他カテゴリ記事を絞り込んで探す
試乗で目覚めるバイク乗り魂
- おすすめコラム
- 2023.06.28
【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.166。TDSバイク祭り大試乗会のレポートです!
約3年続いたコロナ禍と関連する生活への制限。少々息苦しい時代でもありましたが、感染拡大防止の観点から耐えるしかなかった。その中でバイクの存在が見直されたことは、バイク乗りにとって嬉しいことです。これからバイクに乗り始めるという人にとって、試乗会はありがたいイベントだと思います。決して安い買い物ではないバイクですから、乗ってみて納得のいくものを選びたい。リターンライダーにとっては、バイク乗りとして目覚める機会なのかもしれません。
-
実は10年超?の試乗会
地元のバイク好きにとっては、春祭りの一つともいえるTDSバイク祭り大試乗会。TDS=田方自動車学校を会場とし、地元バイク販売店の協力によって催される新車の試乗会です。訊けばTDSでの試乗会は、10年超の歴史があるとか。まさに継続は力なり!2023年の春は、コロナ禍明けのムードもあってか、昨年以上に大盛況でした。

4月9日に開催されたTDSバイク祭り大試乗会。会場は、僕がCeramicPro9Hバイクコーティング&クリエイティブディレクターを務める伊伝・日石車検センターから、バイクで2分ほどの距離にある教習所です。同試乗会は、色々な新車に乗れるということで地元の人に良く知られた催しですが、実は当日のみ大特価で入校できるプランも人気なのです。




試乗車を用意いただいたバイク販売店(敬称略)は、HSC(インディアン・ハーレーダビッドソン)、モトラッド静岡(BMW)、モータープラザカワイ(モト・グッツィ・アプリリア・FBモンディアル・AJS・ゴッチア)、ホンダドリーム沼津(ホンダ)、プラザ沼津(カワサキ)、レンタルバイクキヅキ(ドゥカティ)。物販ブースとして、オートバイブックス様。キッチンカーは、TDS至近に所在するニューヨークヴェンディー様。さらに、同イベントではすっかりお馴染みのライム先輩が駆けつけ、シンガーソングライター花野さんのミニライブもありました。
-
教習所だから可能な大排気量車へのチャレンジ
TDSバイク祭り大試乗会では、普通二輪者免許の保持者でも、大型二輪車の試乗が可能(TDS指導員による見極めが必要)です。これは教習所ならではの特典で、久々に乗るというリターンライダーも、腕前を確認した上で大型二輪車の試乗に臨めますから、安心感の高い試乗会と言えるでしょう。事実、僕のラジオ番組=カズ兄さんのモーターレボリューションにゲスト出演しているヤングさんこと福山竜一氏も、来場して見極め用のCB400SFに試乗し、数十年ぶりに乗りたくなったそうです。

試乗会の盛り上げ&スムーズな進行をサポートするマイクパフォーマーとして、僕とバイク女優の望月ミキさんがMCを担当。各販売店ブースと試乗車を紹介しつつ、クスッと笑える?バイクエピソードなどもお話しさせていただきました。試乗会の方は、千客万来のフル回転状態!

シンガーソングライターのヤングさんこと福山竜一氏も、久々にチャレンジしてみようかな?と見極めコースへ。数十年のブランクはクラッチワークと走行バランスに表れたそうで、「乗れるつもりだったけど、今は全然。また乗り出すなら、ここ(TDS)でペーパーライダー教習を受けなきゃね!」とのことでした。とは言え、空き時間の跨りはOKだったことから、ルックスが気に入ったというインディアンに跨り試乗。ミュージシャンには、クルーザーが似合う!を証明してくれました。
-
20年の思いを遂げる
皆さんの試乗を楽しむ姿を見て、僕の中で20年前の思いが沸々としてきました。それは、2003年型のXJR1300に乗りたい!という願い。当時は、お財布事情から03yモデルのXJR1300を断念、翌年の04yモデルでXJR1300乗りとなりました。その後もFI仕様を3台乗り継ぎ現在に至るわけですが、やはり03yへの思いは断ち切れなかったようです。ある日、何の気なしに中古バイクサイトを見ていたら、憧れの03yXJR1300(黄色)が目に飛び込んできました。これも何かの縁なのでは?奮起して掲載店を訪れることにしました。

以前にも記事で紹介しましたが、久々のヤマハ車は03年の試乗会で乗ったXJR1300でした。車体色はイエロー。この時覚えたエンジンレスポンスとパワーは、僕にとって感動的でした。その後、青い03yXJR1300に乗る機会は何度かあったのですが、性能は同じでもしっくりこないというか。そんな黄色い03yXJR1300を、MFD埼玉戸田店にて発見。善は急げ!ということで、ノンアポで訪問。じっくり観察させていただき、清水の舞台から2万回飛び降りるつもりで契約しました。


5月某日、MFD静岡清水店にて、試乗会が開催されました。残念なことに当日は雨模様で、試乗自体は中止となりましたが、その分だけ店頭在庫車をじっくり眺め、スタッフの説明も聞けました。価格がASK展示されていたGSX1100Sカタナの新車に驚いていると、「カズさんのXJR、届いてますよ」とのこと。当初の予定より早く転送いただき、感謝感激です。実はこのXJR1300話、MFDグループを経営するワースワイルの岡本会長の気遣いがきっかけでした。僕が黄色の03yXJR1300を所望していると岡本会長にお伝えしたところ、仕入れたその車両をMFD静岡清水店まで運んでくださったという経緯があり、そのXJR1300は購入しなかったのですが、そこまで親切にしてくれる岡本会長はもちろん、MFDグループに何らかの恩返しをしなければ僕の男気が廃る!と思いました。真心には真心で応える。人として当たり前のことだと、僕は信じています。

その翌週、XJR1300の納車となりました。やはり雨模様でしたが、気分は上々です。道中にトラブルなく、無事に帰宅。ミラーを付け替えてみたり、ハンドルバーを交換するなどして、徐々に自分好みのXJR1300に仕上げていきます。


さらに、僕好みのノーマルルックに近づけようと、パーツ等を購入。インシュレータ等は新品を入手できますが、マフラーなどの専用部品は中古に頼らざるを得なかったです。キャブセッティングもノーマルマフラー用に再設定し、エンジンの色剥げ部分は塗装で補修しました。これでもまだ、03yXJR1300(黄色)の完全体ではないですが、乗るたびに20年前の雰囲気を思い出せて、とにかく毎日がハッピーな気分です。
関連リンク
■ライター:KAZU中西
フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。
観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。
一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング

