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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第34回 スズキ・薔薇 (CA13A)
- おすすめコラム
- 2017.09.01
毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。今週の珍車は、車重わずか41kgのシンプルな原付、「スズキ・薔薇」のご紹介です。
■スズキ・薔薇(バラ) ■エンジン:空冷2ストローク・ピストンリードバルブ49㎝³
■最大出力:4ps/6000rpm ■最大トルク:/ 0.52kgf・m/ 4,500rpm
1980年代に入って一気に隆盛を見せたスクーター。
各社がこぞって様々なモデルを出して行きました。
主婦や女性をターゲットにした「ファミリーバイク」の延長線上にあったため
スクーターもその流れを継いでいました。
「スズキ・薔薇(ばら)」もその代表のひとつで、1983年に登場しました。
同社は1981年の「ジェンマ」を皮切りに、
翌1982年には女性層を意識した「ラブ」、
そしてタレントの伊藤蘭をキャラクターに採用した「蘭」を送り出すなど
積極的な商品展開を図りました。
薔薇は、蘭をさらに軽量・軽快にしたモデルで、
車重はわずか41kg、価格も69,800円というお手頃さでした。
でも女性向けということで外観のデザインは抜かり無く、
そのシンプルさは今なお好感が持てます。
ところでこの薔薇、登場時は
ボディ側面には「薔薇」と漢字で車名が描かれていましたが、
モデルの途中から「BARA」に変更になっています。
そういえば、薔薇って漢字難しいですよね…
それと何か関係があるのでしょうか(笑)。