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アーバンアドベンチャースクーター【aprilia SR GT】を詳しくご紹介

  • おすすめコラム
  • 2022.04.12

【あみ into MOTO】vol.24。今回は、アプリリアから2022年に発表された新しいスクーター【aprilia SR GT】をご紹介いただきました!

4月上旬に開催されたMOTO GPアルゼンチンGPで初優勝を果たしたり、ブランニューモデルを次々と世に送り出したりと、今年のアプリリアは一際目立つ活躍っぷり!

 

今後さらに期待が膨らむ私ですが、今回ご紹介するのは、そんな元気なアプリリアから2022年に発表された新しいスクーターSR GTのご紹介です。

 

スーパースポーツマシンのイメージが強い?アプリリアですが、実はもっと身近な “日常使いのスクーター” を開発するのも得意なんです。

 

【目次】

1. スーパースポーツからスクーターまで

2. アプリリアのエンジンフィール

3. 最新の装備も備えた

 

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  • スーパースポーツからスクーターまで

アプリリアは、世界的に有名なスクーターメーカーの老舗。“アプリリアらしさ”を存分に活かしたスクーターを多数展開しています(SR50やスポーツシティ250やスカラベオなど)。

 

今年、久しぶりに登場したアプリリアの新しいスクーター SR GTは、今までにない初めてのカテゴリー『アーバンアドベンチャースクーター』です。

 

アーバンといえば都会、アドベンチャーといったらオフロードですよね。

 

そう、SR GTは走るシーンを選ばない、日常使いのコミューターから、キャンプや林道ツーリングまでこなせる頼もしいマシンとして開発されました。

 

 

【オンロードとオフロードの両立】

SR GTの注目すべきポイントのひとつ、ストリートでの快適性と、悪路走破性も併せ持った、ロングトラベルサスペンションです。

 

一般的なスクーターよりも長いストローク量をもったフロントフォークとリアショック。走行中、路面の凹凸や多少の段差を乗り越えるときなども、上手に衝撃を吸収してくれるので、あらゆるシーンで自然な乗り心地を維持してくれます。

 

さらにSR GTには、どんな路面タイプでも安心して走れるブロックタイヤが標準装備されています。前後ブロックタイヤを装着し、アドベンチャー感が増してカッコいいですね。

 

通勤やお買い物はもちろんのこと、そのままダート走行もできちゃうスクーターって、すごい。

 

フロントにはウエーブディスクブレーキを採用し、どんな状況下でも確実にしっかりとした制動力を発揮してくれます。

 

SR GTの最低地上高は、一般的なスクーターより少し高めに設定されています。グランドクリアランス175mmを確保していることで、バンプや縁石を乗り上げた際に、底を擦ってしまうような心配を避けられます。

 

ただそこで気になるのは、やはりシート高ではないでしょうか?

 

SR GTのシート高は799mm。

(※ちなみに、HONDA ADV150は795mm、PCX150は764mmのシート高です。)

 

身長166cmの私がSR GTに跨ると、両足のつま先は十分、地面に接地できました。

 

さらに試乗して感じたことは、実際スクーターで信号待ちや一時停止をしたときは、ほとんど片足で車体を支えるので、足つきに不安を感じることはほぼ無かったと言ってよいでしょう。

  • アプリリアのエンジンフィール

今回SR GTを試乗して、私が特に気に入ったポイントは、アイドリングストップ機能の優秀さ。

 

信号待ちや一時停止した時のアイドリング 「ダダダダダ・・・・」という、単気筒らしさともいえる音と振動は、その頻度や長時間のライディングになると、ライダーの疲労感に繋がります。

 

SR GTのアイドリングストップ機能は、車体が停止してから1~2秒ほどでエンジンが『スッ』と止まり、またスロットルを開けるとすぐに目覚めて発進してくれます。

 

この時の目覚めの早さはストレスを感じることがなく、すごくスマートで気持ちいいです。発進時のもたつき、ワンテンポ遅れて焦ってしまう・・・・なんてことも感じませんでした。

 

