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【ホンダ・コレクションホール】 写真で見るCubシリーズ歴史と魅力♪

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  • 2018.09.06

MATUさんによるホンダの名車Cubシリーズの歴史に迫る記事です。60周年を迎えたCubシリーズは今年いろいろなブース開設やイベントを年間通して行われています。こちらのイベントは9/4までの展示でした。見逃した方はこの記事で是非チェックしてみてください!

新型フォルツァ発表試乗会があった同日、スーパーカブ生誕60周年&スーパーカブC125の発売記念として、ツインリンクもてぎにあるホンダコレクションホールに現存するカブシリーズの取材も行ってきました。

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昨年、カブシリーズ世界生産累計台数が1億台を突破し2018年にはカブ生誕60周年を迎え、何かと話題に上がっているカブシリーズ。常に時代の先端をリードし世界のライダーから絶大な信頼と実績を得てきたカブは、時代の環境規制にも対応してきました。

先日も、初代スーパーカブC100をモチーフにデザインされた現代版スーパカブC125の発売日が発表され、大きな話題と注目を集めていました。

そんな、いつの時代も注目を集めているカブシリーズをホンダコレクションホールに現存するカブと共に探っていきたいと思います。

  • ホンダのCubの原点はここから始まった!?

<自転車用補助エンジン・スーパーカブC100>

初代スーパーカブC100の開発・販売以前に、ホンダは無線機の発電用小型エンジンを改造し自転車に取り付けたものを販売しました。約500台ほど販売して発電用小型エンジンの在庫が無くなってしまったために新たなエンジンの開発に着手し、紆余曲折を経て初代スーパーカブC100が誕生しました。

C100と現在のスーパーカブを比較しても、外観はほとんど変わりなく低床設計のフレームにレッグシールド、自動遠心クラッチなど当時の面影とそのままです。

むしろC100は、現代のカブをレトロ風にオシャレな感じに改造したカタチに見えてしまうくらい、気品ある雰囲気が漂っています。

  • 初代のスーパーカブからオシャレなカスタムを次々とリリース!

<スーパーカブCA100・スーパーカブCA105>

CA100は、スーパーカブC100モデルをアメリカ輸出用専用として発売したモデル。

C100モデルをレッドカラーに変更、ダブルシートを装着しウインカーが未装着など国内とは異なるモデル。

スーパーカブCA105は、CA100からレッグシールドを外し、エンジンシリンダーカバー、専用サイドカバー、パイプハンドルを装着したモデル。日本で言うカブラ仕様と同じと言ったところでしょうか。しかし、1963年の時点で・・・わずか初代スーパーカブ発売から5年でこのカスタムをしたカッコ良さ。


<スーパーカブC102ラリー C102ロードスター>

スーパーカブC102ラリー、ロードスターの2種類です。アメリカ向けスーパーカブC100にカスタムキットを組み込んだモデル。

ラリーには、ロングタンク、レーシングタイプシート、専用サイドカバー、パイプハンドルキットが組み込まれています。カブとベンリィCD50を合わせたような雰囲気に仕上がっています。

ロードスターはSS50を模したタンクとシート、専用サイドカバー、パイプハンドルが組み込まれています。こちらは、ホンダの横型エンジン最強と名高いベンリィSS50を模してスーパーカブと融合。カブともSS50とも違いスポーティな仕上がりに出来上がっています。もう、カブと言うより別のモデルに見えます。

C102ラリー、ロードスターとも現代でも雑誌やメディアでも取り上げられておかしくないほどのオシャレです。

  • 北米向けモデルもオシャレなものが続出!

<ハンターカブC105H>

北米向けに開発されたトレール車。農地管理やハンティング用に開発されレッグシールドの廃止、チェーンを掛け替えて2次減速比を変更できるダブルスプロケットを装着。

ハンターカブ110のルーツとも言えるモデル。

現在も輸入モデルとしてハンターカブ110が存在しますが、日本では人気のクロスカブ110のルーツモデルと捉えていいでしょう。


<ポートカブC240>

スーパーカブC100を基本モデルとし、車重の軽量化と装備の簡素化をはかったモデル。

自動遠心2段ミッション、小型レッグシールド、小径ホイール、パイプハンドルなどが採用され軽量化と共に価格をさげた廉価版モデル。

現代から見ても斬新なスタイルでオシャレに見えますが、当時はあまり普及しなかったそうです。


ホンダコレクションホールにて、さまざまな時代のカブシリーズを観てきましたが

ノーマルからカスタム仕様までオシャレに仕上がっており、現代でも受け入れられる

スタイルと感じました。また、当時から大きな変更のないカブシリーズの完成度の高さ

だからこそ、現代でもオシャレとスタイル受けすると共にビジネスユーザーからも一目置かれる存在なのかもしれません。

当時のカブスタイルを参考にしながら、現代版カブシリーズのカスタムを楽しんでみるのもいいでしょう♪もちろんノーマルで走りを楽しむのもアリですね。

制作・協力

MATU

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