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ストレス軽減になる?スケールモデルの世界 静岡ホビーショーを訪問
- おすすめコラム
- 2022.06.13
【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.153。KAZUさん恒例のホビーショー!今年もステキなスケールモデルにたくさん会えたようですね^^
先ごろ開催された静岡ホビーショー2022に行ってきました。事前申し込み制でしたが、3年ぶりに一般公開日も設けられました。各ブースでお話を伺うと、コロナ禍の巣ごもり需要で、業界としてはかつてない活気を帯びている反面、供給が追い付かなく歯がゆい思いをしているとのこと。バイクや車の市場流通状況にも、同じことがいえると思います。
車両価格の高騰、駐車スペースの確保など、クリアしなければならない問題が何かと山積みの実車世界ですが、スケールモデルならそれらの問題を一気に解決できます。プラモデルは、実車の構造を学ぶことにもつながりますし、過去に乗っていた愛車を再現することも可能。乗れない・持てないストレスの軽減に役立ちますね。
また、世界的に高まる健康志向から、塗料は油性から水性へと移行が進んでいるようです。プラモデルの製作時、家の中がシンナー臭いと叱られずに済む水性塗料は、これからの主流になるかもしれません。
製品のみならず、関連機材や部材の展示もある静岡ホビーショー。バイクや車のスケールモデルでは、モーターサイクルショーのワールドプレミア的な発表もあるのですが、今回に限っては少なめだったように思います。そんな中から、気になった製品を紹介していきたいと思います。
【目次】
1.青島文化教材社ブース
2.タミヤブース
3.その他、楽しいスケールモデルたち
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青島文化教材社ブース
ZX-25R
先ずは、僕のラジオ番組=カズ兄さんのモーターレボリューションにも出演くださっている青島文化教材社のブースから。新作は完成品バイクシリーズのZX-25R。岩澤さんによれば、「バイクのプラモデルや完成品シリーズといえば、歴史的に名車と呼ばれる車種が多いですけれど、新型車のスケールモデル化にも積極的に取り組んでいこうと思っています」とのこと。ZX-25Rは年内の市販化を目指して、鋭意開発中です。
ヤマハ V-MAX
昨年はモックアップでしたが、ついに製品化された完成品バイクシリーズのVMAX。完全新金型の採用で、さらにディテールアップ。購入してすぐに飾れる、塗装済みディスプレイモデルになります。発売は2022年6月の予定。かつて乗っていた者の一人として、マストアイテムになっちゃいますね。なんなら、カズ兄もスケールモデル化して欲しいなぁ(暴言)
Z2 750RS
Z400FX
Z400GP
スーパーホーク3R
2022年6月から7月にかけて市販開始となる、プラモデルのザ・バイクシリーズです。実車はいずれも高額化または入手困難となっていますが、プラモデルなら容易に所有満足度を満たせます。かつて乗っていた人は、同じ仕様を再現してみるとか。
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タミヤブース
スカニアのRCモデル
次は、ミニ四駆でお世話になっているタミヤブース。今回はバイクモデルの新作がなく申し訳ないとのことでしたが、皆が驚くようなスケールモデルを開発中だと思いますので今後に期待大。そんなタミヤブースで注目したのは、スカニアのRCモデル。ライト類の点灯やサウンド、様々なアクションのみならず、車体振動までリアルに再現しているそうです。
見比べてください!うまく撮影すれば、どちらが実車なのか見分けがつかないほどの作り込みです。これをRCで実現するタミヤのこだわりに感激!
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その他、楽しいスケールモデルたち
ヤマハ DT250
スズキ GSX-R750
ハセガワブースでは、2022年6月に発売予定のヤマハトレールDT250“マンダリンオレンジ”を展示。若かりし頃に乗り回した人にとって、入手必須のアイテムになることでしょう。
もう一つは、漫画「逮捕しちゃうぞ」でおなじみの、スズキGSX-R750白バイ仕様です。大人気につき再販決定。DT250と同じく2022年6月の発売予定です。
こうなると、12分の1スケールのフィギュアも欲しくなっちゃいますね。
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イタレリテネレ660
ビーマックスブランドでバイクモデルは、僕の知る限りかなりレアケース?新企画として、スズキRGVガンマ1993年WGP500仕様を展示。スズキのレースファンにとって、待望の新製品になることでしょう。
今年で創業60周年を迎えるイタレリブランドのバイクモデルは、9分の1スケール・ヤマハテネレ660/1986年パリ・ダカール仕様を展示。モデル化するための取材が難しい車両の一つでもあるため、見つけた時が買い時!のレアアイテムだと言えます。
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BMW R1250GS
12分の1スケールダイキャストモーターサイクルシリーズを展開中の童友社ブース。買ってすぐに飾れるディスプレイモデルに、BMW・R1250GSが登場です。
童友社のダイキャストモーターサイクルシリーズは、わりかし近年のスーパースポーツモデルが多く、身近に感じられる人も多いのでは?
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■まとめ
コロナ禍となってから、腹の底から大笑いする機会が減ったように思います。
2022年の春以降は、徐々にバイク系イベントも開催されるようになってきたので、以前のようにとはいかないまでも、人々の笑顔あふれる社会に期待大です。
そんな意味で興味を持ったのが、津川洋行ブースの「真面目にふざけろ」展示。なるほどぉ、鳥が鉄道をねぇ。はじめはシュールだなと思いましたが、眺めているうちにニコニコしている自分自身に気づきました。忘れかけていたホビーを純粋に楽しむ気持ち。スケールモデルには、そんな魅力もあるのだと思います。
■ライター:KAZU中西
フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。
観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。
一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング。