他カテゴリ記事を絞り込んで探す

aprilia TUAREG 660で走ったSSTR2022

  • おすすめコラム
  • 2022.06.16

【あみ into MOTO】vol.26。SSTR2022に参加した亜美さん。旅の相棒となったaprilia TUAREG 660の魅力をたっぷりと語っていただきました!

今年もSSTRに参加した私、旅の相棒はアプリリア トゥアレグ 660(aprilia TUAREG 660)です。(以下、トゥアレグ)

 

公式のPV映像ではオフロードを走破するトゥアレグの姿がカッコよすぎて何度も繰り返し見ている私ですが このトゥアレグ 660、長距離のツーリングマシンとしても大変優秀でした。

 

(※SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)とは、日の出とともに朝日の昇る太平洋側のスタート地点から、その日の日没までに日本海の千里浜なぎさドライブウェイにゴールするラリーツーリングです)

 

【目次】
1. トゥアレグ660と旅路へ
2. 走り出して感じること
3. タフで頼れる走破性

 

アプリリアを探す

 

  • トゥアレグ 660と旅路へ

早朝4:30、東京お台場で朝日を迎えます。燃えるような朝日は、この日のお天気の良さを予感させてくれます。さぁ、ここから長い一日の始まりです。

 

トゥアレグは以前、試乗会で乗ったことがあります。アドベンチャーバイクにも色んなキャラクター性があるけど、そのとき初めて試乗したトゥアレグは、「マシンの動きもポジションも、かなりオフ車っぽい!」・・・という印象でした。

 

このカテゴリーのバイクを選ぶライダーは、“旅”や“冒険”が好きの方が多いと思います。だけど現実、オフロードを走る機会より、舗装路を走っている時間の方が多くなりがちですよね。

 

では、東京から600km以上走るSSTRを、トゥアレグで走ったらどう感じるのか、楽しみです。

 

道中、高速道路のPAやSA、さらに一般道の『道の駅』などに立ち寄って、位置情報を送信、ポイントを集めます。ゴール地点の千里浜なぎさドライブウェイに到着するまでに最低15ポイントを集めることが今年のSSTR完走条件となります。

 

・・・ということで、まず最初に立ち寄ったのは、中央自動車道 談合坂SA。

 

ここで簡単に朝食を済ませ、チェックポイント送信で「1ポイント」ゲット。このように、各地点でポイントを集める過程で、いままで行ったことのないルートや、知らない道の駅などに寄れる機会ができるのは楽しい。

(談合坂SAにて)

 

  • 走り出して感じること

トゥアレグはまず、ポジションが自然体、リラックスして乗れます。ウィンドスクリーンがしっかりと体を守ってくれるので、走行風によるストレスはほとんど感じませんでした。

 

また、パワー感についても不足は全く感じません。そこはやはり、同系統のエンジンを搭載しているアプリリアのスポーツバイクRS 660やTuono 660の兄弟車として、100%納得のできる走りっぷりです。

 

『同系統のエンジン』とは言っても、それぞれの味付けは全く異なります。RS 660もTuono 660もトゥアレグも、各々得意なフィールドに合わせてエンジン特性を変えています。このフィーリングの違いに、アプリリアの高い技術力に改めて感動させられます。

 

乗り心地は純粋に、いいですね!ポジションや風防効果もそうですが、手や脚に伝わる振動も少ないように思います。ロングツーリングのシーンでは、これらは疲労感の軽減に大きく貢献してくれます。

 

今回ローシートを装着したトゥアレグは、シート高840mmになりました(標準シート高:860mm)。スリムな車体が足つき性を妨げないこともあって、一般道でのストップ&ゴーも不安定にならずできました。

 

さらに、すごく気持ち良かったのがワインディング。細身で軽いハンドリング、スロットル操作に合わせてリズム良く 自由に走れる爽快感。

 

実際、このフィーリングが今回の旅で一番印象に残っています。

 

アプリリアのハンドリングとコーナリングの味わいは、本当に秀逸です。

(目線が高いので、美しい旅の景色を存分に楽しめます)

 

 

■あれ?あまりライディング疲れがない

 

順調に道中のいろんなチェックポイントを通過していきます。“日没まで”というタイムリミットを意識しているからか、時間の経過がすごく早い。

 

