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バッテリーシェアリング事業連携オンライン説明会レポート!
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- 2022.05.18
「バッテリーのシェアリングに関する事業連携」についてのオンライン説明会が開催されました。
ENEOSホールディングス(株)、本田技研工業(株)、カワサキモータース(株)、スズキ(株)、ヤマハ発動機(株)の5社による、
バッテリーのシェアリングに関する事業連は、環境意識の高まりに向けて、電動二輪車の普及による「循環社会の実現」の具体化をする試みです。
電動二輪車用交換式バッテリーにおいては
・2019年4月、バイクメーカー4社による「バッテリーコンソーシアム」を創設。
・2021年3月、「交換式バッテリー」の相互利用を可能にする「標準化」に合意。
がありましたが、今回は「実証から事業」へと進むための今後の展開を説明しました。
新会社「Gachaco(ガチャコ)」は、上記5社の出資により設立した法人。
「バッテリーシェアリングサービス」と「バッテリー回収サービス」等を行います。
事業概要は「共通仕様バッテリー普及・利用拡大のためのバッテリー及び交換ステーション運営」となります。
【目次】
1.ホンダのバッテリー事業について
2.ヤマハのバッテリー事業について
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ホンダのバッテリー事業について
説明会で明らかになったのが交換式バッテリーの仕様を「ホンダ モバイルパワーパック e:」としたこと。
これにより、バッテリー交換インフラ事業の展開が大きく動き出しました。
モバイルパワーパック e:は、リチウムイオンバッテリーを採用。
重量10.3kgのバッテリー2個を直列接続させた96V系EVシステム。充電時間 約5時間。
2022年秋から、大都市圏で200台レベルのバッテリー供給を構築。
現在、モバイルパワーパックを使うバイクは下記の3車種。
今後は各社から、順次発売予定です。
交換ステーション運営の場所は、コンビニやサービスステーション(ガソリンスタンド)、自治体等での設置を検討中。
利用方法や料金体系などの具体的な内容は、秋に発表。
ホンダは、2022年にインドで電動三輪タクシー向けのバッテリーシェアリングサービス事業を開始。
現地法人で、モバイルパワーパック e:を生産。
街中に設置されたバッテリー交換ステーションで貸し出しを実施。
ホンダ ESMO コンセプト
モバイルパワーパック e: 使用のパーソナルモビリティを提案。
マイクロショベル PC01 (試作車)
モビリティ以外にも、要件を満たすさまざまな機器の電源として活用が可能。
ホンダ パワーポッド e: プロトタイプ
着脱バッテリー式 ハイパワーポータブル電源。
モバイルパワーパックを家庭用の蓄電池として使用するための充電・給電器。
ホンダ パワーストレージ e: コンセプト
モバイルパワーパックを家庭用の蓄電池として使うシステムのコンセプトモデル。
モビリティ用途に適さなくなったモバイルパワーパックの二次利用を提案。
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ヤマハのバッテリー事業について
ヤマハは、電動スクーター「E01」をモーターサイクルショーに展示。
E01は、ヤマハ独自の固定式バッテリーを搭載した原付二種モデル。
一般販売はせず「実証実験」という形で、今後の電動化の波に備えた情報収集を目的で導入。
100台募集。三か月間のリースで、リース料は月々20,000円(税込)。
2022年5月9日(月)から22日(日)まで参加者を募集。
当選発表は、5月31日(火)。7月からリース開始。
「急速充電器」「普通充電器」「ポータブル充電器」に対応。
標準装備のポータブル充電器は、車両のシート下トランクに収納が可能。
走行モードは「パワーモード」「標準モード」「エコモード」の3つ。
「標準モード」で、原付二種スクーターのNMAXと同等の動力性能。
トラクションコントロール、回生ブレーキ、リバース機能などを搭載。
(取材協力)
本田技研工業株式会社
ヤマハ発動機株式会社
(写真・文)
森井智之

