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トライアンフの400cc!待望のニューモデル スクランブラー400Xとスピード400 試乗レポート
- おすすめコラム
- 2024.02.07
【あみ into MOTO】vol.56。トライアンフから登場した待望のニューモデル「スクランブラー400X」と「スピード400」の試乗レポートです!
昨今、普通自動二輪免許(400ccクラス)で乗れる外国車が各メーカーから次々と登場しバイク業界を盛り上げています。
今回ご紹介する英国ブランドTRIUMPH(以下、トライアンフ)では、2024年1月末にブランニューモデルとなるトライアンフの400ccクラス、【SPEED 400(以下、スピード400)】と 【SCRAMBLER 400X(以下、スクランブラー400X)】を登場させました。
これまでになかった待望の “普通自動二輪免許で乗れるトライアンフ!” 、先日そのニューモデル試乗会に参加しました!
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まずはスクランブラー400Xの試乗
個人的にすごく好きなタイプのスクランブラー400X。ダートや林道など、悪路走破性を高めたこのスタイル、トライアンフらしいクラシカルでお洒落な雰囲気もしっかりと残しているのが流石です。
▲ トライアンフ初の400cc単気筒モデル
▲ 細部にわたって凝ったデザインが施されている
398.15ccの水冷単気筒DOHC4バルブ エンジンを搭載、スクランブラー400X用に設計された専用シャシーなど、トライアンフにとって全く新しい400cc単気筒シリーズの一員になります。ちなみに 『一員』というのは、同時に発表されたスピード400がその兄弟モデルになるからです。
スクランブラー400Xは最初から既に本格的なオフロード装備が備わっています。頑丈なハンドガードや長めのマッドガード、ヘッドライトガードや大径の19インチフロントホイールに装備されたメッツラー社製のブロックタイヤなど、あらゆる路面状況でも活躍できる頼もしい相棒になることでしょう。
▲ どの装備も豪華で質感が高い
さっそく跨ってみると、835mmのシート高に最初ちょっと 「おっと、、(汗)」 となります。一応、両足は接地しますが(木村亜美 身長166cm)、我々日本人にとっては少し高め。ただ、スクランブラー400Xの このデザインやオフロード走破性などを考慮すると、このシートの高さは許容範囲だと思います。この点は、全国のトライアンフ正規販売店にて実車を跨れるのでぜひご自身でご確認ください。
ワイドなハンドルバーの真ん中にはトライアンフのロゴが刺繍されたバーパッドを装備しています。メーターパネルも見やすく、シフトポジションが表示されるのも嬉しいポイント。
▲ 両足つま先で接地。シート高835mm/木村亜美 身長166cm
▲ 視認性良好のメーターパネルに、ハンドルバーパッドのTRIUMPHロゴが高級感を増す
▲ ライディングポジションはアップライトで直立、目線が高くて気持ちいい
小気味いいサウンドを響かせながらテンポ良く走るスクランブラー400X。低速トルクが頼もしく、一般道のストップ&ゴーは力強く発進、そのまま2速~3速~・・・と伸びも良くて快適です。
スロットルを開けた瞬間にパワーが弾け出すような元気のいいレスポンスとは違って、自分の意図する通りの動きをしてくれる余裕と安心感があります。ハンドリングも割とおおらかなので、むしろキビキビと旋回するシャープな切れ味を求めるなら、このあとご紹介するスピード400がおすすめかな。
スクランブラー400Xに関しては、低~中速域での逞しさ、扱いやすいエンジン性能、アップライトなポジションなどから、このままのんびり旅にでも行きたくなるような、または林道やダートなどの冒険に出たくなる、そんな魅力があります。
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続いてスピード400の試乗
スクランブラー400Xと同時に発表されたスピード400、エンジンや装備類などスクランブラー400Xと共通している部分も多いですが、乗り味は全く違うキャラクターだったので驚きました。
スピード400という名の通り、スポーティで軽快。ハンドリングも機敏に動き、“操る楽しさ” があります。スクランブラー400Xとスピード400にはそれぞれ専用シャシーが開発されているので、その点も乗り味の違いに大きな差を与えているんだと思います。
▲ クラシカルなイメージはトライアンフらしさ
▲ スピード感を楽しむライディングができる
スクランブラー400Xと共通の水冷単気筒DOHC4バルブ398.15ccエンジンを搭載。どちらも低速トルクに逞しさを感じたエンジンですが、どちらかと言えばスピード400の方が伸びの良さとキレの良いハンドリングを感じます。
17インチのフロントホイールやフロントサスペンションのホイールトラベル量、ハンドルバーの形状などの違いから、こんなにも個性が分れるのは面白い。
▲ 両足ベタ付きで安心して車体を支えることが出来る
スピード400のシート高は790mm、安心できるくらい両足接地できました。自然な位置で握れるグリップ、先端にはバーエンドミラーが装備され、ここだけでもトライアンフらしいお洒落な心意気が感じられます。少し前傾になるライディングポジションに窮屈さはなく自然に座れます。座面が広くクッション性の高いシートは長距離のライディングもしっかりとサポートしてくれると思います。
▲都会的なイメージのスピード400
スクランブラー400Xとスピード400はサイレンサーも違うので、サウンドの違いも楽しむことができます。スクランブラー400Xは割と高めの音を響かせるのに対して、スピード400は重低音を轟かせる低めのサウンドだったと感じました。
▲ スクランブラー400X(写真左)、スピード400(写真右)
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トライアンフの400cc単気筒シリーズ
今回試乗したこの2台、どちらも大変質の高い仕上がりで、そしてカジュアルに乗れる気軽さもあって このプライス(スクランブラー400X(税込)78万9,000円/ スピード400(税込)69万9,000円)。見た目も乗り味も違うので、ご興味ある方はさっそく実車を見に行きましょう!
全国のトライアンフ正規販売店ではそれぞれの車種、3パターンのカラーリングの違いも見ることができます。より自分好みの1台を見つけられるかもしれませんね!
普通自動二輪免許で乗れる400ccのトライアンフ、今後 街で見かけるようになるのが楽しみです!
動画もぜひみてねー!
■YouTube あみTVでもご紹介!
TRIUMPH SPEED 400とSCRAMBLER 400X試乗【400ccのトライアンフ】
普通自動二輪免許で乗れるトライアンフ(英国車)が登場です!可愛いくてカッコ良くてお洒落な相棒、いかがでしょうか!
<関連リンク>
<プロフィール>木村亜美
東京出身、タレント・ライター・YouTuber。
雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。
所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、Can-Am Spyder F3 Limitedなど。