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【立ちごけ体験談】初心者あるある!?パニックブレーキ&スタンド出し忘れ
- おすすめコラム
- 2024.10.28
【ぴの子のぶぉんぶぉんピノコラム】vol.3。今回は、ぴの子さんの立ちごけ体験をお話いただきました!
まるでスローモーションのように倒れていく愛車。
頭の中では止められるはず、そう思っていても、実際に倒れ始めたらもうどうしようもない。バイクに乗る者なら誰もが一度は経験する(かもしれない)立ちごけ。
今回は、そんな私の立ちごけ体験をお話ししようと思います。
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工事現場に突っ込みそうに…
バイクに乗り始めたばかりの私が初めて立ちごけをやらかしたのは、免許を取ってから2度目のライドのとき。まだガチガチに緊張していた私。交差点を右折してちょっと走ったところで、走っている車線で工事中の看板が目に入りました。
「これは臨時で右(通常では逆走に当たる車線)に入るべき?」でも、「本当に今、入って良かったの?」と大混乱。交通誘導の人がいたのか、はたまた信号がタイマー式だったのか…すべてが記憶から飛んでいき、頭の中は「前から車が来て正面衝突しちゃったらどうしよう!?」でいっぱい。
▲どこを走ったらいいのか分からなくなっている瞬間
パニックでこのまま走っていたらダメだと思い込み、無意識にフロントブレーキをガッと握り…文字通りの【パニックブレーキ】。からのエンストで、見事な立ちごけをしました。今思えば後続車の方が一番怖かったですよね。本当にすみません…。
右にゆっくりスローモーションで倒れていく自分の姿を、今でも昨日のことのように思い出します。納車したての愛しのバイクにはしっかりと傷が…いや、「外装慣らし」完了です。
実はこの立ちごけの瞬間、動画を回していたので残っていたんですが恥ずかしさのあまりYouTubeにはアップできませんでした。YouTuber的には"取れ高”が高いと言われる、初心者バイク女子の立ちごけ動画。確かにかなりの再生数は取れそうですが、見たくないコメントが並ぶのは容易に想像できたので精神衛生上よろしくないかと思い…。ガラスのハートを持つ私は、二度とバイクに乗れなくなってしまう気がしたので公開は避けました。今は笑って話せるので、いつかその映像を公開する日が来るかも!?いや、その日は遠いかもしれませんが(笑)。
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脱・初心者でも油断大敵!
2回目の立ちごけは完全に油断からやってきました。バイクの運転にも慣れてきたころ、長距離ツーリングを終え、疲れた体で自宅に帰ってホッと一息。「今日も無事帰ってこられた!」と駐車して、グローブやスマホを外し、すっかり気を抜いてバイクを降りようとしたその時…。なんとスタンドを出し忘れたことに気づかず、見事に左側にガシャン!とバイクを倒してしまったのです。
教習所で「スタンドは降りた後で出せ」と教わりましたが、「ああ、こういうことを防ぐための教えだったのか…」とそのとき理解しました。無事帰宅したつもりが、ミラーは折れ、ライト付近にも新たな傷が仲間入り。洗礼はまだまだ続くようです。そして相棒のninja400はどんどんたくましい姿になるばかり。(傷ばっかりつけてごめんね!)
こちらの動画で被害状況を報告しました
幸いなことに、バイクのスタントでも使われている強力なエンジンガードを取り付けていたので、これだけの被害で済んだのかもしれません。立ちごけをしたときは良い方に考えることにしましょう(笑)。
ちなみに…タンクにも細かい傷がチラホラ。「この傷、どうしたの?」と聞かれることが多いのですが、なんと正解はジャケットのファスナー。タンクに腰を当てて取り回しをしたとき、ギギギッ…と聞こえた嫌な音。嫌な予感がして確認すると、細かい傷がしっかり刻まれていました。
▲バイクに乗るときはファスナーがきちんと隠れているライダースジャケットを着ましょう!
立ちごけじゃなくても、こんな日常のふとした瞬間にバイクが傷ついてしまうなんて…。気の緩みや不注意からバイクはどんどん傷つくし、自分の体だって怪我しかねません。本当に気を引き締めて乗らなきゃと思うばかりです。
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立ちごけあるあるシチュエーション
バイクは大切な相棒…といっても、たまにお互いの意見が合わずに転んでしまうこともあるようです(主に私の不注意のせいですが)。立ちごけも含めて、こうした経験こそが「ちょっと成長したかも?」という気持ちにさせてくれるのかもしれません。何より、立ちごけだけで大きな怪我をしなかったのは不幸中の幸いだと思っています。
それでも、今後も立ちごけはできるだけ控えたいもの。対策の意味を込め、私が経験した上記のパターン以外で立ちごけしやすいシチュエーションを挙げてみます。
・Uターン中の油断
Uターンは立ちごけリスクが最大のシチュエーションのひとつ。YouTubeでもこのパターンの立ちごけをよく見かけます。狭い道や坂道でのUターンで、ハンドルをいっぱいに切って倒れてしまうのはバイク乗りあるある!?私は、相当広い道のとき以外は極力Uターンするのを避けるようにしてます。
・発進時のクラッチミスでエンスト
発進時にクラッチ操作をミスするとエンストし、じわじわとバイクが倒れていく…。これも何とも言えないスローモーション体験です。特に急いでいるときや、坂道発進というタイミングでやっちゃうんですよね。教習所で嫌というほど経験しました。
・駐車時の地面見落とし
傾斜のある場所や砂利道でスタンドを出すときも危険!駐車場での地面チェックを怠ると、バイクが支えを失いそのまま横倒しに…。私も何度か危険な目に遭いました。しっかり安定した場所に停めることが大切ですね。
立ちごけゼロを目指して
▲立ちごけをして生まれた格言
これからは完璧に乗りこなす!…と思っているものの、果たしてどうなるやら。皆さんもどうか、安全第一でバイクライフを楽しんでくださいね。そして、いつかこのコラムが、「そんな時期もあったなぁ」と笑って振り返られる日がくるように精進します!
以上、ぴの子でした!
ぴの子
バイクの窓口編集部