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ホンダ ウエルカムプラザ青山 グランドフィナーレ レポート

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  • 2025.04.11

おなじみ青山一丁目駅すぐのHonda青山ビルも建て替えとなりました。ウェルカムプラザ最後のイベントレポートが届きました!

2025年3月30日(日)・31日(月)に、グランドフィナーレ ウエルカムプラザフォーラムが開催。

Honda青山ビルは2025年度に解体し、5年後の完成を目標に同地に新たなビルが建設されます。

ビルの1階にあるHonda ウエルカムプラザ青山も、3月31日をもって休館となりました。

建て替え前に最後のイベントを開催しましたので、2輪関係を中心にレポートします。

Honda青山ビルは、1985年に2代目の自社ビル本社として建設。

ビルの開館と同時に、Hondaウエルカムプラザ青山がオープン。

ショールームでは、新製品や技術の展示、各種イベントの開催が行われました。

 

  • クロージングイベント開催

閉館までの3か月間はクロージングイベントとして、これまでの歴史を振り返る展示を実施。

1985年から現在までの、話題になった製品などが並びました。

 

最後の2日間は、イベント出演者に合わせた車両を展示。

CB1000スーパーフォア (1992) CBシリーズのフラッグシップモデルとして発売(左)

EV アーバンコンセプト(2024) 都市型電動モビリティのコンセプトモデル

CBR1000RR-R FIREBLADE SP Team HRC 2022年鈴鹿8耐優勝マシン

ホンダスマイルの皆さんは、イベント取材の際にご協力いただき、たいへんお世話になりました。

2020年のリニューアル後にオープンしたカフェも、終日大勢の来場者で賑わいました。

ホンダの各種ロゴ入り「かりんと」や「あげもち」を販売。おみやげにちょうどいいサイズです。

Honda青山ビル関連のグッズ販売もあり、多くの人がレジに並びました。

 

  • 2輪関係のトークショー開催!

ウエルカムプラザフォーラム観覧に、大勢の人が来場しました(一部フォーラムは整理券を配布)。

30日開催のフォーラム1は「師弟対談~世代を超えて受け継ぐスピリット」。

ウエルカムプラザ青山のイベントで一番歴史が長いのが、鈴鹿8耐パブリックビューイング。

鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝経験があるお二人が、レースの思い出を語りました。

岡田忠之氏 HRS SUZUKA Motoクラス プリンシパル(左)

高橋巧選手 HRCテストライダー

高橋選手は、全日本ロードレース 第1戦 もてぎ2&4にスポット参戦(4/20 決勝レース)。

同日最後のフォーラム4は「Honda 開発者トーク 二輪」として2人が登壇。

坂本順一氏 二輪大型FUNカテゴリー責任者(中央)

丸山智千氏 電動二輪カテゴリー 責任者

CB1300シリーズの最終モデルが「CB1300スーパーフォア ファイナルエディション」(発売中)。

モーターサイクルショーでは「これからのCB」を具現化した、CB1000F コンセプトを展示。

「電動過給機付きV型3気筒エンジン」コンセプトモデルでは「ゾクゾク、ワクワク」を提案。

「ホンダらしさ」を大切にして、エンジン車も電動車に負けないように頑張ると坂本氏。

 

丸山氏は、二輪はバッテリースペースや重量などが四輪に比べ制限が大きいと説明。

電動二輪のこれからの可能性としては「コミューター」と「レース」に着目。

電動車でのレースは都市での開催が可能なので、アリーナなどでの開催を期待。

将来的には購入時に「電動がいい」と言ってもらえる社会を目指すと語りました。

31日は、トライアルパフォーマンスから開始。

全日本トライアルで12連覇中の小川友幸選手(TEAM MITANI Honda)が、ジャンプで登場!。

トライアルパフォーマンスは、ウエルカムプラザ青山開館の際にこけら落としで開催。

トライアルは、観客が近い距離で観られるのが魅力です。

トークショーではホンダが電動トライアルを開発したので、全日本でのライディングを希望。

理由は、電動トライアルバイクでのチャンピオン獲得がまだないので初代になりたいから。

全日本トライアル選手権は、4月13日(日)愛知県で開幕。

6月8日(日)は、モビリティリゾートもてぎで世界選手権と同時開催。

トークショー後の退場の際にも、素晴らしいジャンプを披露。

通常は屋外でのパフォーマンスですが今回は館内でしたので、たいへんな盛り上がりでした。

フォーラムの最後は「レジェンドトーク」。

岡田氏と中島悟氏(Nakajima Racing 監督)の、異例の組み合わせでのトークショー。

お二人が二輪と四輪の世界選手権に参戦した際のエピソードを語りました。

 

岡田氏は、ロードレース世界選手権、鈴鹿8耐で優勝した時代を振り返りました。

中島氏は、1987年に日本人初のフルタイムF1ドライバーとして参戦。

「F1デビュー時のチームメイトが、とんでもないのだった」と笑顔で話していました。

(3度の世界チャンピオンを獲得したアイルトン・セナ選手)

各フォーラム終了後には登壇者が特別台紙にサインした色紙を来場者にプレゼント。

左は、この日MCのレース実況でおなじみピエール北川氏。

イベント恒例のじゃんけん大会で勝者が決まりました。毎回、観客の熱気がすごかったです。

ここでは何度も取材をしましたので、スタッフの皆様にはたいへんお世話になりました。

感謝の気持ちとともに、5年後の再オープンが楽しみです。

 

制作・協力

(取材協力)

本田技研工業株式会社

 

(写真・文)

森井智之

 

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