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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第72回 スズキ・シュート(SHOOT)
- おすすめコラム
- 2019.04.14
毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の珍車は、2スト6psを誇る原付スクーター「スズキ・シュート(1984年)」のご紹介です。 直線的なデザインで今となっては新しいと感じますね。
■スズキ・シュート ■エンジン:空冷2サイクル単気筒49cm³
■最大出力:6.0ps/6,500rpm ■最大トルク:0.69kg-m/6,000rpm
1980年代は50ccスクーターの黄金期。
様々なモデルが模索され、それを確認するように次々と
製品化されていきました。
このコーナーでは、これまでもその時代の50ccスクーターを
かなりの数……多分10種類以上、お送りしてきました。
でも、なんと、まだあるのです(笑)。
1980年代のスズキの50ccバイク、車種が多すぎです(笑)。
今回ご紹介するスズキ・シュートもその一つ。
1984年に登場したシュートは、
大型ボディを採用した上級クラスの50ccスクーターで、
エンジンは6psと強力で、
エンジンの冷却も、シュート専用と謳われた
強制空冷方式を採用していました。
スクーター初となるフロントディスクブレーキまで装備していたほどです。
キャッチコピーの「走りのエリート」というフレーズは
あながち間違ってはいませんでした。
カウルのデザインも、時代を反映したエアロフォルム。
現在から見ると、カクカクしているのもむしろ新鮮ですね。
シュートSというバージョンでは、
さらに当時流行していたデジタルメーターも採用、
さらに高級感を増していました。
<画像出典>ボビーさんのブログ