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真夏のツーリングに必須!クーリングベストって実際どうなの?
- おすすめコラム
- 2025.08.26
【ぴの子のぶぉんぶぉんピノコラム】vol.22。猛暑ツーリングの強い味方!タイプ別クーリングベストの特徴と選び方を徹底解説。
こんにちは、ぴの子です。みなさん、真夏でもツーリングしてますか?
年々気温が上がっている日本の夏。もはや「暑い」を超えて「危険」になってきていますよね。道路からの照り返し、バイクの排熱、そして全身のライディングウェア…。体感温度は40度どころか、それ以上かも?
「もう昼間は走らない!」って選択もありだけど、せっかくのお盆休みや週末、走らないなんて我慢できない …ということで今回は、ぴの子が実際に使って「これは革命だ」と思ったアイテム、クーリングベストについてご紹介します。
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ぴの子が感動した“夏の味方”クーリングベスト
クーリングベストは、その名の通り「身体を冷やす」ことに特化したベスト。作業現場やキャンプシーンでも使われているので、最近ではすでに持っている方も多いかもしれませんね。
実は私、今年の夏に初めてクーリングベストを導入してみたんです。正直、半信半疑でした。でも、着てみたら…「あ、これもうバイク以外でも着るわ!」って思いました。


キャンプにも便利だし、真夏の屋外イベントにも最高。クーリングベストは、今や“夏を乗り切る秘密兵器”なんです。
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夏といえばソフトクリーム!いちごの里よしみへ
そんなクーリングベストを着て、ある日ちょっと遠出してきました。目的地は埼玉県の道の駅 いちごの里よしみ。


ここは、その名の通り「いちご」が主役の道の駅。農産物直売所はもちろん、スイーツやジェラートが充実していて、甘いもの好きにはたまらない場所です。
普通だったら走りたくないレベルの暑さだったけど、ペルチェ式クーリングベストのおかげで「これはいける!」と意気揚々と出発。高速を使わず下道でのんびり走るルートを選び、木陰の道を選びながら、心地よい風を受けて走っていきました。

そして、到着してすぐにお目当てのいちごバニラミックスソフトクリームをゲット。
これがもう…本当に最高でした!


外は太陽がじりじり。でも、体の中は冷たいソフトクリーム、外はクーリングベストでひんやり冷却。この“内外ダブル冷却”状態が、あまりに快適でした。
ちなみに、ソフトクリームはいちごの甘酸っぱさとバニラの優しい甘さがバランスよくて、甘いもの苦手な人でもぺろっといける味。道の駅って、こういうご当地スイーツがあるから楽しいですよね。
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どんな種類があるの?クーリングベスト4選!
さて、本題のクーリングベストについて。いろんなタイプがあるって知っていましたか?今回は主な4種類をご紹介します。
1. ペルチェ式(電子冷却タイプ)

ぴの子も使っているのがこのタイプ!
電気を使って、プレートの表面を冷却するのがペルチェ式。スイッチを入れた瞬間に、背中や胸の部分がひんやりしてくるのが特徴です。
●メリット:とにかく即効性がある!走り出す前から涼しいのが嬉しい。暑さに弱い人には救世主。
●デメリット:バッテリー(モバイルバッテリーなど)を持ち歩く必要がある。プレートが当たる部分だけが冷えるため、全体に冷気が行き渡るわけではない。
●費用感:1万5千円〜3万円程度。バッテリーのスペックによってはプラスαの出費あり。
ぴの子の実感としては、走っているときでもしっかり涼しくて、「冷やされてる〜!」って感じがします。ちょっとだけ重量感はあるけど、それよりも快適さの勝ち!

2. ファンタイプ(送風式)
作業服でもよく見かける、ファンが内蔵されたタイプ。小型ファンで外気を取り込んで、ベスト内に風を送ります。
●メリット:バッテリーで風を循環させるので、通気性が抜群。汗をかいてもすぐ乾く。
●デメリット:外気が暑いと、冷たい風ではなく“熱風”になることも…。バイク用ジャケットとの相性が難しいかも。かなり膨らむので着ぶくれする。
●費用感:1万円〜2万円程度。ファンの性能によって価格差あり。
信号待ちや渋滞のときはとても助かるけれど、走行中のバイクではあまり風を感じないこともあるみたい。プロテクター付きのジャケットを着ていると、風が届きにくいこともあるので注意です。
3. 保冷剤水冷タイプ(循環冷却式)
水をチューブで循環させることで、ベスト全体を冷やすタイプ。中には保冷剤で水を冷やすタンクがついていて、それを背負う仕組みになっています。
●メリット:広範囲がまんべんなく冷える。熱中症対策としては最強レベル。
●デメリット:仕組みがやや大掛かりで、装着に少し手間がかかる。水の管理が必要。
●費用感:2万円〜5万円以上。高性能モデルはお値段もそれなりに。
見た目は少し本格的すぎるかもしれませんが、耐久系ツーリングやレース、キャンプ場での長時間作業にはかなり強い味方になるとのこと。
4. 保冷剤ポケットタイプ(簡易冷却)
保冷剤をポケットに入れて使う、シンプルなタイプのクーリングベスト。冷やした保冷剤をあらかじめ準備しておき、使う直前に装着します。
●メリット:構造がシンプルで、誰でもすぐに使える。軽量でコンパクト。
●デメリット:保冷剤の持続時間が短く、1〜2時間で溶けてしまうことも。ツーリング先での入れ替えが面倒。
●費用感:3千円〜1万円程度。お試し感覚でも導入しやすい。
短距離ツーリングや、午前中の軽いライドにはぴったり。途中で入れ替えできる環境があれば便利です。コスパは最強!
まとめ 自分に合った「涼しさ」を見つけよう
クーリングベストとひとくちに言っても、冷却方式も価格帯もさまざま。使うシーンやライディングスタイルによって、最適なものは変わってくると思います。
だからこそ、まずは自分のバイクスタイルを振り返って、「長距離メイン?街乗り?キャンプもする?」といった視点で考えてみてください。そして、実際に使っている人の口コミやレビューもチェックしながら、自分にぴったりの1着を選んでみてくださいね。

▲ぴの子の着ているクーリングベストはウェアの裾から電源ボタンが出ているタイプ。電源オン・オフや冷たさの強弱がライド中でも操作できるので便利。こういった使いやすさも判断基準にしてみてください。
夏のツーリングは過酷だけど、ちゃんと対策すれば、まだまだ楽しい時間をつくれるはず。この夏も、安全に、快適に、そして楽しく風を感じていきましょう!
以上、ぴの子でした。また次回の記事でお会いしましょう!
ぴの子
バイクの窓口編集部


