングをしたいですね♪

  • たまには他人にチェックしてもらう

走り出しの前に欠かせない車両の点検項目、グッドライダーミーティングでは「ネンオシャチエブクトウバシメ」または「ブタと燃料」とレクチャーされます。しかし、毎日のように乗っている人ほど、点検がおろそかかになりがち。別の言い方をすれば、見ているけれど診ていない。実は僕も例外ではないと思う出来事がありました。ある日、「VMAXのライト、曇ってない?」と言われ、そうかなぁと思いつつも曇り取り&コーティングを施術してもらいました。その結果、レンズは新品のごとき透明度を取り戻す。ライディング術も然りですが、自己流ではミスや見落としに気づけないと実感しました。


いわゆるカーケアサービスに力を入れているエネオス・DDセルフ湯ヶ島店。天城越え最終ガソリンスタンドとしても知られているようです。クルマのヘッドライトを施工できるのは知っているけれど、オートバイもできるの?「できますよ!曇り取り+オーバーコートして1回4000円。コーティングの効き目は保管状態にもよりますが半年から1年という感じです」今時のオートバイは樹脂製ヘッドライトレンズを採用しており、新車時のレンズコーティングが取れてくると、曇りが一気に進みます。曇りがひどくて光量が落ちれば車検が通らない。新品は数万円しますから、当面の間はレンズクリーニングで対処するのも良いと思います。



【意外に多い残溝不足】

8月3日、アネスト岩田ターンパイク箱根のスカイラウンジ前駐車場にて、ダンロップ二輪車タイヤ安全点検が実施されました。これはタイヤメーカーやブランドを問わず、装着タイヤのコンディションを無料でチェック。その結果と共にプロのアドバイスを受けられるというもので、今年で8年目になるそうです。昨年の結果としては、タイヤの点検不足&整備不良は点検総数の約15%で、その中で一番多いのは残溝不足とのこと。後日聞いた話ですが、この日の結果も同様だったとか。残溝不足はウェット路面で滑りやすくなり事故を誘発します。また、ハンドリングも重くなるので、操縦性が悪化する。ドライ路面でも残溝不足が原因でブレーキ性能が落ちますから、ブジカエルのココロではしっかりとコンディション維持したいところです。


乗り手自身はなかなか気づきにくいタイヤの使用限度。スリップサインは限界を知らせるもので、安全領域はとっくに超えています。現場へ乗っていったカズ兄のZ2は、前々日に車検を終えたばかり。タイヤは新品のTT100GP(フロントはチューブタイプ、リアはチューブレスタイプ)に交換済みでしたので、全く問題なしでした。


関連リンク

ダンロップタイヤ(二輪)

https://dunlop-motorcycletyres.com/

住友ゴム工業

http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2019/sri/201...

  • 今年の夏はタイヤに厳しかった

ダンロップ二輪車タイヤ安全点検の翌日、YSP沼津ツーリングに参加。VMAXのタイヤは残溝4割を切った程度で、ハンドリングが少し重くなり始める直前でした。普段はこの段階で新品交換してしまうのですが、工場の混雑具合と僕のスケジュールの都合から、今回は「もたせる走り」で、走りこなすことにしました。ツーリングはブジカエルで終えましたが、タイヤは予想以上の摩耗具合。それだけ路面温度が高かったということでしょう。


行先は天然酵母パンの店・げんらく。ライダーズカフェとしても知られていますね。僕はここのワッフルが好きで、西日本の仕事帰りなどに立ち寄っています。当日は呼吸も苦しいほどの猛暑。かき氷の冷たさが心身ともに癒してくれました。


関連リンク

天然酵母パンの店・げんらく

https://genraku2.hamazo.tv/



【展示車が残溝不足ではみっともない】

8月24&25日に開催されたバイクのふるさと浜松2019。今回もKAZU中西のセーフティライディング講座で登壇するだけでなく、伊豆スカ事故ゼロ小隊ブースを出展。となれば、持ち込む車両は必然的にVMAXです。実はその1週間前に、アネスト岩田ターンパイク箱根にて、アクセルチョイ戻し作戦を実施。この時にもVMAXを稼働させたので、残溝はスリップサイン間近となっていました。当然のことながら、そのままの状態で展示するわけにはいかない。YSP沼津とスケジュール調整して、23日にタイヤ交換を敢行。そのまま浜松へ行く!という作戦を立てました。



