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【遠藤イヅルの名車カタログ】 第65回 スズキ・GSX-R750(1985)
- おすすめコラム
- 2018.12.09
毎週イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。今週の名車は、初代「スズキ・GSX-R750」のご紹介です。現在まで30年以上も750ccのスーパースポーツを作り続けるスズキは本当にスゴイの一言。他メーカーにはない”ナナハンSS”の魅力とは、名車中の名車だからだと思います。
■スズキ・GSX-R750(GR71F)■エンジン:油冷4サイクルDOHC4気筒749cc
■最大出力:77ps(57kw)/9500rpm ■最大トルク:6.4kg・m(62.8N・m)/8000rpm
現在もなおスズキのラインナップに名を連ねる、
スズキを代表するスーパースポーツバイクGSX-R750は、
1985年に初代モデルが登場した。
GSX-R750は大排気量バイク初のレーサーレプリカだったこと、
単体重量8.1kgしかないアルミクレードルフレーム
「MR−ALBOX」を採用したことで
車重が400ccクラス並みの179kgしかなかったこと、
エンジン冷却にSACS(Suzuki Advanced Cooling System)
と呼ばれる油冷システムを初採用したことなど、
いくつもの新しいトピックを持っていた。
国内向けの最高出力は77psだったが、
輸出仕様では100psに達したGSX-R750は
フロントブレーキに対抗4ピストンのダブルディスクを持った
DPBS(Deca Piston Brake System)、
フロントフォークにはノーズダイブを抑える
PDF(Positive Damping Fork)などが備えられ、
そのパワーに見合った装備が与えられていた。
基本性能の高さと素性の良さは
レースシーンでも遺憾なく発揮され、
デビュー直後のル・マン24時間でワンツーフィニッシュを達成、
全日本ロードレース選手権TT-F1クラスでは
1985年から3年連続でチャンピオンに輝くなど
目覚ましい活躍をしたことが思い出される。
1986年にはタイトル獲得を記念した限定モデル
「GSX-R750R」を発売。
シングルシーターにされていただけでなく
ステアリングダンパー、乾式クラッチ、
リザーバー付きリアショック、
電子制御のアンチノーズダイブシステム
「NEAS」(New Electrically Activated Suspension system)
などさらに走りに特化した装備が奢られた。
1987年モデルでさらに細やかな改良が施されたあと
翌1988年には新型にスイッチ。
ホイールベースが短縮されて
コーナリング性能を大幅に高めるなど
戦闘力を一層高めたバイクに進化している。

