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世界最大のモーターサイクルショーEICMA2024 レポート その2

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  • 2024.12.12

【あみ into MOTO】vol.65。イタリア・ミラノで開催された【EICMA2024(エイクマ2024)】のレポートPart 2です!

こんにちは、木村亜美です。前回のコラムに続き、EICMA2024のレポートをお届けします。今回は日本を代表する4大モーターサイクルメーカー、HONDA / YAMAHA / SUZUKI / Kawasaki、そしてその他EICMAで出会った素敵なバイクをご紹介します!

 

  • HONDAブースとYAMAHAブース

HONDAブースでまず最初に目に留まったのは、CB750ホーネット。2025年に新しくなったCB750ホーネットはフェイス周りが一新されて、先鋭的になったように思います。

 

CB1000ホーネットもその隣に鎮座されていました。同車については2023年のEICMAで発表され、日本でも販売するんだー!・・・と、期待したものの、その後の進捗はプツンと途絶えた記憶があります(笑)。

 

いよいよ2025年はこの2台が日本で販売されるのでしょうか!?(今回CB750ホーネットは日本への導入予定がアナウンスされました)

 

▲ CB750ホーネット(写真左)と、CB1000ホーネット(写真右)

 

今回HONDAブースで一番アツかったのは、世界初の電動過給機付きV型3気筒エンジンが発表されたことでしょう。すごっ!!けど、これ一般ユーザーに販売されるまで開発されるのかしら!?仮にそうなったらどんな姿になるのだろう・・・(ワクワク)!?と、期待が高まります。

 

▲HONDAの新開発V型3気筒エンジン、この先どうなるのか楽しみ!

 

続いてYAMAHAブースです。気になっている車両があります。それがYAMAHAの新型YZF-R3!デザイン性、機能性、快適性が向上、毎日乗れる今どきのスーパーバイクって、まさにコレですよね。

 

前傾ポジションは全然つらくない、足つきは抜群に良い(シート高780mm)、USB電源ポートも備えて、時々サーキット走行を楽しむよ!・・・ってバイクライフにはピッタリの相棒。日本への導入も期待できるということで、「ぜひ乗りたい!」と強く心に残った1台。

 

▲新型YZF-R3

 

2025年の新型テネレ700も見逃せません!ミドルクラスのアドベンチャーモデル、テネレ700が大幅にアップデートされて登場、電子制御スロットルの採用、ライディングモードの追加、サスの刷新、オフロード走行性能の向上などなど、すごい進化!

 

オフロード走行性能にも定評のあるテネレ700、今回新型の日本導入の可能性は高いとのことなので、全国のテネレファンは目が離せませんね!

 

▲ さすがヨーロッパでも大人気の新型テネレ700、跨るタイミングを図るのも一苦労(写真左)、さらにオフロード志向を高めたのテネレ ラリーもありました(写真右)

 

  • SUZUKIブースとKawasakiブース

今回のSUZUKIブースは、もうこのバイクですよ、新型DR-Z4Sと新型DR-Z4SM!この2台も気になりますよね!DR-Z4Sは、街乗りから本格的なオフロードまで幅広く楽しめるデュアルパーパスモデル。そしてDR-Z4SMは、日常使いからサーキット走行まで多彩なライディングを楽しめるスーパーモトモデルです。

 

▲ デュアルパーパスモデルのDR-Z4S(写真左)と、スーパーモトモデルのDR-Z4SM(写真右)

 

水冷398cc単気筒エンジン、充実の電子制御システム、ナンバー付きで手軽に安全に楽しく乗れちゃう期待の新星。

 

このバイクもぜひ!日本に導入して欲しいと、切に願います。

 

▲ スペック表を熱心に眺める(写真左)、SUZUKIブースのお姉様(写真右)

 

そしてKawasakiブースです!Kawasakiのラインナップで私が好きなのはエリミネーター!ヨーロッパでは、エリミネーター500で流通しています(日本では400ですよね)。乗り心地の良さ、安全性能、充実の装備などなど、以前試乗した際には文句ない満足度だったのを覚えています。

 

▲ エリミネーター500(欧州仕様)

 

そして誕生しました、先代ヴェルシスから排気量がアップして、最高出力も15ps上がり135psになった大型アドベンチャーツアラーの新型ヴェルシス1100/S/SE、カッコいいですねー!