本年3月より実施しているアクセルチョイ戻し作戦。高速のパーキングや観光スポットの駐車場、観光名所など、人々の多い場面では普段よりアクセルを少し戻してスマートに走り抜けましょう!という運転マナーの啓発活動。アクセルを少し戻せばエンジン回転数が下がり、排気音も小さくなる。速度も落ちているから突発的な危険も回避しやすいというもので、いわゆる世間の人々はもとより、東京2020に関連して増加する外国人観光客に対しても、日本人ライダーはマナーが良くスマートに走っていると認識してもらい、ひいては騒音やローリング問題で二輪車が締め出されている区間の規制を解除していきたいという長期的な活動です。生活音はうるさく感じる人もいれば、そうでない人もいる。オートバイやクルマの排気音も同じ。乗る人、乗らない人、双方が寛容でいられる音量範囲に収めることで、相互に理解し合えると思います。


バイクのふるさと浜松2019の前日、タイヤ交換のためにYSP沼津へ立ち寄りました。これまで予想以上の猛暑日連続だったので、タイヤの摩耗が一気に進んだ感。運転が雑な人ならばウェット路面でスリップ事故を起こす状態です。


用意した新品タイヤはダンロップ・ロードスマート3。リアは残溝5割以上なので、フロントのみ交換します。使用していたタイヤは前後ともロードスマート2でした。これはVMAXのリプレイス用としてラインナップされているタイヤで、ハンドリングが軽快になります。本来であればロードスマート2の新品を用意するところですが、ロードスマート3の路面をしっかりと踏みしめていく体感に好印象を持っていたので、あえて前後別としました。ただし、タイヤは前後セットで操縦性をセッティングしているので、同ブランドとは言え別セッティングのタイヤですから、マッチングが気になります。

  • 不安はないが想像とは違っていた

フロントにロードスマート3、リアにロードスマート2を履いたVMAX。エア圧はコーションラベル通りのフロント250kPa、リアは290kPaとしました。市街地から高速道路に乗るまでは、特に違和感なし。一路、浜松を目指して新東名高速を突っ走ります。その後、掛川を過ぎたあたりで違和感を覚えるようになったので、遠州森町スマートICから下道へ。途中で外観チェックしましたが、特に問題は無かったので、袋井ICから東名高速に乗り直して、フィーリングチェックを続けました。浜松西ICを下りたところで再度チェック。ハンドリングに不安は無いのだけれど、接地感が少し薄いように思いました。もしかしたら、ロードスマート2より3の方が、しなやかなタイヤなのかもしれない。エア圧を20kPa程度上げれば、好フィーリングになりそう。そんな仮説を立てました。



浜松へ来たなら当然のごとく寄るでしょう?タイラレーシングです。平さんは不在でしたが、旧知の仲である栗原店長が出迎えてくれました。もしRX-7Xタイラの赤黒があれば、9月のレース参戦用に買っていきたいのだけれど。「カズさん、スンマセン。あいにく在庫切れです。近日中に入荷すると思いますので、少しお待ちください」とのこと。あらま、残念。でも、普段なかなかお目に掛かれないMVアグスタやプジョー・ジャンゴを見られたので、個人的にはグッドタイミングでした。


浜松西IC付近に前泊して、翌日の朝は少し早めに現場入り。道中のハンドリングは、前日の浜松入り直前と同様。やはりフロントのエア圧を上げたほうが良さそうです。出展者は裏側から搬入するのだけれど、その入り口にある用水路に注目。高い方は水が沢山流れていて、低い方はほとんど流れていない。水は高い方から低い方へと流れると思っていたので、ある意味での逆転現象に驚く。


2日間のイベント出展を終えて撤収。帰路は東名高速・焼津ICからあえて下道で行くことに。市街地でのハンドリングチェックが目的なので、広めの国道やバイパスではなく、大崩海岸の方へ回り込みました。道幅は狭く走りにくいけれど、海が見えてからの爽快感が良い!意外に交通量が多かったので、速度は控えめ。用心して通過しました。


タミヤ本社の横を通過して日本平越え。辺りはすっかり暗くなっていて、快適なクルージングを楽しむ雰囲気ではなかったけれど、夜景はキレイでした。また、大崩海岸線と日本平を走ったことで、どうすれば前後タイヤのシンクロ率が上がるのか?も見えてきました。


締め

3日間の走行フィーリングから、セッティング変更。フロントタイヤは250kPa→270kPaへと加圧、リアは290kPaのまま。フロントフォークのダンピングアジャスターは、伸び圧共に6クリック戻しへ変更。リアショックアブソーバーのダンピングアジャスターは、伸び側を6クリック戻しに、圧側を7クリック戻しに変更しました。スプリングプリロードのイニシャルは、フロント=最弱、リア=7と1/4戻しとしました。近所のワインディングを走り回ってみましたが、手応えのある接地感になりリアが導く旋回性とのマッチングも向上。乗り心地も良くなりました。暫くの間、観察を続けたいと思います。また、この夏の経験から、運行前点検の重要性を身に染みて実感するとともに、最低でもブタと燃料は客観的な目線でしっかり実施しなければならないと思いました。

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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