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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第87回 スズキ・ラブスリー
- おすすめコラム
- 2019.11.24
毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の珍車は、「カーブド・シェイプ」というスタイリングを持って1984年に登場した「スズキ・ラブスリー」のご紹介です。
■スズキ・ラブスリー ■エンジン:空冷2ストローク単気筒49cc
■最大出力:6ps/6,500rpm ■最大トルク:6.9kg-m/6,000rpm
「今では考えられない」というフレーズは、
このコーナーの80年代原付バイク紹介では頻繁に出るワードです。
まず、車種が多すぎる!
簡易的、女性用、男性用、上級モデル、変わり種など
細かな性格ごとに作り分けるだけでなく、
女性用だけでもさらに上位モデルなどを設定するという贅沢さは、
メーカーをまたいで原付スクーターを供給し合う現在では
「ほんとうに考えられない」ほど。
しかも、スクーターや街乗りのファミリーバイクに採用された
イメージキャラクターも、著名&超大物芸能人&有名人のオンパレード。
CMも印象的で、今でも記憶に残るものが多いです。
前振りが長くなってしまいましたが、
今回お送りする「スズキ・ラブスリー 」も、
当時まさに一斉を風靡した「一世風靡セピア」が歌う
「前略、道の上より」をBGMに
メンバーが路上で躍動するシーンが印象的でした。
ラブスリーはその名のとおり「スズキ・ラブ」の名を継ぐバイクですが
「ラブツー」は存在しません。
このコーナー第45回でラブを掲載していますが、そのキャラクターこそ
かのマイケル・ジャクソンでした。 https://www.moto-auc.com/report/column/45
ラブスリー は、ラブが持っていた軽快かつエレガントな雰囲気を継承しつつ、
「カーブド・シェイプ」というスタイリングを持って1984年に登場。
特徴は最高出力が6psもあったことで、その速さは当時話題になりました。
丸目で柔らかな見た目の印象とのギャップがすごいバイクでもありました。