途中、道の駅 白馬でランチ休憩。お天気が良く、ここ白馬にいても少し暑いくらい。ここまで300km以上走ったけど、想像していたより疲労感がないのには驚きました。

 

ただ、「日本海は遠いなぁ~・・・」と、しみじみ感じます。

(冷たい山菜うどんでクールダウン)

 

ランチの後も、あまり休憩をせずひたすら千里浜なぎさドライブウェイを目指します。

 

そしてついに、日本海が目の前に広がったときは、感動しました!時刻は午後3:00頃、ようやく拝めた日本海!・・・ですが、ゴールはここからまだ200km以上先なのです。

 

  • タフで頼れる走破性

金沢と能登半島とを直結する『のと里山海道』を走っていたのは午後5:30頃でしょうか。ここまできたら、ゴールはもうすぐ近くです。

 

かなり濃い曇が空を覆ってはいましたが、当日雨予報だったことを思うと、この天気は非常にラッキーでした。

 

そしてついに千里浜なぎさドライブウェイに到着、最終チェックポイントを送信します。ここでようやく「ホッ」と一息つけた実感、さらに約8kmにも渡る砂浜の先にあるゴールポストを通過したときは、この上ない安心感と感動に包まれていました。

(長時間、安心して走れたトゥアレグ)

 

 

■aprilia TUAREG 660に感じたこと

 

ここ最近、二輪業界でも熱い存在のミドルクラス アドベンチャー。どのバイクも個性に富んだ色んな特徴がありますが、このクラス共通の長所ともいえる、取り回しもハンドリングも軽快、そして十分なパワーで楽しめる・・・というのは、無論トゥアレグにも言えます。

 

では今回の旅で、私にとってトゥアレグの何が魅力だったかというと、

本気のオフロードバイクの能力を持ちながら、併せ持っている快適性と利便性』 です。

 

今回、600kmを越えるロングツーリングの中で高速道路の巡航や追い越し、一般道での一時停止や徐行、少々の砂利道や砂浜の凹凸、ぬかるみなど・・・、様々なシーンを走りました。

 

そしてどんな状況下でも、そつなく走れるトゥアレグは、乗り手に不安な思いをさせることは一度もありませんでした。

 

そこには、前後240mmのロングストロークサスペンション、21インチのフロントホイールなどの高い走破性が備わっているほか、アプリリアの電子制御システムAPRCなど、あらゆるバランスがすごく良いのだと思います。

 

そもそも、“トゥアレグ”というマシン自体、80年代にアプリリアがパリ・ダカールやファラオ・ラリーを走るために造ったオフロードバイクの名前であり、その名を踏襲するに恥じないよう深く研究し、今のトゥアレグが誕生したそうです。

 

他にはない凛とした顔つき、660ccとは思えない立派な車格、そしてクラシカルな雰囲気をもつ今回のグラフィック(インディゴタゲルマスト)も、かつてのアプリリアのオフロードマシンからオマージュされたそうです。(カラーバリエーションは全3種類あります)

 

アドベンチャーバイクが好きな方、バイクで旅をするのが好きなライダーさん・・・、だけでなく多くの人に冒険や旅を感じさせてくれるバイクだと思います。

 

私もアドベンチャーバイク好きの一人としてトゥアレグ 660は、かなりおススメの一台です。

(※トゥアレグ 660のインプレッション動画は近日公開予定です。お楽しみに)

 

■aprilia TUAREG 660 主要諸元

エンジン:4ストローク 水冷並列2気筒 DOHC 4バルブ

総排気量:659cc

最高出力:80HP(58.8kW)/ 9,250rpm

最大トルク:70.0Nm(7.13kgm)/ 6,500rpm

全長/全幅:2,220mm/ 965mm

ホイールベース:1,525mm

シート高:860mm(ローダウンシート装着時840mm)

車両重量:204kg

燃料タンク容量:18L

 

 

■カラーバリエーション

インディゴタゲルマスト

 

アシッドゴールド

 

マーシャンレッド

 

【関連リンク】

■aprilia TUAREG660

■ピアッジオグループ ジャパン(アプリリア ジャパン)

アプリリアを探す

制作・協力

<プロフィール>木村亜美

東京出身、タレント・ライター・YouTuber。

雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。

所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、Can-Am Spyder F3 Limitedなど。

オークネット提供サービス一覧
© 2016- AUCNET INC.