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【遠藤イヅルの名車カタログ】第86回 マチレス・G50
- おすすめコラム
- 2019.10.27
毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の名車は、1959年に登場したプライベーター用の市販レーサー「マチレス・G50」のご紹介です。
■マチレス・G50 ■エンジン:4ストローク単気筒500cc
■最大出力: 52PS ■最高速度:225km/h
英国のバイクは、驚くほど歴史が古い。
マチレスの前身は、1878年にヘンリー・ハーバート・コリアーが興した
自転車メーカーまで遡ることができる。
その後1899年に、マチレスという名が初めてついた
エンジン付き自転車の製造を開始。
1907年にはすでにマン島TTレースに参戦、
クラス優勝まで果たしていたことにも驚かされる。
1931年、マチレスは破産したAJSを吸収、
同じバイクにAJSとマチレス、2つのブランドを与えて販売するようになった。
さらに1938年にAJSとマチレスは発展して
AMCというメーカーの傘下に収まっている。
AJSもまた古いメーカーで、
1900年に創業者のジョー・スティーブンスが
エンジンの製造を始め、1909年からはバイクの製造販売に着手していた。
AJSとマチレスは、合併後もレース活動に行っていた。
特にAJSはAMCの中でもレース部門の色合いを濃くしており、
1959年に市販したレーサー「AJS 7R」は、マンクス・グランプリの
ジュニア暮らしで4回も年間タイトルを獲るほどに強かった。
今回ご紹介する「マチレス G50」は、1959年に登場。
7Rをベースとし、350cc単気筒エンジンを500ccまで拡大。
最高出力52ps、最高速度225km/hの性能を誇った。
G50の発売時、AMCはすでにワークス活動を休止していたが、
シンプルな構造で戦闘力が高かったG50は
プライベーターに好評を持って迎えられた。
軽量さを生かし、コースによって時には
ノートン・マンクスを打ち破る成績を収めている。