 

グレードは、スタンダードモデル、コーナリングランプや、スマホ連携機能付きのSモデル、そして電子制御サスペンションを搭載したSEモデルの3種ラインナップになります。この車両も日本で見ることができるのかなぁ・・・?

 

▲ ヴェルシス1100S

 

  • ほかにも見どころたくさん

続きまして、私のピックアップしたブースをご紹介します!まずはEICMAの会場でブース出展を見たのは今回が初めて!『Can-Am(カンナム)』です。

 

Can-Amでは数年前より電動バイクの開発を積極的に行っていて、いよいよ2025年はヨーロッパ、北米市場で販売が開始される予定。かつて、1973年に二輪モトクロスレースで優勝を飾った歴史を持つCan-Amですが、あれから年月を経て現代に誕生した二輪車はEV車って、なんだかCan-Amらしいですね。

 

▲ 街乗り仕様のCan-Am パルス(写真左)と、モトクロスの伝統をオマージュしたCan-Am オリジン(写真右)どちらもEVバイク

 

▲ レトロでキュート過ぎるCan-Amのモトクロスバイク!これも再生産して欲しいー!

 

Can-Amの電動バイクは、現状日本への導入は未定ですが、いつか何かの機会があったら試乗してみたい。ちなみに、本コラムのトップ画像で乗っている車両は、Can-Amの新型アドベンチャー三輪バイク【Can-Am Canyon(カンナム キャニオン)】になります。

 

そして本コラム最後にご紹介するのは、いつも大変お世話になっているバイク用インカムCardo(カルド)!世界シェアNo,1のCardoはEICMAブースも大きくて華やか!

 

▲ Cardoブースの一部

 

Cardoは今回のEICMAでMESH BOOST(メッシュブースト)という新機能の追加を発表しました。

 

▲ 2025年に追加予定となる5つの新機能があります

 

MESH BOOSTの予定される新機能は(下記)

 

1       31ライダーズ(31RIDERS)

接続台数が従来の15台から31台まで拡大。

 

2       パブリック メッシュ(PUBLIC MESH)

これまでのメッシュ接続はグルーピングした相手とのみ通話可能でしたが、従来通りの非公開(CLOSE)か、今回新たに追加される公開(PUBLIC)を選択することでグルーピング接続をせずにPACKTALKシリーズ同士で自動的に繋がるようになります。

 

3       セルラー インターコム(CELLULAR INTERCOM)

Cardoコネクトアプリを通じて、VoIP(インターネット電話)機能を追加します。BluetoothやDMCの接続に加えて、距離無制限のVoIP通話も可能。これによりインカム通信圏外のライダー同士でも通話ができます。※通信料金については、スマートフォンの通信キャリアによって異なります。

 

4       プライベート チャット+(PRIVATE CHAT+)

従来のグループ内プライベート チャット機能の一対一通話から、複数相手を選択できるようになりました。(仮に15人のグループなら、サブグループに指定できるのは14人まで)

 

5       リモート グルーピング(REMOTE GROUPING)

ツーリングなどで仲間同士集合する前に、オンラインで事前にグルーピング設定をすることがで

きます。

 

(以上)

これら新機能は、現行のCardo×DMC(ダイナミックメッシュコミュニケーション)搭載モデルに対応し、機器のソフトウェアアップデートで簡単にインストールすることができます。MESH BOOSTについての今後の情報は、Cardoジャパン公式X(旧:Twitter)などでお知らせされる予定、とのこと。楽しみですね!

 

▲ CardoのMESH BOOSTに乞うご期待!

 

さて、今回ご紹介したEICMAレポートその2ですが、コラムでご紹介できなかったその他たくさんの車両や展示は、私のYouTubeチャンネル【あみTV】でご覧いただけますので、このあとぜひご覧ください!

 

今回のEICMAも、来る2025年が楽しみになるニューフェイスばかり、世界的にも二輪業界の活気の良さ感じられたEICMA2024でした。本レポートが、みなさまの楽しいバイクライフの一助になれたら幸いです。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

それではまた、次のコラムでお会いしましょう!

 

<動画もみてね!>

YouTube あみTV

◆    EICMA2024(ミラノショー)レポート2

 

<関連リンク>

◆    EICMA2024(ミラノショー)レポート1

 

制作・協力

<プロフィール>木村亜美

東京出身、タレント・ライター・YouTuber。

雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。

所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、Can-Am Spyder F3 Limitedなど。

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