他カテゴリ記事を絞り込んで探す
ほったらかしにせず、干渉しすぎず
- おすすめコラム
- 2020.12.17
【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.115。今回はイベントMCやラジオDJ、啓蒙活動と幅広く活躍するKAZUさんの活動について。ツーリングやラジオ収録の様子をレポート!
僕の本業は、ルポライター志向のモータージャーナリスト。人やショップを取材して記事を書いたり、小難しい技術説明系の記事を担当したり、時には車両のインプレッションをしたりと、ある意味でつかみどころのない仕事というか雑用係的でもあります。
しかしながら、ここ数年はイベントMCやラジオDJなど、タレント業の方が多くなってきて、全国の警察とも連携してバイクの事故防止啓蒙啓発もやっていますから、もはや何屋だか分からない状態でもあります。
そんな業務の一つに、二輪車安全運転特別指導員があり、いわゆる安全運転講習会で、受講者の指導にあたる指導員を取りまとめる任務です。グッドライダーミーティングや各警察署主催の運転講習会などでは、全国統一の指導マニュアルがあって、それに則った指導実施になりますが、僕が主催するライディングトレーニングでは、『ほったらかしにせず、干渉しすぎず』という方針で、各人の目覚めや気付きに期待してレクチャーしています。
それは、一緒にツーリングに行きましょう!と誘われた時も然り。安全第一でブジカエルことを必須に、スマートかつマナーの良い運転術を見せて参考にしてもらいます。走り終えた後は、皆さん一様に「とても走りやすかった」「安心して楽しめた」「勉強になった」等々言ってくださいますから、やり方としては間違っていないのかな?と、思っています。
-
花野さんと伊豆ツーリングへ
某日、やらまいかシンガーソングライターの花野(かの)さんと、伊豆ツーリングをすることになりました。待ち合わせは、道の駅・伊豆ゲートウェイ函南。時間に余裕を持って、昼ぐらいの集合時刻としました。
関連リンク
道の駅 伊豆ゲートウェイ函南
国道414号線を南下し、下田のステーキ&コーヒーの店、平野屋へ。途中はカーブの連続する山道ですが、花野さんいわく「カーブのアプローチと途中の曲がり方に不安感がある」とか。「カーブの手前で適切に減速し、リアブレーキを活用すると、安心感が高まるよ」そんな風にレクチャーして、目の前で実践もしました。
ハンバーグステーキランチと昔ながらのコーヒーに舌鼓を打ちながら、花野さんのバイク&乗り方に関する様々な質問にお答えしました。ここで指導員としてのポイントは、説教臭くしつこくならない事。僕が逆の立場=教えてもらう側だったら嫌だなぁと思うことはしない。これは直したほうが良いという運転術の要所だけ教えます。
西伊豆土肥廻りで、無事にツーリング終了。その後は、僕のラジオ番組=カズ兄さんのモーターレボリューションに出演してもらいました。「今日はリアブレーキの使い方を教わって、すごく参考になりました。安心して安全に走れるようになったと思います」と、花野さん。バイクは乗った分だけ上手になりますが、いつでも初心を忘れず安全第一でステキなバイクライフを満喫してもらいたいなと思います。
関連リンク
-
ウエマツチャンネルの収録
某日、絶版車の専門店ウエマツのYouTubeチャンネル、ウエマツチャンネルの収録がありました。インプレッション車両はCBX400Fの1型と2型。ウエマツの館野さんと一緒に、ツーリング形式で収録しました。運転免許歴では花野さんより断然長い館野さんですが、乗車経験時間ではほぼ同じ。館野さんが苦手意識を持っているところをすぐさま見抜いて、適切な運転操作術をレクチャーしつつ、ツーリングロケを楽しみました。「天気もいいし、このまま遠くまで行きたいですね」と、館野さん。そりゃあそうでしょ。楽しい気分になれば、そう思うのはバイク乗りの性みたいなものだからね。
関連リンク
ウエマツチャンネル
■ライター:KAZU中西
フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング。