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【遠藤イヅルの名車カタログ】 第75回 ヤマハ・TD−1A 

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  • 2019.05.19

毎週イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。今週の名車は、ヤマハから市販されたロードレーサー「TD-1A」のご紹介です。 1962年発売、同年、第1回全日本選手権ロードレース大会の初戦でいきなり優勝したマシンです。

■ヤマハ・TD-1A ■エンジン:空冷2サイクル並列2気筒246㎠

■最大出力:25.7kW(35PS)/ 9,500r/min


戦後間もない時期、日本のバイクはビジネス需要が主だった。

しかし、1949年に多摩川スピードウェイで

戦後初のバイクレースがおこなれたことを契機に、

翌1950年には船橋オートレース場がオープン、

1950年代半ばからは北軽井沢エリアで本格的なロードレースも開催された。

そして1959年、ホンダがマン島TTレースに参戦を行うなど、


レースに対する機運も続々と高まったことを受け、

市販バイクでもスポーツモデルが登場。

ヤマハは1957年の第2回浅間火山レースで上位を独占した

「YDレーサー」の市販版として、

1959年に国産初の本格的なスポーツバイク「YDS1」を送り出した。


YDS1は持って生まれた能力を遺憾なく発揮し、

アマチュアライダーが改造したレーサーは数多くの戦績を残した。

1961年になってヤマハはワークスレーサーとして125ccの「RA41」、

250ccの「RA48」を開発。その市販モデルとして「YDS2」が、

そしてYDS2のエンジンをベースにした高性能エンジンを

専用の鋼管ダブルクレードルフレームに包んだ

ヤマハ初の市販レーサー「TD-1」が開発された。


1962年、先行して海外に輸出されたTD1は、

国内でもデビューウィンを果たすことに成功した。

しかし、当時の国内レギュレーションでは

全日本選手権に出場するには公道向け市販車でなければならず、

保安部品を付けた国内向けの「TD−1」と、

海外向けにフルカウルを装着した純レース仕様「TD−1A」に分けられた。

赤いアルミタンクが印象的なTD−1Aは北米を中心に海外で活躍し、

モータースポーツの発展に大きく寄与している。


“2ストロークのヤマハ”を世界に知らしめたTDシリーズは、

その後TD−1B、TD−1C、TD2、TD3と発展。

TD−1A では35psだった最高出力は、

TDシリーズの最後を飾ったTD3では44psまでアップしていた。

■画像出典:ヤマハ展示コレクション

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/collection/racing_td-1/


制作・協力

(イラスト・文)遠藤イヅル

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