ガソリンの節約、排気ガスの削減、そして疲労感の軽減にもつながるので、積極的にアイドリングストップ機能を使いたくなります。

■アイドリングストップは手元のスイッチでON/OFF切替え可能

 

新設計のi-getエンジンを搭載していて、しっかりとアプリリアのエンジンフィールを感じさせてくれる、アグレッシブでパワー感のある走り心地です。

 

174ccのエンジンは、高速道路でも無理なく自然に走れます。追い越しなどの加速が必要な際も、スロットルを開けるとググッと車体を押しだすようなトルク感、そして滑らかな走り心地は、自分が思い描いた通りの速度域で車体を意のままに操作している感覚がありました。

 

試乗した時期がまだ寒い季節だったけど、大きめのウィンドプロテクションとフロントレッグシールドが結構、効果絶大で身体の冷えから守られた実感がありました。

 

 

【快適なライディングをサポート】

毎日の相棒にもなるスクーター、ライディングポジションも非常に大事ですよね。SR GTでは、2つのフットポジションを使い分けて、時にはアクティブに、時にはリラックスしたポジションで乗車姿勢を使い分けることができます。

 

足をセンターポジションに置けば、積極的にダート走行もできるような姿勢でライディングができるし、足をフォワードポジションに置けば、リラックスした姿勢で走りを楽しむことができます。高速道路や長距離のライディングなどにもピッタリ。

 

広めに設けられたシートはゆったりと快適で、パッセンジャーが乗車してもゆとりのある広さだと思いました。

 

また、シート下には約25Lの収納スペースがあります。このほかに、レッグシールドの内側には小物スペースがあり、スマートフォン収納とUSBポート1口を完備しています。

 

  • 最新の装備も備えた

一目見てアプリリアファミリーってわかるフロントマスクと、両方のサイドカウルに備えたフェアリング。フルLEDトリプルヘッドライトは、安心の視認性があり、フェアリングはライダーに当たる風を軽減してくれます。

■アプリリアファミリーを象徴するLEDトリプルヘッドライト。左右のロービームライトと、中央にはハイビームライトを備える

 

■両サイドカウルのフェアリングにより、風防効果に貢献

 

■アプリリア マルチメディアプラットフォーム(※オプション)を利用すれば、スマートフォンと車両を接続し着信管理や音楽の再生などが可能

 

 

【バイクで走ることが好きな方にぜひおすすめ】

この日1日、SR GTを試乗した感想は、これまで乗ってきたスクーターの中でも群を抜いて1番、MTバイクに近い感覚で乗れるマシンだと思いました。

 

操作性、加速感、風を切るように走る疾走感などは、良い意味でスクーターらしくない“バイク感”があって、とても面白かったです。

 

利便性と趣味性を兼ね備えた、器用でお洒落なスクーターSR GT、バイクで走ることが好きな方にピッタリの1台ではないでしょうか。

 

■aprilia SR GT 主要諸元

エンジン

4ストローク 水冷単気筒 SOHC 4バルブ スタート&ストップ機能付

総排気量

174cc

最高出力

13 kW(17.4 HP) / 8,500 rpm

最大トルク

16.5 Nm / 7,000 rpm

トランスミッション

オートマチック(CVT)

全長/全幅

1,920mm / 765mm

ホイールベース

1,350mm

シート高

799mm

車両重量

148Kg

燃料タンク容量

9L

 

 

■カラーバリエーション

(スタンダードバージョン)

(上から)アプリリアブラック、ストリートグレー、インフィニティブルー

 

(スポーツバージョン)

(上から)ストリートゴールド、イリジウムグレー、レッドレースウェイ

 

【関連リンク】

aprilia SR GT

ピアッジオグループ ジャパン(アプリリア ジャパン)

 

【関連動画】

YouTubeチャンネル『あみTV』も併せてご覧ください!

aprilia SR GT 試乗インプレ

 

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制作・協力

<プロフィール>木村亜美

東京出身、タレント・ライター・YouTuber。

雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。

所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、Can-Am Spyder F3 Limitedなど。

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