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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第96回 メイハツ・125-60
- おすすめコラム
- 2020.04.05
毎週お届けするイラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の珍車は、モダンなデザインを持つ1960年型の「メイハツ・125-60」のご紹介です。
珍車というコーナー名ですが、
名車や、歴史に埋もれた知られざるバイクなど
いろいろな車種を取り扱っています。
特に日本では倒産してしまったり
吸収されて消えていったバイクメーカーが多く、
まだまだ取り上げたいバイクがいっぱいあるのです。
今回は、そんなメーカーの中から「メイハツ」を
お送りしたいと思います。
メイハツは、バイクメーカーとしてのカワサキのルーツにあたり、
川崎航空機工業(現:川崎重工業航空宇宙システムカンパニー)が
1958年、新たに起こしたバイクブランドです。
明石の発動機を略して、明発と名付けられました
なお、川崎航空機はエンジン製造のみ、バイクの製造と販売は
東京・葛飾区の川崎メイハツ工業で行なっていました。
メイハツでは125cc以下のバイクを販売。
今回描いたのは、「125」の 中でもモダンなデザインを持つ
1960年型の「125-60(125B6)」です。
メイハツはその後、大型バイク部門強化と販売網拡大のために
目黒製作所(メグロ)と業務提携。
その後はメグロを傘下に置いて「カワサキメグロ」となったものの、
1964年に倒産、川崎航空機に吸収されています。