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【遠藤イヅルの名車カタログ】 第76回 スズキ・GS400
- おすすめコラム
- 2019.06.02
毎週イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。今週の名車は、現在でも旧車として絶大な人気を誇る「スズキ・GS400」のご紹介です。
■スズキ・GS400 ■エンジン:空冷4サイクルDOHC並列2気筒398㎠
■最大出力:37ps/9000rpm ■最大トルク:3.3kg-m/7500rpm
どんな時代にもエポックとなるバイクや、
強烈な印象を残したバイクがある。
それらを名車と呼ぶのなら、スズキ・GS400もまた
名車中の名車と呼べる存在に違いない。
GS400は1977年に登場。
2ストを得意としていたスズキが発売した4ストモデルとしては
1976年のGS750に次ぐバイクだった。
また、400ccクラス唯一のDOHCを採用したことで話題となった。
GS750は4気筒で、GS400は2気筒だったが、
エンジンパーツの多くに互換性があった。
最高出力は36psで、ライバルだったホンダ・CB400Tの40psには
及ばなかったが、ギア駆動の大型バランサーシャフトを搭載して
スムーズなフィーリングを実現していた。
スリムなボディデザインも魅力的だ。
タンクの装飾ステッカーがないなど余計な装飾を排除した
シンプルなスタイルには、現在でもハッとさせられるものがある。
そしてGS400に強いインパクトを与えたのは、
1982年から5年にわたって連載され、アニメ化や実写映画化も行われた
人気漫画「湘南爆走族」の登場人物“江口洋介”が、
このバイクに乗っていたことも大きいだろう。
青いタンクにピンクのファイアーパターンが入った江口洋介のGS400は
実車で再現するユーザーが現在でも後を絶たない。
GS400は1978年にマイナーチェンジを受けて
「GS400−II」とキャストホイール付きの「GS400E」になり、
1979年にはさらに小変更が行われた。
そして1980年にフルモデルチェンジによって「GSX400E」、
いわゆる「ザリガニ」の登場によってフェードアウトした。
その後1989年になって「GS400E」の名前が復活したが、
2気筒エンジンを積むこと以外、初代GS400Eを想起するものはなかった。

