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あなたのスマホホルダーは大丈夫?高性能スマホのカメラを故障させてしまった話

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  • 2024.12.04

【ぴの子のぶぉんぶぉんピノコラム】vol.6。今回は、高性能スマホのカメラを故障させてしまったときのお話を、対策と一緒にご紹介いただきました!

ツーリング中にスマホをナビ代わりに使っているライダー、結構多いんじゃないでしょうか?iPhoneやAndroidスマホの便利さは言うまでもなく、現在ではナビの定番アイテムとなっていますよね。けれども!しかし、バイクの走行中に発生する振動がスマホに与える影響について、実はあまり意識されていない方が多いのではないでしょうか。特に、スマホのカメラは振動にかなり弱いんです。長時間ツーリングしているうちに、気付いたらカメラが故障していることも…。

実は、iPhoneを作っているApple社も、「オートバイの高出力エンジンの振動がスマホに続くと、カメラシステムの性能が低下する恐れがあります」って、公式に警告しているんです。

「え?そんなことないでしょ、私のスマホ&スマホホルダーは今までなんともなかったから、絶対大丈夫!」なんて思ってませんか?私もそう思っていたんです…。

でも、悲劇は突然やってきました。

 

 

  • 思わぬトラブルが起きたその日

ツーリング中、いつものようにスマホをナビとして使いながら走行していました。目的地は埼玉県羽生市にあるライダーズカフェ「King Diner」。

▲写真は公式サイトより引用(https://www.kingdiner.jp/)

 

1950年代のレトロアメリカンスタイルの店内は、写真映えするオシャレな空間。カスタムバイクショップ「ジャンク クラウン モーター サイクル」も併設されており、バイク好きにはたまらないスポットです。

 

お店に到着して、外観を撮ろうとしたその瞬間…カメラのピントが全く合わない!しかも、画面がまるで漫画の集中線のようにブレまくる。

▲その時スマホで撮った写真。【映え】な写真になるはずだったが、残念な結果に

 

最初は、スマホの調子が悪いだけだろうと思いましたが、次に撮影した店内のオシャレな雰囲気を捉えようとしたところ、またしても同じ症状。

 

スマホを再起動してみても状況は改善されず。振動が原因でカメラが故障する可能性があることを薄々知っていた私は、「ついに自分のスマホにもその時が来てしまったか…」と、全てを理解しました。

 

とはいえ、せっかく素敵なライダーズカフェに来たので、この場は頭を切り替えることに。King Dinerの店内は昔のアメリカへタイムスリップしたかのような雰囲気で気分が上がり、看板メニューのハンバーガー「KINGバーガー」はジューシーでボリューム満点、最高に楽しく、美味しいひと時でした。

▲写真は公式サイトより引用(https://www.kingdiner.jp/)

 

最初は上品にナイフとフォークで食べるも、途中からかぶりつく私。

 

次回は、スマホのカメラの心配を一切せずに、純粋に店の雰囲気と料理を楽しみたい!スマホを直したら必ずまた行こうと心に決めました。

 

  • 突然のカメラ故障。どうしてこんなことに?

さて、なぜバイクの振動がスマホに影響を与えるのでしょうか?答えは「高機能カメラ」にあります。スマホには、光学式手ぶれ補正(OIS)や、クローズドループAFといった機能が搭載されている機種が多いです。これらは高性能なカメラに搭載されていることが多いのですが、実は振動にかなり敏感。バイクのエンジンから伝わる振動は、手ぶれ補正機能では到底対応できないほど強力で、特定の周波数に長時間晒されると、カメラ自体が故障してしまう可能性があるんです。

 

次のような症状が現れたら注意!

●     プレビュー画面が小刻みに揺れ続ける

●     ピントが合わない、またはブレがひどくなる

 

私が使っていたのは、AppleのiPhone11Pro。もしiPhoneのカメラが故障した場合、修理費用はAppleCareに加入しているかどうかでかなり変わりますが、加入していなくても最低でも1万円以上かかります。私はAppleCareに入っていなかったので、近くの修理屋さんで直してもらいました。それでも修理費用は1万円以上かかりました…。

※注意!Apple以外の修理業者で直すと、メーカー保証が受けられなくなりますので、その点は自己責任で!

 

 

これからの対策

こうしたトラブルを避けるため、まず考えたのは「サブ機」の活用。最悪壊れてもいいように、昔使っていたスマホをナビ専用にして、メイン機でテザリングを使おうと試みました。しかし、2台のスマホを持ち運ぶ手間や、バッテリー消費が激しくなる点で面倒だと感じ、すぐに断念しました。

 

次に試したのは、振動吸収機能付きのスマホホルダーを使う方法。実は、振動吸収機能付きのホルダーは今、けっこう種類が多いんです!ホルダーにはワンタッチ型とクランプ型があって、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

ワンタッチ型

●     スマホとホルダーを簡単に取り付けられて、安定感抜群

●     でも、専用ケースが必要なので、スマホの種類によってはケースが手に入らないことも

 

クランプ型

●     サイズに関係なく、さまざまなスマホに対応可能

●     でも、強い衝撃でスマホが外れるリスクがあり、見た目がちょっと大きくなる

 

私は、スマホカバーを自分好みに変えたかったので、クランプ型で振動吸収機能があるものを選ぶことにしました。最終的に選んだのは、Kaedear(カエディア)の「デビルホーン KDR-M26C」振動吸収Airマウント付きの製品です。

 

決め手は「デビルホーン」という名前がカッコよかったから…というのは冗談で(笑)。この製品はカメラの手ぶれ補正機能の破損リスクを軽減することに重点を置いています。現在、このホルダーを使用していますが、今のところカメラのトラブルは全くありません。振動吸収機能がしっかり働いてくれているおかげだと感じています。

 

最後に

スマホをナビゲーションに使用する際には、バイクの振動が原因でカメラが故障するリスクをしっかりと理解し、適切な対策を講じることが重要です。振動吸収機能付きのホルダーを選ぶことで、大切なスマホを守ることができます。もしあなたもツーリング中にスマホを使っているのであれば、今一度スマホホルダーの見直しをしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは次回の記事でお会いしましょう!ぴの子でした!

制作・協力

ぴの子

バイクの窓口編集部

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