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第5回 Ducati Superbike 1199 Panigale S

  • おすすめコラム
  • 2016.06.07

実はバイク好きでもある、テリー伊藤さんが自慢のバイクをガンガン斬るこのコーナー。 第5回目はDucati PanigaleSです。

  • 独創的なデザインをフルオプションで!

(テリー)

いやいや、これはまた戦闘的なバイクですね。

 

(堀口社長)

ええ、そこがすごく気に入ったんですよ。

従来のバイクとは全く異なるスタイルです。

市販バイクとしては世界初のLEDヘッドライトをはじめ、テールのカットデザイン、

トグロを巻いたようなマフラーの取り回しなど、日本のバイクには絶対に真似のできない従来のバイクの

デザインを超越してしまったような、

そんなところが圧倒的なインパクトを与えてくれました。

 

(テリー)

鮮やかなデザインに脱帽だね。美術品みたいな作りですね。

しかもカーボンパーツも多く使われてるし贅沢な感じもするし、

見れば見るほどすごいバイクだっていく感じですね。

確かにマフラーとかサスペンションとか、ありえないようなセッティングだな。

結構高いんじゃないですか?

 

(堀口社長)

はい、ノーマルだと270万円ぐらいなんですが、

実はフルオプションをオーダーしまして、

結果的には450万円ぐらいになってしまいました。

せっかく買うんだったら最高のものにしようと思いまして、ちょっと無理しちゃいましたかね。

おっしゃるようにカーボンパーツが多いし、

マフラーもスペシャルタイプに加えてポリッシュ加工までしていますので。

 

(テリー)

えらいね。これだけのバイクなら納得ですよ。

だってスーパーカーだったら2,000万円~3,000万円ぐらいは当たり前だし、

数億円するものまであるわけで、そのぐらい出さないと最高峰が買えないわけでしょ。

それに比較したら納得できてバイクの最高峰が購入できるなら結構じゃないですか。

なかなか同じバイクを街中で見かけることもないでしょうし、

この戦闘的なスタイルのバイクを所有できる喜びは大きいと思いますよ。

  • 若い人はスポーツバイクに乗ってほしい

(堀口社長)

そうですね。自分としてはもっと若い人にスポーツバイクを乗ってほしいんです。

そのためには自分が実際に乗って、所有して、その魅力を直に伝えたいし、

お店にあることが大切だと思うんです。

最近はバイクに乗らないでお客様にバイクを勧める販売店が多くなってきていますから。

自分にはちょっとできないことです。

特に若い人にもっともっとバイクに乗ってもらいたいと自分は思っていますから。

そうしないとバイク業界の将来が見えてきません。

だから自分の得意な分野だけでもいいので、なるべくバイクに乗ってそれをお客様に伝えるようにしています。

 

(テリー)

そうですね。最近はサムライライダーが少ないですよね。

免許も教習所で大型を取るようになってしまったから。

以前のような限定解除試験を、落ちても落ちても取りに行くぞ、という根性持った人が少ないよね。

限定解除するには、大型バイク乗るには実力が必要な時代がなくなってしまって。

確かに良い点も多いんだろうけどさ。

ビックスクーターとかアメリカンとか、どちらかと言えばヤワなタイプが主流になっているもんね。

信号で横に止まると見入ってしまうようなカリスマ性のあるバイクが減ってきている気がしますよね。

(テリー)

ところでこれは何キロぐらい出るんですか?

 

(堀口社長)

このバイクではメーター読みで320km/hまでは出したことがあります。

抵抗なく出てしまいます。

でもポジションはきついし、エンジンの熱がメチャメチャ熱いんですよ。

マフラーがシート下でトグロを巻いているものですから、夏は内股のところがやけどのようになります。

対策のプレートが出ているんですが、それでもやっぱり熱いですね。

自分は、以前はロードレースにも参戦していた時期がありまして、スピードには慣れていますし

無茶な運転は絶対しません。

因みにテリーさんはいつも何キロぐらいで走るんですか?

 

(テリー)

いやー、僕は飛ばさないです。

正直自分でも運転は上手いと思っていませんから。法定速度に限りなく近いですよ。

今まで最高も120km/hぐらいじゃないですか。バイクは風を感じて走れれば僕は満足ですから。

堀口さんも気を付けて乗ってくださいよ。

  • バイク屋というより趣味の世界

(テリー)

もともとこういうとんがったバイクが好きなんですか?

 

(堀口社長)

そんなことはありません。

どちらかと言えばホンダ系のバイクが好きでして、昔からホンダ車はたくさん乗ってきました。

今所有しているバイクは、ホンダCBX400F、CBR400、CB750F、CB1000、CB1100、CBR954RRなどです。

バイク屋というよりも、もうほとんど趣味の世界ですかね。

でもこんな変なバイク屋さんがあっても、来店するお客様の中には結構喜んでくれる方もいるし、

イイんじゃないかと考えています。

 

(テリー)

良いですね!そういう個性あるバイク屋さんは好きです。

やっぱりバイクは趣味のものだからバイク屋さんが面白くないと、個性がないとつまらないですよ。

自分もまたバイクを買うなら当たり前のものじゃつまらないと思っていますよ。

店のオヤジさんがいいバイクを作ってくれ、夢のあるバイクを提供しなくちゃバイクライダーも増えないでしょう。

是非とも、これからも夢のあるバイクを若い人にどんどん提案していただきたいですね。

それが夢のある世界を広げていけることにつながると思いますし。

楽しいことだと信じていますよ!

Ducati Superbike 1199 Panigale S

排気量:1,198cc

スーパクアドロ L型2気筒 4バルブ デスモドロミック水冷

最高出力:135hp-99kw@8,000rpm(日本仕様)

最大トルク:11.1kgm-109Nm@8,000rpm(日本仕様)

 

 

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制作・協力

制作:バイクの窓口編集部

取材協力:クラブボビーズ 堀口和夫代表(山梨県甲斐市)

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