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待ってたよ!3年ぶりMotoGP日本グランプリ後半

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  • 2022.10.13

【岸田彩美のバイクの楽しさ無限大】vol.143。モビリティーリゾートもてぎで3年ぶりの開催となったMotoGP日本グランプリ後半の様子をレポートします!

今回はいよいよ決勝日のレポートをしていきますね。

前日の天気と打って変わって、見事な秋晴れ。天気もMotoGPの開催を待ち望んでいたかのようです。

決勝日はゲート通過するときに渋滞が発生しましたが、その時間も予想して早めに出発したので問題ありませんでした。

 

【目次】

1.決勝レース前に腹ごしらえ

2.レーススタート!!

3.表彰式やコースウォークも堪能

 

  • 決勝レース前に腹ごしらえ

Vスタンドエリア裏側にあるホスピタリティエリアも充実しており、HRC40周年記念展示スペースが造られていました。

 

年々空力パーツが増えていくMotoGPマシンやチャンピオンを獲得したオフロードマシンの数々

 

獲得したトロフィーの展示もありました。

過去の日本グランプリで獲得したトロフィーは、日本の“和”なデザインが美しい…。

 

レースに集中するために、自分へのガソリン注入と(バイクは車に積んだので問題なし)

タコ焼きやポテトをつまみました。

何が素晴らしいって、出来立ての料理を食べられること。

 

またホスピタリティエリアには仮設トイレが多く設置されていました。わざわざ階段を登ってグランドスタンドエリアまで行く必要はありません。しかも清潔で匂いが全くない。 仮設トイレの印象が一気に変わりました。

こまめに清掃・点検されているのでしょう。 細やかな気遣いやお客様を喜ばせたいというおもてなしの心は、日本の誇りだと思います。

 

  • レーススタート!!

応援席は、一番コースに近い場所に仮設の座席が造られたV席スタンドエリアです。 マルケス選手応援シートは、スタート後1コーナーが見やすい場所に設けられ、目の前には大きなスクリーンモニターがありました。

 

Moto3クラスは、Leopard Racing鈴木竜生選手が前日の予選でポールを獲得。しかも自身のお誕生日だったそうです。

優勝をかけて争われましたが途中でハイサイド転倒…。力んでしまったのでしょうか…惜しかった。来年も継続してMoto3クラスにて戦うとの情報があったので、来年に期待しましょう!!

4番手スタートのMax Racing Team

佐々木歩夢選手が見事3位表彰台を獲得しました。

 

残り3戦を残してポイントランキング4位。今後の走りも注目していきたいです。

 

続いては盛り上がったMoto2クラス 22周で争われます。

シリーズチャンピオンを狙うIDEMITSU Honda Team Asia小椋藍選手は13番手スタート。

レース全体を通して転倒するライダーが多い中、じわじわと上位を上げつつも小椋選手と同じチームメイトであるソムキャット・チャントラ選手が先頭集団に食い込みました。

その後残り16周でチャントラ選手をパスし、小椋選手は2位に浮上。その後残り10周で1位に躍り出ました。

 

猛追するアロンソ・ロペス選手一度抜かされつつも再び首位をキープし見事母国優勝を勝ち取りました。 

チームの監督である青山博一さんが日本GPで優勝を獲得した時以来、16年前ぶりだったそうです!縁を感じますね。

 

私の席のお隣がMotoGPクラス参戦中の中上貴晶選手応援席だったのですが、小椋選手応援フラッグを持って応援する方も多くいらっしゃいましたよ

また表彰式での君が代を日本で聞くことができ、感動をありがとうと伝えたいです。

 

いよいよMotoGPクラスのスタート。24周で争われます。

スタート前のオープニングセレモニーでは、今年待ちに待った公開映画 トップガン・マーベリックの曲に合わせて航空自衛隊松島基地「F-2B 戦闘機」歓迎フライトが行われました。しかし写真は残念ながら豆粒…。

 

推しライダーホンダのマルケス選手はポールポジションスタート。

 

サイティングラップにて6番手スタートだったアプリリアのアレイシ・エスパルガロ選手が何やら頭を抱えてピットでバイクを乗り変えてからの再スタート。 後々調べたところ、レース用のマッピングに切り替えが出来なかったからだそうです。

 スタート後、最初の1コーナーでグリッド3番手のKTMのブラッド・ビンダー選手がホールショット。

しかしその後すぐにドゥカティのホルヘ・マルティン選手が1位に躍り出ますが、ドゥカティのジャック・ミラー選手が追い上げを見せ、残り22周で2位に浮上。

その後首位を走るホルヘ・マルティン選手とサイドバイサイドとなり、ここでミラー選手が引き離して1位に。

この時点でマルケス選手は5位を走ります。

 

ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤ選手(ペッコ)とドゥカティのエネア・バスティアニーに選手の10・11位争いも見逃せません。 

来年ドゥカティのファクトリーチーム仲間となる2人ですが、ライバルですからお互いに負けられない。

この戦いではペッコ選手が先に躍り出るも最終ラップでなんとポイントリーダーであるヤマハのファビオ・クアルタラロ選手に食らいつこうとしたところ、転倒してリタイアとなってしまいました。

また今回はワイルドカード参戦したホンダ・長島哲太選手は残り15周で転倒リタイア

同じくワイルドカード参戦した津田拓也選手は残り13周でオイル漏れによりマシン炎上。怪我がなかったのが幸いです…。

残り3周でマルケス選手がオリベイラ選手をパスし4位に浮上したもののあと一歩で表彰台に届かず。

しかし怪我によりレースを離れ、復帰後まだ間もないのにこの成績。ライダーのポテンシャルが高い事もありますが、やはりマルケスが走ると雰囲気が変わって スター選手だなあとしみじみ感じました。いや、私の個人的な主観も多いかもしれませんが(笑)

日本グランプリを見事制したのはほぼ独走状態であったジャック・ミラー選手

2位はブラッド・ビンダー選手 3位はホルヘ・マルティン選手という結果となりました。

中上貴晶選手は、前戦で負傷した怪我の影響があり20位でフィニッシュ。

日本GPで戦うために手術を行い、相当な痛みをこらえての出場だったのでしょう…。

選手自身も出場の覚悟を決めて、チームも許可をしてのレース。色々意見はあるかもしれないけど、私はその闘志に尊敬しかありません。早く怪我が良くなりますように。

 

そして今回初めての応援席でしたが、Tシャツとフラッグのお土産付きでした。

モニターも目の前にあって、レース展開もわかりやすかったですし

いい場所で観戦できたのではないかと思います。 推しライダーが決まっている方は応援席、オススメですよ♪(ちょっとチケットは高いけど…)

 

  • 表彰式やコースウォークも堪能

VIP・スイート・V席チケットを持っている方は、表彰式が行われる際に近くまで行くことが出来ました。

ジャック・ミラー選手のおなじみ!?ブーツにシャンパンを入れて飲むシーンを見届けることもできたし、

グローブなどをプレゼントで投げてくれたりと大盤振る舞い! ゲットはできなかったけど。 

ブーツで飲むシャンパンはどんなお味なのでしょうか…?おなか痛くなったりしないのか恐怖でしかありません(笑)

また表彰式の後は、コースウォークが行われました。レースが行われていた場所を歩くことが出来るのですが

タイヤカスが落ちていたり

カーブのひざすり風写真を撮ってみたり。 意外と凸凹しているんですね。

 

またグラベルでのダッシュ!!大人一人分埋まるくらいの深さだそうですが、脚が結構もつれて走りにくかったです。砂じゃなくて丸っこい石が多いですね。

 

ライダーがここを走っていたんだな~と浸りながら初めてのコースウォーク、楽しかったです。

 

コロナの影響があって、リアルが遠ざかっていたのでその場の空気・雰囲気を味わえることは

選手を同じ場所で応援するということは、何にも変えられないくらい幸せですね

3年ぶりの開催とあって、お土産類も売り切れ続出。皆待ちに待っていたのでしょう。

私も狙っていたTシャツが買えなくて残念だったけど、それもいい思い出!また来年は早めに買います(笑)

 

今後の期待として、中央エントランスを通過する時やV席に着く時に毎回チケットを提示する必要があります。ですが紙のチケットですと雨が降ったらふにゃふにゃになってしまうしちょっと面倒くさいです(笑)リストバンドやQRコードの読み取りなど楽な形状にしてほしいな…なんて思ったりもしました。

 

そして、今回うっかり買い損ねたのが指定駐車券。

どこに停めていても帰り道の渋滞はまぬがれませんが  

近くに車やバイクを停められると荷物を置いたり何かと便利だなと。 指定駐車券も毎年争奪戦らしいですが、次回は忘れずに購入します。

 

MotoGPはいよいよ残り3戦となりました。

実は私、今年もバレンシアGPを観に行ってきます!! 

昨年との雰囲気の違いも見れたらいいな。どんなレースになるか、何が起きるかわからないからレースは面白い!!またレポートしますので楽しみにしていてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました♪ 

 

<関連リンク>

MotoGP™ 日本グランプリ | モビリティリゾートもてぎ (mr-motegi.jp)

 

制作・協力

岸田彩美

バイクの窓口編集部

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