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- 2020.02.25
【モータージャーナリスト先川知香のバイクで遊ぼう】vol.1。モータジャーナリスト先川知香さんの連載がスタート!第1回目となる今回は、レンタルバイクの耐久レース『レン耐』について紹介してくれました!

はじめまして。タイヤとエンジンが付いた乗り物は何でも大好き!
普段はWEBや雑誌で、クルマやバイク関連の記事を書いている、モータジャーナリストの先川知香です。
今回から、バイクの窓口さんでも連載をさせていただけるということで、先川的バイクの楽しみ方を伝えていきたいと思います。
- レンタルバイクの耐久レース『レン耐』
第1回目は先日参加してきた、レンタルバイクの耐久レース『レン耐』をご紹介。
レン耐は元WGP(ロードレース世界選手権)ライダーで、テスト中の事故により車いす生活となった現在もレーシングドライバーとして活躍し続ける青木拓磨さん主催のミニバイクの耐久レースです。
そんなレン耐の魅力は、レンタルバイクでレースができること。
そのため、バイクでサーキットを走りたいと思ったときに、一番のネックとなるバイクもバイクをサーキットまで運ぶためのトランポも必要ありません。
さらに、「革つなぎやレーシングブーツなどの装備を持ってない!」という人には、装備のレンタルサービスもあるので、フルフェイス型のヘルメットさえあれば参加が可能です。
また、サーキットを走るのが初めての人や、レン耐初参加という人には、サーキットの走り方や注意点などを細く教えてもらえるだけでなく、先導付きでコースを走ることができる初心者講習もおこなわれるので安心です。
- レン耐に参加
初心者から上級者まで、みんなで一緒に楽しむことができるレン耐は、北海道から九州まで全国各地で開催されているので、日程さえあえば、どこに住んでいても参加可能!
私が今回参加したのは、茨城県にあるつくばサーキットのコース1000で行われた第2戦で、元ブリヂストンの二輪部門でモータースポーツを担当していた山田さんを監督に、レースクイーンでバイク女子の佐藤ようかちゃんと2人で超初心者90分耐久と、4時間耐久の両方に参加するという無謀ぶりを発揮しました。
レン耐では、時間が短めに設定された超初心者用のお試し耐久レースも用意されているので、初めての人も参加しやすいのが特におススメのポイントです。
ちなみに私は、何回参加してもなかなかライディングが上達しない永遠の初心者なので、どっちに参加してもOK(笑)どうせならと、両方とも走ることになりました。
レン耐のスタートは、ホームストレートの両端にマシンとライダーが分かれて並び、スタートと同時にライダーがマシンに駆け寄って走り出す、ルマン式。
これは、鈴鹿8耐などでも採用されているスタート方法で、本格的なスタートの気分が味わえるのも、楽しさのひとつです。
また、耐久レースなので基本的には何人かのライダーでチームを組んで、交代制で走るのですが、ピットロードではマシンは手押しが必須など、レースに慣れていなくても怖くないようなルールが細かく決められているので、みんなで安心してレースを楽しむことができるのです。
そして、転倒せずに黙々と走っていると、いつの間にやら表彰台!!なんてことも。
レン耐はマシンの車種などによって細かくクラスが分けられているだけでなく、最低ピットイン回数が決められていたり、ピットインの数回に1回はお題と呼ばれるミニゲームをクリアしないとコースに戻れなかったりと、速く走れたとしても上位に行けるとは限らない独自ルールが設定されているので、誰でも表彰台に上がれる可能性があるのです。
ちなみに私はレン耐の表彰台で、シャンパンの中身をプシューっと勢いよく飛ばす『シャンパンファイト』が意外に難しいことを知りました(笑)
- タイミングが良ければプロライダーとも走れちゃう
主催の青木拓磨さんの人望などもあり、レン耐には多くのロードレース関係者が参加している姿を頻繁に見かけます。
そのため、タイミングが良ければプライベートで参加するプロライダーと一緒に走れちゃうことも!!
私が参加したつくばでも、全日本ロードレース選手権JSB1000に参戦する濱原颯道
選手と、CEVレプソルインターナショナル選手権 moto2に参戦する石塚健
選手が、みんなと同じミニバイクだとは思えない走りで、レースを盛り上げていました。
そして、レン耐に参加する(私の?)一番の楽しみといっても過言ではないのが、おひるごはん。
ランチタイムが近づくと、各チーム、どこからともなくお鍋やホットプレートが登場し、お昼ご飯の準備が始まります。
私のチームも、参加する常連さん全員が楽しみにしているレン耐名物『Hiroshi‘sキッチン』が登場!!山田さんの手料理で、おなかいっぱい。
大好きなバイクでサーキットを楽しめ、表彰台に登れた上に、美味しい料理で満腹という最高の1日となりました。
バイクでサーキットを走ってみたいけど、なかなか踏み出せないという人や、もっとライディングを上達させたいという人、バイク友達が欲しい人から、和気あいあいとレースの雰囲気を楽しみたいという人まで、誰でも楽しめる敷居の低いミニバイクの耐久レース『レン耐』。
少しでも気になった方は、是非1度参加してみてくださいね。
きっと、バイクに乗ることがもっと楽しくなると思います。
先川知香
バイクの窓口事務局
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